解決版「アキレスと亀の競争」の解答
アキレスの一歩が50㎝、亀の一歩が5㎝。
共に一歩つづの出して着地する間隔は同じ。
亀のスタートは、アキレスより100mゴール近く先から~
前回の考察結果~
アキレスと亀ともに「223歩」歩いた時点で、アキレスが亀を追い越した。
最終的な二人の走行距離の差は、
アキレスの走行距離は、0.5m(50㎝)×223歩=111.5m。
亀の走行距離は、0.05m(5㎝)×223歩=11.15m。
(アキレス)「111.5m」-「11.15m」(亀)=(その差)100.35m。
亀のスタートは、アキレスより100m手前なので…
アキレスは、223歩目で、亀を「35㎝」追い抜いた地点に着地。
しかし、求める回答は、アキレスは亀に「追いつけるか」?なので…
その解答は、アキレスは、222歩目を亀の真後ろから亀を狙って蹴り出す事。
そして「その足で前にいる亀を蹴飛ばした時=追いついた時」が正解であろう。
従って、アキレスの最後の一歩が~
亀に命中すれば「追いつけた」!
外れたら「追いつけずに追い越した」となろう。
まだ数学が未完の時代に、この問題を数学的に解くには無理があろう。
だから、上記のように算数的に解けばよい!
ここで…問題は、A地点からB地点かの「間隔・距離」は目測可能。
しかし、そのA地点からB地点の移動時の間「時間」は測定は当時では至難。
だから「一歩の蹴り上げて⇒着地の間隔」を同じor関係を仮定して始める。
アキレスの一歩に対して亀が二歩(三歩、四歩…)でもOK。
それは、哲学上の「空間と時間」という大問題であろう。
空間とは、物質・物体の存在が確認できて、初めて現象するモノ。
物質・物体のない空間は、人間には認識不能。
何故なら、人間の存在が「空間を認識している」。
逆に書くなら、人間の存在しない空間を問う事は無意味。
「時間」とは、あるモノの変化・運動を基準にして決めるモノ。
例えば、小学生の国語の教科書に載っている「ゾウとアリの時間」のように…
人類だけが、人類共通の「時・時間」を創出している事に…
果たして、何人の者が、感覚・自覚しているのだろうか…
また、当然に、人類共通?(一つとは言い難いが…)の「距離」の創出も…