けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

初心忘るべからず

2008-07-24 21:46:58 | football
もたもたしているうちにエインセ、ロッベン、スネイデルと立て続けにインタビューが出てきている公式ですが、結局訳してしまいました、グティのインタビュー。長かったのでかなり適当ですが。


アップ。

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Q:レアル・マドリーにクリスチアーノ・ロナウドは必要だと思いますか?
G:レアル・マドリーには優れた選手が必要で、現在僕たちには素晴らしいグループができている。僕は、クリスチアーノはどんなチームにとっても補強できる選手の中では最高の存在だと思うし、もちろん僕たちにとって嬉しいことだろう。

Q:この夏の間ずっと同じ話題ばかり話されている状況に飽き飽きしているのでは?
G:いつでも、こういった選手獲得は難しいものだ。それが本当に起きることでもそうでなくてもね。マスコミが優れた選手たちのことを話題にするのはノーマルなことで、彼についても同じだ。

Q:そしてあなたたちも話題にしている?
G:いや、僕たちは落ち着いている。僕たちにはすぐれたグループがある。昨シーズンと似ていて、他のチームでチャンスを与えられた若手が合流している。そしてもし来るのであれば新しい選手たちの到着に期待している。多くの戦力と共に新しいシーズンを始めるんだ。

Q:今日(水曜日)にバルセロナで出た新聞(El Mundo)では、シュスターがサムエル・エトオに興味を持っていると……彼が戻ってくるとしたらどう思いますか?
G:彼は本当に優れた選手だ。彼とは篤い友人関係がある。彼は優れた人物であり優れた選手だ。そしてもし彼がレアル・マドリーに来るとしたら、彼は多くの貢献ができると思っている。もし彼が来ないとしたら、彼が行く場所でまた素晴らしい仕事をするだろう。しかし彼は優れた選手で、レアル・マドリーは常に優れた選手たちを戦力として望むものだ。

Q:ファンの気持ちはどうでしょうか?
(3シーズンほど前バルサがリーガを取った際に、エトオは「糞ったれマドリー、チャンピオンに挨拶しろ」とか言っちゃったのです)
G:レアル・マドリーのファンは理解がある。最終的に、もしサムエルが来てゴールを決め始めれば、僕たち皆が幸せになるだろう。でもすべては推測に過ぎない。

Q:ビセンテ・デル・ボスケがいるので代表に入る可能性が高まったと思いますか?
G:可能性ゼロからいくらか可能性が出てきた、これは確かだろうね。でも今は難しい。なぜなら代表チームはEUROに優勝し、若くて団結しているからね。彼らに託していく時期が続くだろうと思っている。

Q:あなたが代表に行く可能性について監督に尋ねたとき、彼は扉は開かれていると話していましたが…
G:ビセンテはレアル・マドリーで監督をしていたし、このクラブのカンテラのこと、選手たちのことも良く知っている。僕も他のスペイン人選手たちも良い仕事をすること、そしてビセンテを知ること、そうすれば代表に入る可能性が出てくるだろうと思っている。

Q:ロナウジーニョやエトオといった選手たちの移籍は、スペインリーグを弱めるかもしれませんが?
G:そうは思わない。彼らがいなくなっても、すぐに他の良い選手たちがやってくるからね。バルセロナは良い補強を続けているし、さらに高いレベルの選手を入れようとしている。優れた選手たちが続けてやってくるのは、スペインリーグにいつももたらされるものだ。それが確実に価値と競争力を継続していくはずだ。

Q:イングランドとイタリアのリーグのほうが強いかもしれませんが?
G:おそらくイングランドがもっともパワフルなリーグだと思う。チャンピオンズリーグのセミファイナルがイングランドのチームで占められていたのを目にしたはずだ。しかしそのために、僕たちは僕たちで事態を変化させていこうとしている。

Q:マドリーでの14年目を前にして、グティはチャレンジの対象をどこにおきますか?
G:たくさんの時間試合に出ること、そして多くの面でチームに貢献すること。ここで僕は14年間のキャリアを送ってきて、その結果としてタイトルを手にしている。レアル・マドリーに所属する選手としての最大のチャレンジは、タイトルを手にできるようにすることだと思っている。

