腐肉食者です。
ここケニア でも問題になっているハゲワシの毒殺。それは肉食獣と人間との軋轢(家畜の被害)や密猟者がハゲワシの飛翔で存在が露見してしまうことへの対処(密猟者が狩ったゾウなどに毒を仕込む)などが原因です。
ハゲワシの数は急激に減っています。アフリカ11種のハゲワシのうち4種が絶滅危惧種レッドリスト1A(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)。
ハゲワシのイメージは決していいものではありません。人間社会の利権に群れるハゲワシのような奴とか、汚れた所を好むイメージがあります。ところがハゲワシは伝染病などの蔓延を防ぎ、自然環境を清潔に保つ重要な役割を担っています。ハゲワシなどの腐肉食者がいなくなれば地球は大変なことになるのは目に見えています。「かわいい」と思うものの危機には人間は敏感ですが「可愛くない」と思うものには冷淡なのではないかと思えてしまいます。
ハゲワシを好きだという人はあまりいないかもしれませんが「愛すべき生き物」のひとつだと認識してほしいものです。
別の猛禽「ブラックブレストスネークイーグル」
別の猛禽。名前は分かりませんが小型の猛禽です。ノスリとかチョウゲンボウとかの仲間でしょうか。