30年も前に一頻り量子力学の本を読んだ事があります。当時は面白いところもあったのだけれど、概ねピンときませんでした。分からなかったと言ってもいいのだけれど、心が躍った部分もあって、それでもほとんど理解しないまま。何と言っても感覚が伴わなくて、己の頭の悪さを呪って終わったのでした。
時間が経って「もしかしたら歳をとって少しは感覚がついていけるかもしれない。」などと愚かにも考えて読み始めたこの本。
初心者にも分かりやすいように、それでも核心は外さず、そんな配慮が伺える内容になっています。昔のような拒否反応は無くなっていました。少しだけ頭が柔らかくなったのか、いい加減になったのか。
しかしこの本、何度か読み直さないといけないと思うのは、やはり頭の悪さと集中力の欠如が起因しているもののようです。初心者用に易しく優しく書かれているものだということは分かっているのですが・・・
でも、面白い!