けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

オセール戦前日

2010-09-27 20:22:39 | football
はあ?

ペドロ・レオンが、オセール戦の召集リストから外された、とAS。先発の可能性もあったんじゃなかったの? レバンテ戦でも、よかった方なんじゃないの? なんで外す?

GK:イケル、アダン、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、マルセロ、アルベロア、ペペ、カルバーリョ、マテオス
MF:グラネロ、ラス、ディアラ、シャビ・アロンソ、ファン・カルロス、ディ・マリア、エジル、ケディラ
FW:イグアイン、クリスチアーノ・ロナウド、ベンゼマ

カンテラのファン・カルロスが再び召集に入りました。でもまた20人呼ばれてるから、最後に外される選手が出てくるわけで……。


ガゴ復帰
予定通りバルデベバスで最終調整を行ったマドリー、今日のニュースは、ガゴがトレーニングに復帰したこと。しかも、レバンテ戦に出場しなかった/途中出場だった選手たち(ラス、グラネロ、ディアラ、ペドロ・レオン、ベンゼマ、マテオス、ペペ、ファン・カルロス)たちと一緒に、ボールを使って、ペースを上げたノーマルなトレーニング。もうすぐ発表されるであろうフランス行きのメンバーに、ガゴがいきなり入るかどうかはわかりませんが、ちゃんと戻ってこられました。良かった。
先週ピッチに出てトレーニングを…と言われていたアルビオルは、まだ完調ではないようで、ピッチで1人ランニングのみの別メで調整。

濃いブルーのシャツに、背中のど真ん中に三本線が縦にずずっと入った濃い紫の長袖シャツを合わせるのは…アディダス、ちょっと。





オセールひとすじ
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ギィ・ルー(1938年、コルマール生)のような人はいない。誰もが急ぎ飽きやすいこのスポーツにあって、このフランス人は、1961年から2005年まで、オセールの監督を務めた。間が空いたのは、わずかに2000年~2001年だけだ。彼が元監督していたチームは、明日、チャンピオンズリーグでレアル・マドリーを迎える。


Q:このオセールvsマドリーの試合について、何をお話になりますか?
G:我々の観客にとっては、特別なものだな。オセールの監督としての私のキャリア、欧州のカップ戦90試合の中で、ほとんどすべてのビッグクラブと対戦してきたが、しかしマドリーと戦うことは終になかった。ジャン・フェルナンデス(現監督)には喜ばしいことだと思うが、彼はバルサと対戦したいようだよ。この白のクラブは、世界のフットボールでも、最も美しいストーリーを持っているのだ。

Q:マドリーをクラブとして特に好まれるのですか?
G:そのとおり、感傷的な理由でね。第一に、このクラブはしばしば、フランスでも重要な選手たちと共に、その軌跡を示してきたからだ。コパ、ジダン、今はベンゼマだな。だが私は、ルイ・ホンを忘れないよ。元選手、監督で、私の地元の近くで生まれた。つまりオセールの近くで生まれたということだな。第二の理由は、私は欧州カップ戦の試合を初めて見たのが、レアル・マドリーだったからだ。私が生まれ育った街で、電気屋の店主がテレビを見られるようにしてくれて、それが私が初めて見たファイナル、1956年のスタッド・ドゥ・ランス(Stade de Reims)との対戦だった。歩道からこの試合を見ようとして、通りが人でいっぱいだったのを覚えているよ。幸いなことにあの夜は良い天気だった! またあれは、私がサッカー雑誌の虜になって、マドリーのスター選手たちの写真に魅せられていた頃だった。特にディ・ステファノは、疑いなく、かつてない最高の選手だ。

