海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

スマホ以外の携帯を見なくなった上海

2015-01-25 | 写真日記

タクシーの中から

 

ここ数年上海で街歩きをしている時に、スマートフォン以外の携帯電話を使っている人を発見する事が難しくなってきた。ところが、日本に戻るとガラケーユーザーも多く、特に地方ではそれが結構多い。これは、日本に旅した中国人も驚いていて、日本人の多くがスマホでなく折畳みの携帯を使っている人が多いのが不思議らしい。

私に質問した中国人には、日本でのデータ通信料や二年縛りの話やスマホを必要としてない人の話もしたが、日本独特のルールにちょっと呆れていた。また、その中国人は2年ほど前に日本に行った事があり、当時日本のwifiの少なさに困り果てたようで、今のwifiの現状も聞かれたのだが、努力はしているようだが大して進化はしてないと伝えておいた。

最近は日本に観光に行く外国人が増えているが、スマホを使うのが当たり前の外国人にとって、日本はsimカードの販売システムやwifi環境の整備遅れなど通信後進国といってもおかしくない。外国人向けにコンビニで使い捨てsimを普通に売るようになれば良いのにと思うのだが、何でも規制ガチガチの日本では難しいのかもしれないな。

☆ミラーレスのピーキング機能のおかげで、古いMFのレンズを使っても、ほとんどピンボケが無くなった。

Fujinon 50mm f1.4   X-T1

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日本を出ると女の方が強いのかも

2015-01-24 | 写真日記

画像はwebから勝手にいただきました

 

朝起きてMacをネットに繋げメールチェックした後にニュースなどをチェックするのだが、その後webコミックの「インドでギャバクラ始めました」を毎日必ず読んでいた。でも昨日で連載終了。この連載が始まった頃、FBなどで色々と批判する人も多かった。私の勝手な推測だが、そういう人たちはまずこの舞台となった店に行った事も無いだろうし、すべての事に対して経験値が少なく勘と嗅覚の衰えた人達の上から目線だと思っている。

これは、上海でも同じことで、上海の日本村(古北方面)からほとんど外に出ないチュー妻(旦那の駐在で一緒に来た妻)にとても多い。何度か仕事で日本人しか住んでないマンションに行った事があるが、そこで聞こえてくる井戸端会議の内容は、完全に日本の封建的な村社会と同じレベルだったので唖然とした事があった。しかも、その狭い温室世界に派閥争いもあるようで、一部のチュー妻達は外に出る時もその派閥で行動する事もあるそうだ。これは、上海に限った事ではなく他のアジアの国でもよくある話。

まぁ、そんな事はどうでもよいのだが、どうも最近の日本人は女の方が行動力があるようで、上海にフラッと来てみましたという人に何人も会ったし、そのまま住んでますという人も結構多い。そして、住みながら何とか臨機応変に対応して生きている人も圧倒的に女性が多い。一方、日本人の男は根付かずに結局短期で諦めて日本に戻る人や、考えた末に辞めましたという人の方が圧倒的に多かった。(駐在でなく単独で来た人達の話ね)

これは、とあるネットの連載に書かれていたのだが、「過去を引きずるのが男で、過去を断ち切るのが女の基本脳」という事を書いてあったのだが、そう考えると納得できる部分は多い。

この「インドでキャバクラ始めました」の作者である沼津マリーという人の生き方は、行き当たりばったり風だが決断力は抜群で、たった一人で困難をサラリと流し臨機応変に生きて経験値を積み重ねている様は頼もしい。こんなの、現地のチュー妻どもには永遠にわからんだろうな。

この漫画、昨日が最終回だったが、「私大抵のことは何とかなるってインドで分かったから」というセリフの通り、これをいかに若い時に経験して身につけるかどうかで、その後の人生は大きく変わると思う。そういえば、2年ほど前に出た漫画「なんで私が中国に」の著者の日野トミーも女性。

作者の沼津マリーはまだ24歳という若さなので、これからが楽しみで次回作に期待。

興味がある人は、単行本も出ているので、第1巻から読む事をお勧めする。↓

http://www.amazon.co.jp/インドでキャバクラ始めました-笑-1-ワイドKC-モーニング/dp/4063883787

一部ネットでも立ち読みできる→ http://www.moae.jp/comic/indodekyabakura/0

 

 

 

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Fujinon 50mm f1.4 M42マウント

2015-01-23 | 写真日記

このレンズのアンバー色は、黄変ではなくコーティングの色 

今年に入ってからずっとFujinon 50mm f1.4(M42)X-T1に付けて使っている。このFujinon 50mm f1.4は、1970年に販売されたFUJICA ST701の標準レンズとして2年間販売された。約45年前に製造されたこのレンズは、M42マウントでコーティングはモノコート。その2年後には同じM42マウントだが開放測光用の爪付きになったのでSTマウントと呼び名が変わり、後にフジ独自のEBC(多層膜)コーティング仕様となる。

今はカメラにズームレンズが標準装備されセット販売されているのが普通だが、昔は50mmから58mmの間が標準レンズとしてセット販売されていた時代が長かったので、カメラメーカー各社はこの標準レンズの設計には力が入っていた。なので、アトムレンズと言われているレンズに標準レンズが多いのは何となくうなずける。アトムレンズといえば、ペンタックスのTakumar50mmが有名だが、このFujinonも同じアトムレンズ。私のこのレンズは、紫外線照射で黄変はほとんど消えたが、レンズを覗くと若干黄色く見えるのは昔のレンズ特有のヌケなので、今の多層コーティングされたレンズと比較するのは間違い。

