忍者回廊巡り 真っ最中! その9 宝厳寺(寺脇)・滝仙寺(瀧)

2020-07-05 09:09:19 | 伊賀忍者回廊巡り
下神戸「無量寿福寺」を後にして、寺脇「宝厳寺(自寺HP)」に向かいます。

【宇霧須山吉祥院・宝厳寺
≪青山伊賀衆が集まって評議し、柵を造って要害を築き立て籠もり信長軍を撤退させるも、第二次天正伊賀の乱で焼き払われる。≫
≪文永4年(1267年)創建されており、本山は大和西大寺≫とのこと。


 
石段登る手前の石仏さんと石段

  
石塔などたくさんあります。(一つ一つはワタシには分かりかねますので、すみません)

境内には多くの鉢植えのバラが咲いていたのですが、少し行くのが遅かったので、ごめんなさい写真は撮らなかったのです
もう少し早ければさぞ香しいバラの香りがしていたことでしょう。
このお寺は四季折々多くの種類の花々が咲くようで、お寺のHPをご覧になってから訪問されるのもいいかもしれません。

国指定重要文化財の「十一面観音立像」(見ることができませんでした )や
本尊「子安地蔵菩薩」は小野篁(おののたかむら)作で50年に一度のご開帳だとか、今度はいつでしょう?
天正9年の兵乱に遭い、残る建物は奥の院、護摩堂、鐘楼だけのようです。

また、違う花の季節にも訪れてみたいところです、、、


さて、計画通り進み、大山田方面への峠越えをする道・県道2号線で「妙楽地」から「瀧」へ向かいます。
 看板が出ているので安心です。
☟この坂を途中止まることなく一気に、勢いで登ります。

登り終えたら、すぐに駐車場があるので一安心。

伊賀市瀧の【南岳山滝仙寺(りゅうせんじ)】です
≪真言宗豊山派の寺院で、第一次天正伊賀の乱で滝三河守保義が織田軍を攻め、榊原で柘植三郎兵衛の首級を挙げたが戦死し、実弟の宥海法印(ゆうかいほういん)によって供養される。≫
≪青山連峰の西麓に在り、上津谷の上限にある七堂伽藍の壮麗な禅寺であったが、天正年間の兵火にあい焼失≫
文化財として、「石造九重塔」、「絹本着色大威徳明王画像」、「五鈷杵(ごこしょ)」があるそうです。

私的に前の晩に予習したのは、
〈山門を入ると右手に黒松が2本あり、手前の1本は石垣上部から横になんと27mも枝を伸ばしているということ。
もう1本の方は短くて5mほど。傍には市の文化財の石造九重塔がある〉と。
〈本堂前にはコウヨウザン(広葉杉と書きます)の巨樹があり、江戸時代末期に中国からもたらされたもので、
中国では杉(スギ)といえばこのコウヨウザンのことを指すとのこと。枯れると球果と共に枝ごと落下するので、
樹種がすぐに分かります〉 ふむふむ。

ワタシとしては、この立派な松と杉を確かめに行ったようなもので、本来の「忍者回廊巡り」の目的が
どこかへいっている気がしないわけでもない…
でもまぁ、ワタシの旅はおおむねそんな感じなので(笑)。
でもねぇ、いいものはいい!ですよ、やっぱり。

 
山門と(この時点ではおそらく左に見えるあの高い木が)杉??と青空
境内に入って拝む前にもう(松が)目に入ってしまうので、「お参りが後回しになってしまってはいけないよ!」と己に言い聞かす。

手水の龍さん、親子かな?
  山門と龍さん
お参りを済ませご朱印を頂戴して、さてゆっくり境内を見せていただく。

  
「三重の県木百選」、確かに見慣れた杉とは違う、枝ぶりというか葉が全然違うのです。
説明通り、、、ワタシも御触りしてきました(笑)。

やっぱりここにもいらした「役行者」様


南北朝時代の作といわれる「石造九重塔」


なんだか嬉しい「ぼけない地蔵さん」だとか


さて、一回りしたところで、例の松ですが、どう頑張っても「全景」はなかなか難しい…
 

 
できる限り頑張った「松の全景」と「松の根元」(右)です。
全景の左手前に見える短い方が、次世代の松でしょうかね。

いいものをいっぱい見て、山の風景も絶景だし、お空も綺麗だし、いい旅でした。
今日の長いドライブもそろそろ終わり、あの坂を降りる途中、「あらぁ、こんなところにお地蔵さん」(参道の六地蔵さん)。
登るときは勢いだったので気が付かなったのね、拝ませていただきました「ごめんね、通り過ぎちゃって」。


妙楽地という地区まで戻って、下調べ通りの林道を通って「滝川ダム」経由で帰路に着きました。
「滝川ダム」にこだわるなぁと思われそうですが、伊賀の城下町から15分ほどで行けるところにダムがある!
ということで好きなんですね、はい。
つつじが満開のころ、5/17の滝川ダムです(おまけデス)
  

お読みいただきありがとうございます、またまた長くなってしまいました…

でも、まだつづく









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