けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

病院リーグ

2006-10-24 22:43:28 | football
今日は縦長です。

本日のMARCAの記事より。今シーズンが始まって2ヶ月、プレシーズンも入れればおよそ3ヶ月。既にプリメーラの35人の選手が負傷者リストに載った、というものです。特に膝への重篤な負傷が多い。
ここ何年か、筋肉系の怪我は減っている印象です。おそらく医療技術や現場のレベルも上がって、早期発見、予防の概念が広まっているのではないかと思います。モリエンテスも、筋肉はやってしまいやすい傾向にあると思うのですが、モナコに行った辺りからは酷い怪我は減ってる。といっても、05の夏に代表合宿でやった酷い怪我は筋肉でしたが(違和感あるのにトレーニングしたから…)。
しかし膝、関節はプレイその瞬間に起きることが多い怪我ですし、しかもどちらかというと接触プレイよりも自損。ピッチへの着地の瞬間とか、無理な姿勢でボールを蹴ったときとか、接触を避けようとした瞬間とか。もうこれは、簡単には予防のしようがない。やってしまうと数ヶ月単位の離脱。痛んだ瞬間の選手たちの、苦痛と絶望の表情を見るたびに、本当に辛い思いがします。

MARCAは35人の負傷者を所属クラブごとに載せています。

アスレチック・ビルバオ
○ティコ:靭帯断裂、6ヶ月
○オルバイス:筋肉の伸展、1ヶ月
バルセロナ
○エトオ:内側半月板損傷、5ヶ月
アトレチコ・マドリー
○マキシ:靭帯断裂、6ヶ月
○ペトロフ:靭帯断裂、6ヶ月
○ミスタ:内転筋繊維断裂、1ヶ月
レアル・ベティス
○ダミア:臀部、全治未定
○リバス:半月板水腫、1ヶ月
セルタ・デ・ビゴ
○ジョルジ・ルーカス:腓骨骨折、3ヶ月
○デ・リデル:膝蓋腱炎、1ヶ月
デポルティボ・ラ・コルーニャ
○バレロン:靭帯断裂、4ヶ月
○ボディポ:靭帯断裂、6ヶ月
○パブロ・アルバレス:腓骨骨折、3ヶ月
エスパニョール
○ダビド・ガルシア:靭帯断裂、2ヶ月
○ペイショト:膝の捻挫、1ヶ月
ヘタフェ
○ビバル・ドラド:右脚筋肉、全治未定
ナスティック
○オスカル・ロペス:靭帯断裂、6ヶ月
ラシン・サンタンデール
○モラトン:靭帯断裂、4ヶ月
レアル・マドリー
○シシーニョ:靭帯断裂、6ヶ月
レアル・ソシエダ
○ハウレギ:ウィルス性疾患、全治未定
レクレアティーボ・ウエルバ
○チェリ:膝の捻挫、2ヶ月
○パブロ・アモ:大腿二頭筋繊維断裂、2週間
○ロペス・バジェホ:膝の捻挫、3ヶ月
セビージャ
○チェバントン:背中、全治未定
○ルイス・ファビアーノ:筋繊維断裂、1ヶ月
バレンシア
○デル・オルノ:眼球およびアキレス腱、3ヶ月
○アルベルダ:膝の捻挫、2ヶ月
○バラハ:アキレス腱の筋肉部位の筋繊維断裂、2~3週間
○マルチェナ:靭帯断裂、3ヶ月
○ビセンテ:足首の捻挫、2~3週間
ビジャレアル
○ゴンサロ・ロドリゲス:靭帯断裂、6ヶ月
○ピレス:靭帯断裂、6ヶ月
○ギジェ・フランコ:背中、全治未定
サラゴサ
○セサル・ヒメネス:靭帯断裂の再発、全治未定
○クアルテロ:靭帯断裂、6ヶ月

「靭帯断裂」はおそらくすべて膝の靭帯だと思われます。膝を痛めての長期離脱が21人。こんなにたくさんいたとは…改めて驚きです。
これだけ頻発しているということは、リーガのピッチ、芝、地面の状態が膝に良くないのかもしれません。某Wにゲストで呼ばれた…安永だったか、スペインのピッチは柔らかいとか言っていたような。足が滑りやすいのかもしれません。


バレンシアも怪我人多いですね。今日のバレンシアの医療情報は以下の通り。

上記5人に、軽度と見られるエドゥ、ダビ・ナバーロ、タバーノ、モリエンテスも加えてこの長さ。そろそろバレンシアにも緊急補強の特例を許してくれても良いのではないでしょうか。