けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

悪夢の終わり

2006-02-21 01:23:57 | football
マドリーのオフィシャルサイトからラウルのインタビューを。といってもスペイン語インタビューをまじめに読むのが久しぶりなので、かなり手抜きです。

遂に悪夢は終わりました。
そうだね、昨日は特別な日だったよ。怪我は克服できた。今重要なことは、戦えるリズムを取り戻すことだね。ひざの状態が良くてすごく嬉しいよ。でも同時にもっと長時間プレイしたりたくさんの試合に出場したときにひざがどういう状態になるかを見極めることも必要だ。アラベス戦で25分間か30分間ピッチにいた間、すべてが驚異的なものだったよ。

この2ヶ月はとても厳しいものだったのでは?
とても厳しかったね。いつでも戦う準備ができていること、すべての試合でプレイすること、そういうことに慣れているから、厳しいものだった。特に最初のころは、何ヶ月かかるのか少し不確かだったし、怪我は深刻なものだったからね。でもすべてがうまく進んだ。ひざが良くなっていくのを見ることが、僕にとって毎日の、毎週のモチベーションになった。これは僕にとってとっても良いことだった。ひざが良くなっていくこと、毎日がプレイへの復帰に近づいていくことがわかるんだからね。

ロペス・カロ監督にウォームアップを命じられて、ベルナベウがカピタンを迎えたときどう感じましたか?
本当にとてもエキサイティングで感動的だった。すべてのファンに、すべての人たちに感謝したいよ。たくさんの人たちが僕を見舞ってくれた。僕の家族や僕の友人たち。すごい感動だ。僕も彼らの優しい気持ちを、熱い気持ちを心に感じた。こんな気持ちを感じられるサッカー選手はごくわずかだろう。まるで初めてベルナベウのピッチに入った時みたいだった。とてもエキサイティングでとても素晴らしいものだったよ。

アーセナルとの戦いをどう見ていますか?
今現在、僕たちは自信を持っている。ゲームのレベルは上がってきているし、最近の結果はより大きな自信を僕たちに与えてくれている。十分に注意することが必要だ。アーセナルは現在良い状況ではないけれど、均衡を崩すことのできる選手たちがいる。勝ちにいき、そして相手をゼロに抑えようとしなければいけないね。そうすればこのステージを勝ち抜く可能性が増えるだろう。フットボールをしようとするこの2チームが戦うのだから、とてもオープンな試合になるだろうと思っている。彼らを打ち負かしたいね。

アーセナル戦でも、サラゴサ戦にあったような「ファニートの精神」が必要でしょうか?
このチームは、良いプレイをすることとは別に、十分な誇りと気品とを備えていると僕は思っている。偉大なことをなそうとしているし、それはロペス・カロに負うところが大きいと僕は思っている。彼はそういった理想と価値とをチームに与えていることで知られているし、チームはそれを吸収しすべてが非常に良くなっている。火曜日のような試合では僕たちは高いレベルにもっていく。つまり僕たちは重要なものを得るために準備しなければならないということなんだ。アーセナル戦では、魂のこもった良い雰囲気を目にすることができると思う。誰もが最大限の力を尽くし、良い結果を確実に残そうとするつもりだよ。


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後半開始早々、ロペス・カロ監督にウォーミングアップを命じられ、ピッチサイドに出たラウルにベルナベウの満員の観客から(試合そっちのけで)沸き起こった拍手とそれに応えるラウルの姿は、さすがにぐっとくるものがありました。予想よりはるかに短い期間での復帰でしたが、ラウルがいない期間としては長いものでした。まだ完全復調という感じではなく、周囲と動きが合わないところもありましたが、まずは第一歩。次はアーセナル戦です。