Q:ロビーニョのことをどう見ていますか? 彼は何か意思を示しているのでしょうか?
G:僕が見た彼は、良い感じだし幸せで楽しそうだよ。8時に笑顔で起きてきて、音楽のスイッチを入れて……問題があるとは思わない。何も言わないけれど、彼はここに残りたがっていると僕は思うよ。

Q:マドリーが選手を補強していない、こんな夏は珍しいのでは?
G:僕もずいぶん歳をとったな……珍しいよね(笑)

Q:「10個目(CLタイトルを指す)」は今シーズンの最大のチャレンジでは?
G:何よりも最大のチャレンジは、ヨーロッパでできる限り高いところまでいくことだ。10個目を勝ち取ることは大変なことで、僕たち皆が戦いを試みるだろう。少なくともヨーロッパのベスト3にはなれるように。そこから僕たちにはヨーロッパのカップを勝ち取る可能性が出てくるだろう。

Q:補強をしていないこのレアル・マドリーにはチャンピオンズ・リーグを獲る余地はあるでしょうか?
G:怪我の問題がなければ、そう信じている。昨シーズン、一番の山場で僕たちはひどく落ち込んだ状態になってしまっていた。多くの選手、重要な選手たちが離脱してしまっていた。アグレッシブさを高めるということでも、確かにチームにはもっと補強が必要だろう。でも僕たちは現有戦力に満足している。そしてレアル・マドリーがリーガだけでなくチャンピオンズを獲るために選手を獲りに行くのであれば、それも良いことだ。

Q:強化をするのであれば、どのポジションが足りないと思いますか?
G:選択肢はいろいろある。でも僕たちがいるこのクラブでは、素晴らしい攻撃的な選手がクラブの差をつける。そのほかのポジションでは一番コンパクトなチームだと見ている。

Q:ラウルが、もしクリスチアーノ・ロナウドが来ても、良い秩序は破られないだろうと話していました。あなたはどう思いますか?
G:そのとおり、破られないだろうと思う。彼を知っている人たちと話したけれど、皆、彼が良い人でチームプレイヤーだと言っている。そこから考えると、誰もが最大の力で勝利のために尽くすはずだ。

(1問割愛)

Q:同じ場所で14年間やってきて、新しいシーズンを始めるときにどうやってモチベーションを高めるのですか?
G:レアル・マドリーのユニフォームを着る、それだけでモチベーションが上がる。チャレンジは忍耐強く続けていくこと、これが選手にとって最大のチャレンジだと思う。レアル・マドリーのような重要なクラブではね。プレイ時間を得ること、重要な存在であること、これが僕が今シーズンに期待するささやかなことだ。

Q:シーズン通じてベルナベウにいられないような事態を想像したら嫌な気になりますか?
G:(笑って)想像できないよ。冗談でしょ……ここ何シーズンかは状況が変わってきて、ファンと共にあってとても楽しくやっているよ。

Q:では、このチームで力を示すことができずレギュラーになれないことをイメージしたら?
G:僕がイメージするのは、プレイすること、プレイ時間をもらうこと、チームを知ること、それが最大だ。僕たちの誰もがプレイしなければならず、それぞれがトレーニングを積んでプレイ時間を得るだろう。
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毎シーズンのギャラクティコ攻撃で掴んだと思ったポジションを追われ続け、アーセナル辺りへの移籍話も現実味があった頃に比べれば、ベテランとしてチームの中での地位も安定し選手としての評価も得ている現在。ですが、必ずしもポジションが保障されているという意味ではないのがこの世界の現実なんですね。「プレイ時間を得ること」を最大の目標に定めるグティの姿勢は、新シーズンを迎えるにあたって初心に立ち返っている、ということなのかもしれません。



