「野の草に」戯れる その4 犬芥子(イヌガラシ)、続・犬酸漿(イヌホウズキ)

2021-12-09 11:37:44 | 花や風景など
相変わらずです、歩けば「花」に当たる…
色イロイロとはいきませんが、道端や畔の小さな花が目に留まります。
「野の花ってこんな仕組みになってるんやぁ」とか、
「雑草と言えどもなかなか可愛いやん」とか、まさか
このいい年になって気付かされるとは…
今までどこ見て歩いてたんやろ?って思います

木興の田園では、米の種類にもよりそうですが、一番遅い稲刈りも9月には終わり、
「麦」の後の大豆も最初は青々して瑞々しそうたと思っていたら、
いつの間にか葉っぱも鞘も茶色くなって、「これぞ大豆!」となり、
刈り取りの季節になりました。
納豆になるのか豆腐になるのか、醤油なのかわからねど、
農産物の一生を見てたような気がします。

そんな田園の四季の変化を見ながら、
畦道に可愛い小さな花を見つけては、持ち帰って、
食卓の上に何度飾ったことか(笑)。

さすがに冬になって雑草たちの元気もなくなってきた気がしますが、
そんな中でも可愛い花を咲かせている子たちはいるんですよ…

先ず、「犬芥子(イヌガラシ)」(アブラナ科イヌガラシ属
以前にも「犬酸漿(イヌホオズキ)」をご紹介したことがあるんですが、
植物名に『イヌ』がつくのは『残念なという意味らしいとお伝えしました。
今回も『イヌ』が付きます、
  採取日:2021/11/11
同じアブラナ科のカラシナ(芥子・マスタード)に似ているけど、
小ぶりで辛くないからイヌガラシ!とか、
辛くないマスタードだから「役に立たないカラシ」、と言われるとか…
 「雑草の花図鑑」より
でもね、よく見ると
花が咲いた後には、「実」ができて、それが伸びて、
乾燥したら、マスタードそっくりのツブツブになるらしいよ、
(以下採取日:2021/12/4)
   
大豆の様に、完全乾燥した「実」になるのを見届けたい気分になってきます。
 木興の大豆畑

そして、「続編・犬酸漿」(ナス科ナス属
「花」から「実」になり、それが「茄子」となる…
過去ログ「野の草に戯れる、その3」(上記リンク済み)では、
緑色の小さいツブツブまでは写真に撮っていたのですが、

この時は、これが「茄子」になるとはどうしても思えなくって
その後の成長具合を見たいなと思っていたら、草刈りされちゃってて、
ワタシの記憶から遠ざかっていたのです。

ところが、先日(12/5)所用で小田カルバート辺を歩いていたら、
たまたま、というか偶然見つけました!!
しっかりと「実=なすび」になっている様を…(この時は見た!だけ
その発見が嬉しくて後日、採取しに行った次第。
雑草に興奮するワタシもなんなんだけど  

花の色が薄紫なので「アメリカイヌホオズキ」らしい
 「雑草の花図鑑」より
まぁこんな感じです↓
  

  実の直径は7~8mmくらい
紫の「花」、艶っぽい緑色の「実」、艶消しの黒!の「なすび」(笑)。
この熟した黒い実は、鳥さんが食べてタネを運ぶそうです…

では、次回は「仏の座」など、紫系で
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