この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

夏の終わりにホラー映画を…。

2024-09-03 22:05:11 | 日常
 ホラー映画が好きです。
 なぜホラー映画が好きなのか?
 ホラー映画にはホラー映画にしかない感動や衝撃があると思っているからです。
 ホラー映画で感動する?と思われる方がいるかもしれませんが、しますよ、ホラー映画を見て感動することはフツーにあります。
 一番わかりやすい例だとやっぱり『シックス・センス』かな。
 あと個人的には『マロ―ボーン家の掟』や『ゴーストランドの惨劇』、『ヒルズ・ハブ・アイズ』などでも感動しましたよ(具体的にどのシーンで感動したかは割愛しますが)。
 自分にとってホラー映画は怖くて当たり前、怖い上に何かしらプラスアルファがないと物足らないですね。
 プラスアルファは感動でも衝撃でも笑いでもいいです(ホラー映画と笑いの相性は決して悪くはないですよ)。
 その作品にしかない、何かですね。

 ホラー映画は怖くて当たり前、と書きました。
 それって当たり前のことであるはずなのですが、最近はホラー映画を見ても怖いと思うことはあまりなくなりました。
 鑑賞後、「恐怖」が残ることも稀です。
 予想外のところから殺人鬼が出てきたらビックリしますし、グロいシーンではグロいなとは思います。
 でもそれって「怖い」というのとは別の感情ですよね。
 そのことがわかっていないホラー映画監督も多いように見受けられます。

 鑑賞後、「恐怖」が残ることは稀だと書きました。
 それは嘘ではないのですが、どのホラー映画も見る前は怖いんですよ。
 このホラー映画は想像を絶する恐怖を味わわせるのではないか、と思ってしまうのです(どうでもいいですが「味わう」という動詞の活用って難しいですよね)。
 
 前置きが長くなりましたが、中古DVDで購入して鑑賞が先送りになっていた『女優霊』をよーやく見ました。
 監督は『リング』の中田秀夫で、本作は中田監督の商業デビュー作です。
 とにかく怖いと評判の作品で、なかなか見ようという気になれなかったのですが、ホラー映画といえばやはり夏なので(なぜだろう?)、夏が終わる前に見ることにした次第です。

 見始めて最初に「おぉ」と思ったのはまず大杉漣が出ていたことですね。
 亡くなったのかどうか、パッとはよくわからない俳優が誰にでも一人や二人いると思いますが、自分にとって大杉漣がまさにそうで、思わず「久しぶり」って思っちゃいました(思わず思った?)。
 全体的に丁寧に作られているという印象で、作中作の戦時ものはそのまま映画になりそうだと思いました。
 しかし肝心の怖さはというと、いつ怖くなるのだろうと思いながら見ていたら、いつの間にか終わってしまったって感じで、ちょっと肩透かしでした。
 まぁ20年以上前の作品だし、そんなものかもしれません。

 話は全然変わりますが、先日台風10号が九州を通過した夜、部屋の中に人がいる気配がしました。
 窓は雨戸を締め切っていたし、人がいるわけはないのですが、あれって台風で家が揺れたからとかそういう理由ですかねぇ。
 皆さんはそういう経験はありますか?
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