バレンシア
グティのインタビューと抱き合わせにするのも変な気もしますが、エルメロで合宿を始めたバレンシアの皆さんの、1日のスケジュール。

8時30分:起床
8時45分:朝食
10時00分:トレーニング
13時30分:昼食
15時~17時:部屋で休息
17時:起床
17時15分:おやつ
18時30分:トレーニング
21時15分:夕食
24時:おやすみなさい

それから、部屋割り。
ビセンテ&アルベルダ、モリエンテス&ロンバン、モレッティ&ヒルデブラント、エドゥ&アングロ、アリスメンディ&ジギッチ、パブロ&ダビ・ナバーロ、デル・オルノ&バラハ、エルゲラ&マタ、ミゲル&Mフェルナンデス、アレクシス&ホアキン、サルバ&グアイタ

部屋割りに関して、特にコメントはございません。

2人の意見

2008-07-24 07:06:07 | football
イルドニングに移動したマドリーの最初のインタビューはラウルですが、オフィシャルがなかなか日本語にしてくれません。ガライのところで止まってる。
と思っていたら翌日にはグティ。これも自分で読むしかないかー。

どっちにしても、ガゴのインタビューのときはクリスチアーノ・ロナウドやファン・デル・ファールトなど移籍ネタ部分はさりげなーく割愛されていたのに、なぜかラウルとグティのインタビュー記事では、その辺の質疑応答もそのまま載ってます。



ラウル編
Q:ファーガソン監督が、ロナウドがレアル・マドリーに行くのは彼にとって最悪のことだと言っていますが?
R:その話は僕は聞いていないけれど、このクラブにいることはどんな選手にとっても最高のことだよ。フットボールの面でも、この街に住むという意味でもね。レアル・マドリーで体験することはすべてとても重要なものになる。僕は14年間ここにいて、チームを変えていないんだよ。

Q:カピタンとして、クリスチアーノがくることについての意見は?
R:彼は選手として非常に優れていると思う。世界でもまれに見る選手で、昨シーズンは多くのゴールを上げた。リーグ戦で、チャンピオンズで勝利を手にしたすばらしい選手だ。これはクラブのスポーツ部門の決定になるけれど、彼らがクリスチアーノが来ることが必要だと思っているなら、そうなるように働きかけるだろう。

Q:別のインタビューでスネイデルが、クリスチアーノがくるとしたら、チームの中には悪い雰囲気が生まれるのではと話していましたが?
R:良い仕事を続けるということで変わりはないよ。クリスチアーノが来るにしても来ないにしてもね。誰もが毎日毎日のことを考えなければならない。そして団結は何によっても失われない。



グティ編
Q:レアル・マドリーにクリスチアーノ・ロナウドは必要だと思う?
G:レアル・マドリーには優れた選手が必要で、現在僕たちには素晴らしいグループができている。僕は、クリスチアーノはどんなチームにでも加わる可能性がある選手の中で最高の存在だと思うし、あらゆる意味でそれは僕たちを楽しませるだろう。

Q:今日(水曜日)にバルセロナで出た新聞(El Mundo)では、シュスターがサムエル・エトオに興味を持っていると…彼が戻ってくるとしたらどう思いますか?
G:本当に彼は優れた選手だ。彼とは篤い友人関係があるし、彼は優れた人物であり優れた選手だ。もし彼がレアル・マドリーに来るとしたら、彼は多くの貢献ができると思っている。もし彼が来ないとしたら、彼が行く場所でまた素晴らしい仕事をするだろう。しかし彼は優れた選手で、レアル・マドリーは常に優れた選手たちを戦力として望むものだ。


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むかーし、たとえばベッカムが来るとなったときのグティの反応は「必要ないだろ」的なところもあったと思うのですが、今回の、もしくはここ最近の「いいんじゃないの?」という反応は、グティが大人になったからなのか厳密にポジションがかぶらないからいいと思ったのか。もっともベッカムとはポジションがかぶるわけではなく、ベッカムの移籍が決まったのがシーズン中(終了間際)だったから、というのもあるかもしれませんが。

時間があれば全部読みたいです。


バレンシアは
エルメロに出発