東南アラスカの風景です。州都ジュノーから船を出しての旅をした時のものです。
アラスカは1867年、ロシアからアメリカ合衆国に720万ドルで売却されました。日本の約4倍の面積の中に73万人の人が暮らしています。広大な土地なので気候や生態系も多様です。北部は北極圏ですので氷の世界が広がりますが、アラスカ湾のような南部ではツガやトウヒが海岸線まで迫る景色がこの画のようなアラスカ。内陸部はデナリを筆頭に起伏に富んだ地形が続きます。
この東南アラスカの夏の海を幾たびか訪れました。海には鯨類や海獣、海鳥。陸にはヒグマや多くの生き物たち。温泉が湧き、カニやエビの海産物は目の前の海に。氷河が海に砕け落ち、晴れた夜にはオーロラが舞います。朝はハクトウワシの声で目が覚め、夜はザトウクジラの噴気の音を聴きながら眠りにつきました。