今回は「木興の田園の雑草たち」の出番です。
ハルジオンやシロツメクサは堂々と一面に咲き誇る田園地帯。
田植えの終わった畔道でまだまだ水が必要な時期、
水路を流れる水の音を聞きつつ、雑草を見ながら歩くのもなかなか妙。
国道368号線の横に「往古川(オモガワ=木津川支流)」という川があります。
市街地の生活雑排水が流れ込む川ですが、地域住民の努力によりきれいな流れになりました。
昔は濁っていたし、悪臭もあり、何故か泡立ち、色も着いていたとか、聞いたことがあります。
随分前に、生活排水も「台所から綺麗に流そう!」とゴミネットを使い、
「往古川クリーン作戦」のおかげもあって、気持ちよく歩ける土手になりました。
今は、まったく匂わず、橋を渡る時に川を覗きますがほんと綺麗です。
いつ行っても散歩の人に出会い、なかにはワンちゃんと一緒の方も…
この「往古川の土手」伝いに歩いて田園風景を眺めつつ、
時折、そのまま「長田橋」まで歩くこともあります(笑)。
雑草の宝庫なので…
その「往古川土手」で、見つけた雑草のはなし。
ワタシにとっての「新種2種」、今まで見たことがなく(多分、見落としていたかな?)、
名前もわからない
ひとつは「紫」の花。色に惹かれ、何かの花に似ているなぁと、
車内で撮影
この時点で「桔梗の花」に似ているな、とは思いましたけど…
「雑草図鑑」で調べます。(正しくは「美しき小さな雑草の花図鑑」全2巻 )
「桔梗草:キキョウソウ」キキョウ科キキョウソウ属
5~7月、1年草のようです。
≪秋の七草のキキョウに似て小さな花が段になってだんだん咲きます。
故郷の北アメリカから観賞用に連れてこられて日本各地に住み着きました。
かわいい花をよく見ると、表情が途中で変化しています。
咲き始めはめしべの先が閉じていて、そのあと3つに開くのです。
なぜこんなことをと思いますが、 これは自分の花粉で受粉しないため。
虫が運んでくるほかの花の花粉を積極的に受け取ることで、
近親交配を避けているのです。≫
「めしべ閉じ」状態
「めしべ3つに開く」
≪花が咲くとまずおしべが花粉を出します。このときめしべは閉じています。
花粉がなくなるころにめしべが開いて受粉します。≫
直径2cm前後の可愛小さな桔梗です。
もひとつは、白くてレース模様のようで、めっちゃ小さい花の集合体。
小さすぎて焦点がなかなか合いません
うまく撮れないので鉛筆を置いてみました…(苦肉の策)
(説明入り)
この「実」になるところ、細かい毛がびっしり!
「実」になったとき、小さなトゲトゲになって、
「ひっつき虫」になるんですって
こんなに可愛い花なのに、なんでこんな名前がつけられたのか?
古くは「牧野日本植物図鑑」にも掲載されているのですが、やっぱりこの名前(当たり前ヤケド)
その名は「藪虱:ヤブジラミ」セリ科ヤブジラミ属
6~7月、越年草
≪セリ科の花は、小さな花が多数集まって円陣を組み、
遠目にも目立つ美しい花の文様をつくります。
白い花に惹かれて、甲虫やハナアブ、ハエなど、多種多様な虫が集まります。
1個の花から2個の実ができるのもセリ科の花の特徴です。
ヤブジラミの実はトゲトゲの2個セットで、真夏に熟し、人や動物にくっついて運ばれ※ます。
なかまのオヤブジラミは春に咲き、花や実に長めの柄があります。≫
名前の由来はやっぱり「ひっつき虫」といわれるこの「実」が、
(見たことないけど)「シラミ」のように見えるからかしらん??(我が家の会話より)
もう一度載せますが、花びらは💛型5枚組。
≪小さな花が寄り集まり、幾何学でいう『フラクタル構造』※を作って、
虫にアピール≫するんですって。
一つの小さな集合体で約1cm~1.5cmくらいの大きさなので、
たった一つの花ならミリ単位の大きさになります。
ワタシ「同じ形の花がいくつか集まってるらしい、幾何学にあるって…」
(咄嗟に名前が出てこない )
長女「あぁ、フラクタルね。そういえばそう見えるねぇ」とアッサリ撃沈されるワタシ。
また、数学用語が出てきました、「ふぃぼなっち」やら「ふらくたる」やら、
知らないことだらけの「野の花」でした。始まりは「狗尾草」(笑)。
昨夏ごろから「雑草」に魅入られて、探す楽しみが増え、
持って帰ってしまった「ひっつき虫」取りに苦労しつつも、
それでもまた、探しに行くんだろうなぁ…
ではまた
追記「ひっつき虫」のこと、「変ダネ!すごいんダネ!」って…載ってました!
