風と水の記憶 Mitsuhiro's Photo Page/ 田谷光宏

日常のこと。旅先のこと。生き物達のこと。つれづれを写真と一緒に。

高崎市役所と高崎城趾のお堀。

2019-10-27 00:35:06 | 日記
慶長3年(1598)井伊直政によって築城された高崎城趾に残るお堀と高崎市役所。

昔の話です。
自分が中学生の時(通った中学はこの城趾内にありました。今では市役所が建っています。)このお堀で時々釣りをしました。もちろんお堀で釣りをするのは禁止されています。お堀には小さなモロコやタナゴ、フナ、コイ、ナマズなどが生息していました。まだ子供だということで見回りに来ているお巡りさんも目こぼしをしてくれました。時には後ろに立って自分の釣りを見て「何が釣れるの」などと話しかけてもくれました。
釣りの狙いはフナと小型のコイ。小さな魚は釣ってもつまらないし、大きなコイはとても釣れない。(50cmを超え1m近いものもいました)ので適当に面白いフナが標的。餌はミミズ。浮にまず当たりが出るのはモロコなどの小魚。その当たりには手を出さず辛抱していると浮きが大きく消し込むか横に走る。これが本命の当たり。合わせると20cmから30cm近いフナが釣れました。当時でもお堀で釣りをする人間などいませんでした。いけないことです。反省します。が、楽しかった!!

夕陽の高崎市役所。

市役所横に「高崎公園」があります。桜の名所でもあり眼下には烏川が流れ観音山が見渡せます。下の写真は高崎公園内に立っているタヌキの石像。この狸、妖怪。昔、この公園は葦原が広がる人気のない原っぱでしたが烏川に抜ける近道でもありました。烏川で魚を釣った村人が夕暮れに早く家に戻ろうとこの葦原を通ると、この化け狸が現れて「魚籠ごと置いてけ。」と釣り人を脅し、魚を取ってしまった、という言い伝えがあります。

高崎公園から観音山を臨む。夜空に浮かぶ高崎観音はちょっと不気味。幼い頃、何度この観音様が襲ってくる恐ろしい夢を見たことか。子供に恐怖を与える高崎のシンボル。

コメント
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