フェデ・アルバレス監督、ケイリー・スピーニー主演、『エイリアン ロムルス』、9/7、イオンシネマ福岡にて鑑賞(無料クーポンにて)。2024年38本目。
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映画好きでリドリー・スコット監督の『エイリアン』、及びジェームス・キャメロン監督の『エイリアン2』を見たことがないという人はいないんじゃないでしょうか(別にいてもいいんだけど、それはすごく勿体ない)。
本当に良いものはどれほどの時を経てもその面白さが損なわれることはないですよね。
ただ、デザインは、H・R・ギーガーのデザインした「エイリアン」のヴィジュアルは現代でもそのまま通用するのですが、宇宙船の内部やコクピットのデザインなどは今の視点で見るとダサい部分があります。
でもそれは仕方ないんですよ。
イマジネーションの限界という奴でしょう。
1970年代では未来の宇宙船のイメージってあんなものだったってことですよね。
さて、四半世紀の時を経て、『エイリアン』の正当な続編である『エイリアン ロムルス』が作られました。
監督のアルバレスも大変だったと思います。
ストーリーもそうですが、デザインをどうするか。
例えば今の視点で宇宙船をイメージすると『エイリアン』のノストロモ号のそれよりも洗練されていて、もっと流線型のデザインになると思います。
モニターも空中に浮かび上がるようなタイプのものになるでしょう。
『エイリアン ロムルス』の未来って一部未来的ではないんですよね。
でもそれは仕方のないことだと思います。
だって『エイリアン ロムルス』は『エイリアン』の続編なのですから、デザインやSF的な設定は『エイリアン』のそれを継承するしかないわけです。
自分はそれで納得し、満足していますが、納得していない人もいるようです。
例えば、アンドロイドがアップデートするのに一々チップの入れ替えはしないなんかしないだろうとか、そういうことを言っている人がいます。
自分も未来において人間型アンドロイドが誕生したらアップデートするのにあんなやり方はしないだろうとは思います。
ただ、『エイリアン』の世界ではするんですよ。
なぜならそれが『エイリアン』だから(としか言いようがない)。
同じように監視カメラの映像がやたら不鮮明だったり、モニターの解像度がやたら低かったりするのもやはりそれが『エイリアン』だからという理由で納得するしかないと思うのです(宇宙船のカメラやモニターの映像が見えにくいということは現実的にはありえないとは思う)。
そういうところから一々考えなくちゃいけなかったアルバレスも大変だったろうなと想像されます。
もちろん大変だったと想像されるから、作品の評価に手心を加えるなんてことはしません。
『エイリアン ロムルス』、充分面白かったです。
ただ、、、『エイリアン』があまりにもすごすぎるんですよね。
『エイリアン ロムルス』も100点満点で80点ぐらいの点数はつけられるのですが、『エイリアン』が100点満点で200点ぐらいの作品だから、比べるとどうしたって物足りないというか。
そんなわけで『エイリアン ロムルス』は『エイリアン』を高く評価する人には物足りないし、『エイリアン』を知らない人にはデザインやSF的な設定が古臭く思えるという何だか不遇の作品なのです。
自分は面白いと思いましたが…。
お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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映画好きでリドリー・スコット監督の『エイリアン』、及びジェームス・キャメロン監督の『エイリアン2』を見たことがないという人はいないんじゃないでしょうか(別にいてもいいんだけど、それはすごく勿体ない)。
本当に良いものはどれほどの時を経てもその面白さが損なわれることはないですよね。
ただ、デザインは、H・R・ギーガーのデザインした「エイリアン」のヴィジュアルは現代でもそのまま通用するのですが、宇宙船の内部やコクピットのデザインなどは今の視点で見るとダサい部分があります。
でもそれは仕方ないんですよ。
イマジネーションの限界という奴でしょう。
1970年代では未来の宇宙船のイメージってあんなものだったってことですよね。
さて、四半世紀の時を経て、『エイリアン』の正当な続編である『エイリアン ロムルス』が作られました。
監督のアルバレスも大変だったと思います。
ストーリーもそうですが、デザインをどうするか。
例えば今の視点で宇宙船をイメージすると『エイリアン』のノストロモ号のそれよりも洗練されていて、もっと流線型のデザインになると思います。
モニターも空中に浮かび上がるようなタイプのものになるでしょう。
『エイリアン ロムルス』の未来って一部未来的ではないんですよね。
でもそれは仕方のないことだと思います。
だって『エイリアン ロムルス』は『エイリアン』の続編なのですから、デザインやSF的な設定は『エイリアン』のそれを継承するしかないわけです。
自分はそれで納得し、満足していますが、納得していない人もいるようです。
例えば、アンドロイドがアップデートするのに一々チップの入れ替えはしないなんかしないだろうとか、そういうことを言っている人がいます。
自分も未来において人間型アンドロイドが誕生したらアップデートするのにあんなやり方はしないだろうとは思います。
ただ、『エイリアン』の世界ではするんですよ。
なぜならそれが『エイリアン』だから(としか言いようがない)。
同じように監視カメラの映像がやたら不鮮明だったり、モニターの解像度がやたら低かったりするのもやはりそれが『エイリアン』だからという理由で納得するしかないと思うのです(宇宙船のカメラやモニターの映像が見えにくいということは現実的にはありえないとは思う)。
そういうところから一々考えなくちゃいけなかったアルバレスも大変だったろうなと想像されます。
もちろん大変だったと想像されるから、作品の評価に手心を加えるなんてことはしません。
『エイリアン ロムルス』、充分面白かったです。
ただ、、、『エイリアン』があまりにもすごすぎるんですよね。
『エイリアン ロムルス』も100点満点で80点ぐらいの点数はつけられるのですが、『エイリアン』が100点満点で200点ぐらいの作品だから、比べるとどうしたって物足りないというか。
そんなわけで『エイリアン ロムルス』は『エイリアン』を高く評価する人には物足りないし、『エイリアン』を知らない人にはデザインやSF的な設定が古臭く思えるという何だか不遇の作品なのです。
自分は面白いと思いましたが…。
お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
もちろん私は、リドリー・スコットの「エイリアン」もジェームス・キャメロン「エイリアン2」も観ました。
「ロムルス」はとりあえず合格ですが、この映画「1」と「2」の劣化コピーで1本の映画ができたという感じですね。
一番ダメなのはヒロイン。ケイリー・スピーニー。シーガニー・ウィーバーと比べると迫力不足は否めません。
アンドロイドのアンディのチップを抜き差しする件。私は気になりませんでした。ああすることでアンディのキャラが変わったのが映像的に判るわけです。映画の演出ではありですね。宇宙戦艦ヤマトで煙がたなびくのも、スターウォーズで戦闘機が音を立てて飛ぶのもレーザーが見えるのも、本当は宇宙空間ではありえません。映画的な演出なんですね。無音、レーザーも煙も見えない宇宙の戦闘シーンは面白くないですね。アンドロイドの更新も無線でダウンロードされたんじゃ客は判りません。
細かいところまではよくわかりませんが、「3」と「4」からもいろいろパクっちゃってるみたいですよ。
ここまでくるとある意味才能かもしれないなって思います。
アンディのアップロードの件もその通りだと思います。
自分も映画を見るときはしばしば細かいところにツッコミを入れますが、たまに「え、そんなところが気になるんだ?」という人がいて、世の中って広いなぁって思っちゃいますね。