植物たちが「なかまを増やす」ために、ワタシら人間も使われていたのね
もとい「協働作業」してたのね(笑)。
ハルジオンやシロツメクサは堂々と一面に咲き誇る田園地帯。
田植えの終わった畔道でまだまだ水が必要な時期、
水路を流れる水の音を聞きつつ、雑草を見ながら歩くのもなかなか妙。
国道368号線の横に「往古川(オモガワ=木津川支流)」という川があります。
市街地の生活雑排水が流れ込む川ですが、地域住民の努力によりきれいな流れになりました。
昔は濁っていたし、悪臭もあり、何故か泡立ち、色も着いていたとか、聞いたことがあります。
随分前に、生活排水も「台所から綺麗に流そう!」とゴミネットを使い、
「往古川クリーン作戦」のおかげもあって、気持ちよく歩ける土手になりました。
今は、まったく匂わず、橋を渡る時に川を覗きますがほんと綺麗です。
いつ行っても散歩の人に出会い、なかにはワンちゃんと一緒の方も…
この「往古川の土手」伝いに歩いて田園風景を眺めつつ、
時折、そのまま「長田橋」まで歩くこともあります(笑)。
雑草の宝庫なので…
その「往古川土手」で、見つけた雑草のはなし。
ワタシにとっての「新種2種」、今まで見たことがなく(多分、見落としていたかな?)、
名前もわからない
ひとつは「紫」の花。色に惹かれ、何かの花に似ているなぁと、
車内で撮影
この時点で「桔梗の花」に似ているな、とは思いましたけど…
「雑草図鑑」で調べます。(正しくは「美しき小さな雑草の花図鑑」全2巻 )
「桔梗草:キキョウソウ」キキョウ科キキョウソウ属
5~7月、1年草のようです。
≪秋の七草のキキョウに似て小さな花が段になってだんだん咲きます。
故郷の北アメリカから観賞用に連れてこられて日本各地に住み着きました。
かわいい花をよく見ると、表情が途中で変化しています。
咲き始めはめしべの先が閉じていて、そのあと3つに開くのです。
なぜこんなことをと思いますが、 これは自分の花粉で受粉しないため。
虫が運んでくるほかの花の花粉を積極的に受け取ることで、
近親交配を避けているのです。≫
「めしべ閉じ」状態
「めしべ3つに開く」
≪花が咲くとまずおしべが花粉を出します。このときめしべは閉じています。
花粉がなくなるころにめしべが開いて受粉します。≫
直径2cm前後の可愛小さな桔梗です。
もひとつは、白くてレース模様のようで、めっちゃ小さい花の集合体。
小さすぎて焦点がなかなか合いません
うまく撮れないので鉛筆を置いてみました…(苦肉の策)
(説明入り)
この「実」になるところ、細かい毛がびっしり!
「実」になったとき、小さなトゲトゲになって、
「ひっつき虫」になるんですって
こんなに可愛い花なのに、なんでこんな名前がつけられたのか?
古くは「牧野日本植物図鑑」にも掲載されているのですが、やっぱりこの名前(当たり前ヤケド)
その名は「藪虱:ヤブジラミ」セリ科ヤブジラミ属
6~7月、越年草
≪セリ科の花は、小さな花が多数集まって円陣を組み、
遠目にも目立つ美しい花の文様をつくります。
白い花に惹かれて、甲虫やハナアブ、ハエなど、多種多様な虫が集まります。
1個の花から2個の実ができるのもセリ科の花の特徴です。
ヤブジラミの実はトゲトゲの2個セットで、真夏に熟し、人や動物にくっついて運ばれ※ます。
なかまのオヤブジラミは春に咲き、花や実に長めの柄があります。≫
名前の由来はやっぱり「ひっつき虫」といわれるこの「実」が、
(見たことないけど)「シラミ」のように見えるからかしらん??(我が家の会話より)
もう一度載せますが、花びらは💛型5枚組。
≪小さな花が寄り集まり、幾何学でいう『フラクタル構造』※を作って、
虫にアピール≫するんですって。
一つの小さな集合体で約1cm~1.5cmくらいの大きさなので、
たった一つの花ならミリ単位の大きさになります。
ワタシ「同じ形の花がいくつか集まってるらしい、幾何学にあるって…」
(咄嗟に名前が出てこない )
長女「あぁ、フラクタルね。そういえばそう見えるねぇ」とアッサリ撃沈されるワタシ。
また、数学用語が出てきました、「ふぃぼなっち」やら「ふらくたる」やら、
知らないことだらけの「野の花」でした。始まりは「狗尾草」(笑)。
昨夏ごろから「雑草」に魅入られて、探す楽しみが増え、
持って帰ってしまった「ひっつき虫」取りに苦労しつつも、
それでもまた、探しに行くんだろうなぁ…
ではまた
追記「ひっつき虫」のこと、「変ダネ!すごいんダネ!」って…載ってました!
植物たちが「なかまを増やす」ために、ワタシら人間も使われていたのね
もとい「協働作業」してたのね(笑)。
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