多層コーティングされたレンズと比べるとこの古いレンズ描写のコントラストは低いが、これは私好み。ある人は多層コーティングでないとフレアーやゴーストが出るのでイヤという人もいるが、私にとってはそれらが普通に出た方がレンズを通して物を見ているという臨場感があって写真的なので好き。それで都合の悪い場合は、適切なハレ切りをすれば済む事。

レンズの評価をする場合にコントラストの高いレンズが良いという言い方は間違いで、解像力やレンズ収差も含め総合的に判断した方が良い。MTFも含めデータだけでは絶対にレンズの評価はできないのだが、日本人や中国人はカタログデータにもっとも弱い人種かもね。写真は人間の目で見て評価するものであって、データや耳で評価するものではない。

最後に、良いレンズの基準は個々人によって違うので、ネットや雑誌の情報は当てにならないし、私の言っている事も当てにしないでほしい。要は自分でレンズに対する評価基準を定める事。このへんの話は、一度レンズの設計者に聞いてみたいところ。

 

古いレンズは、ややアンダー露光で撮影し、後でトーン調整する方が結果が良い

 

 なだらかなボケ足は品がある

 

開放付近だとハイライトのボケ足部分がが少し滲むのが良い

 

カメラのホワイトバランスはデイライトが基本で、AutoWBは使わない 

今年に入って正月明けに依頼撮影を終えた後、ミラー付きのカメラから足を洗った。来月に新しいボディが一台手元に来る予定なので、デジカメはすべてミラーレス体制になる。撮影内容にもよるが、私には大きくて重く威圧感があるカメラは卒業だ。

Fujinon 50mm f1.4 M42   撮影レンズも同じ50mm f1.4 X-T1

 

 

 

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世界初の二眼レフデジカメ海鴎は

2015-01-22 | 写真日記

海鴎初のデジカメたちだった

人民網の昨年の海鴎記事

 

昨年発売された海鴎ブランド初のデジカメは二機種。そして、海鴎ブランドでもっとも注目されていたデジカメは、世界初の二眼レフタイプ。二眼レフなので、当然レンズは二つあるのだが、一つは撮影用もう一つは壁面に画像を投影する為のレンズだったそうだ。

 

フィルム時代のライカコピー紅旗と同じように赤い文字が

 

Ur Seagullと私が勝手に命名

なぜかトップカバーには赤い文字で「I Love You Xu」と書かれている

 

世界初の漢字ロゴ入デジカメは、撫で肩タイプもあるぞ

 

この海鴎のデジカメ二機種が昨年出た時に中国のカメラ博物館とコレクターが購入したそうだが、誰もが思った通りそれ以外さっぱり売れず。そして、いつの間にか製造がストップし、世界初の二眼レフデジカメも試作のみで幻のデジカメとなってしまったようだ。

このデジカメの中身は台湾製で外観は中国製との事。コレクターの方は、今のうちに中国で買っておいた方が良いかもよ。

昔もこのブログで書いたのだが、センサーサイズ24x24mm ベビーローライのボディサイズでファインダーはウエストレベル仕様、そしてピントはMF仕様の二眼レフデジカメが出たら私は即買うだろう。もちろんメーカーは日本製ね。

☆トップの画像は、世界初になりそうだった海鴎の二眼レフデジタルカメラの写真。この二眼レフのピントフード部分を見ていると、この部分の厚みからして液晶モニターになっているような気がするのだが、試作品を是非実際に見てみたいものだ。

Fujinon 50mm f1.4 (M42) X-T1 

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POLAROID MODEL 95A

2015-01-21 | 写真日記

POLAROID MODEL 95A

 

元アシスタント達と一杯やった後に、長楽路を茂名南路方向へ歩いていると、ショップウィンドウの中に懐かしいポラロイド95Aを発見。この95Aモデルは、1948年に発売されたモデル95の後継機種であり1954年発売で、95Bで終了。数あるポラロイドカメラの中でスタイルも顔も一番美しいカメラだと私は思っている。もちろん使った事はないが、昔あった高輪方面の中古カメラ屋で見たのは約20年以上前の事。

カメラを構える側には分からないかもしれないが、カメラを向けられる側の気持ちとしては、こんな美しい顔のカメラを向けられると写される側は自然と気持ちがリラックスし表情も穏やかにならざるをえない。その部類に入るのは、フィルムカメラだとエキザクタや二眼レフのローライフレックスも同じ仲間。そういう意味で一番いただけない部類に入るのが、フルサイズのミラーあり一眼レフに大口径ズームレンズが付いた奴らだ。あれは、自分でも使っていたので言うのも何だが、向けられると一種の暴力に近いものがある。

最近のデジタルカメラで顔の美しいカメラが存在するかというと、ライカくらいしか思い浮かばないのだが、カメラが家電となってしまった今、デジカメなんて数年ごとに買い換える物だと思っているので、高価過ぎるライカを所有したいとまったく思わない。それよりレンズの方にお金を使いたいし大事だと思っている。

カメラの顔もさることながら、カメラを正面から見て一番いただけないのは、ペンタプリズム部の正面に大きく書かれたメーカーのロゴの品の無さだ。でも数年前に、フジフィルムがX-Pro1を出した時には驚きと同時にフジフィルムという会社を見直した。その理由は、カメラの顔に一切メーカーのロゴを入れなかった事。これ、是非次期X-Pro2でも継承してほしい。ついでに最近のミラーレスカメラで一番センスの悪いのは、α7のSONYのロゴの大きさだろうな。あれは相当に品がないぞ。

このPOLAROID MODEL 95Aを見てもらえば分かると思うが、カメラのデザインとロゴが完全に同化していて調和があり、ロゴとカメラの顔のデザインがケンカしてない事だ。

 

明日の話はコレ、このカメラはアンティークではないよ。

 

 

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