この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

このミステリーがすごい!2017年版と『涙香迷宮』、それと…。

2016-12-10 20:29:32 | 読書
 このミステリーがすごい!2017年版を買いました(以下このミス)。
 最近は、森見登美彦や乙一など、よほど贔屓の作家の新刊しか買わなくなってしまったのですが、このミスは自分にとって年末の風物詩のようなものなんですよねぇ。

 さてこのミス2017年版の国内編第一位は『涙香迷宮』という作品なのですが、なぜか今手元にあります。
 このミスを見て買ったわけではないですよ。二ヶ月ほど前に天神に行ったときに買いました。
 何だよ、贔屓の作家の新刊しか買わないんじゃないのかよ!それとも作者の竹本健治が贔屓の作家なのかよ!とツッコミを入れる方もいるかもしれませんが(いないとは思いますが)、購入したのには理由があって、それは尊敬する折り紙作家の前川淳さんのブログでこの本が絶賛されていたので、これは買わねばなるまい!と思ったからです。

 
   

 購入から2ヶ月が過ぎ、『涙香迷宮』を何ページ読んだかというと、、、答えは0ページ。
 なぜ1ページも読んでないかというと、実は同じ日にもう一冊ミステリー小説を買ったんですよね…。


   

 同じ日に買ったもう一冊のミステリー小説とは七河迦南著、『私の隣りの王国』です。

 自分はこの作者の『アルバトロスは羽ばたかない』という作品がすっごく好きなんですよね。作品の雰囲気も好きなのですが、この作品のトリックには驚天動地しました。
 ただ、最後に作品を発表してからまるで音沙汰がなかったので、七河迦南は作家を引退してしまったのかと思ってました。
 それが今年になって4年ぶりに新作を出すと聞くに及び、ヤッホー!と小躍りしましたよ。発売日(の週の土曜日)に天神まで出かけて買い求めました(『涙香迷宮』はそのついで)。
 早速読み始めたのですが、、、これがもうまったく面白くなくて。今、200ページぐらいまで読んだんですど、1行たりとも面白くない。笑。
 作品の世界観やキャラクターにまったく魅力を感じないし、お話自体も本当につまらない。何より文章が読みにくくなってる。なぜだ、前作を読んだ際は露ほどもそんなこと思わなかったのに。
 自分はこんな作品を何年も待ち続けたのかと思うと悲しくなりましたよ。

 とはいえ、200ページぐらいは読んでいるわけで、残り200ページも頑張って読むべきなのだろうかと思案中です。
 しかし面白いとまったく思えない小説をさらに200ページ読むのって苦行でしかないよなぁ。
 皆さんは、購入した本が面白くなかった場合、どれぐらいで読むのを止めますか?
コメント
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