Q:スター選手についてお話をされましたが、マドリーはほとんどいつでも、そういったクラスの選手たちを抱えてきました。これをどうお考えですか?
G:歴史的にそういうものだ。このチームでは、ディ・ステファノやヘント、他にも多くの選手たちが過ごした。サンチアゴ・ベルナベウ会長は非常に野心家で、2、3人のビッグプレイヤーをチームに呼び寄せることが、タイトルを勝ち取るチャンスを多く作り出し、ファンを満足させるものだとわかっていたんだ。彼はメディアも金も、同様に持っていた。今ほどテレビは放映権料を支払わない時代だったが、毎週末には、10万人の観客がチャマルティン(当時のスタジアムの名前)に押し寄せていた。これが、彼がスター選手たちに給与を支払う助けになっていたわけだ。セニョール・ベルナベウは、先見の明があったんだ。私が彼と、ある時間を共有する機会を得ていたことを、知っておいてもらう必要があるな。あれは1966年のワールドカップイングランド大会、リバプールで行われたドイツvsソ連の試合前のことだった。私はスタジアムのパルコにいたんだが、彼が私の隣に座って自己紹介をしてきた。彼はエクセレントなフランス語を話したので、私たちはおしゃべりを始めたんだ。とても感動したよ、その時私は、バーガンディの小さなクラブの監督、というだけだったんだからな。

Q:フロレンティーノ・ペレスも同じポリシーを持っていますが、マドリーは以前ほど上に行くことができません。
G:競争は厳しくなっている。昔よりも、強いチームが多くいるからな。

Q:そうした選手たちに高い金を支払うというポリシーに賛成しますか?
G:私には、なぜ人々がこの問題にそんなにうるさく言うのかわからんね。需要と供給の法則だよ。あるクラブが、オーナーが決めた価格を支払うことに合意し、選手も合意した時からは、何も言うことはない。クリスチアーノ・ロナウドが9000万ユーロの移籍にサインしたとき、マドリーは3つも銀行強盗をしたのではないだろう。私は確信しているのだが、もしマドリーがフランスのリーグにいたら、DNCG(クラブの予算・運営を審査する機関)がディビジョン5にまで降格させていただろうな。いま想像するに、セニョール・ペレスは、ヨーロッパでも最も力を持つビジネスマンの1人だと思うが、そうした重要な選手たちの給料をまとめて支払うだけの、財政上の能力があるのだろう。

Q:我々は、驚くほどの浪費を目撃しているのだとは思いませんか?
G:もちろん違うとも! コパやディ・ステファノも、またたっぷりと給与をもらっていたんだ。確かに、現在の選手たちよりはだいぶ少ないだろう。当時クラブが得ていたのは、10万人のスタジアム入場者からの収入だけだったんだから。今日では、テレビ放映権料があり、何百万の視聴者がいる。あらゆる数字が、それに伴って増えていったわけだ、もちろんな。金とは分配されるものであり、主役が一番多く受け取るものだ。さらに、ディ・ステファノやジダン、カシージャス、クリスチアーノは、非常に強い感動、ファンを熱狂させる喜びを与えている。

Q:こうした多額の出費にもかかわらず、マドリーはほとんどタイトルが取れません。なぜでしょうか?
G:そういうことが起こるのは、監督が決定する立場にない時、周囲の多くの影響要因に晒されている時だ。クラブの会長や他の首脳陣たちから。手短に言うと、資本金がその視点になっている時だな。そういう状況が起こると、チームのバランスが取れているなんてことはまずめったにないものだ。

Q:モウリーニョで、その点は変わるでしょうか?
G:第3のストライカーがいないと不平を言ってるのを読んだよ。彼が望んだものが手に入れられてないわけだ! 彼には私の信用投票をやろう。いずれにしても、クオリティのある3番目のストライカーとサインするのは簡単ではない。素晴らしいストライカーが、2、3試合に1試合くらいしかプレイできないと知っていながら、レアル・マドリーと契約するなんて、私には想像できないね。ジャン・フェルナンデスには(ストライカーが?)1人しかいないんだよ。

Q:この対戦が不釣合いなものだとは思いませんか?
G:資本金、選手、スタジアム、人口を比べたら......実際、2つの極端なものの試合ではある。オセールには人口が4万人しかいない。マドリー近郊の街程度だろう。オセールの住人すべてがベルナベウに行ったとしても、満員にはならんのだよ! それに、我々のスタッド・アッベ-デシャンは、収容が2万1000人をちょっと越える程度で、これは笑えるな。だが、オセールには、フランスでも最も美しい、小さなスタジアムを持っているんだ。ビジター用のロッカールームもそうだ。マドリーの選手たちは、ロッカールームがとても大きいものでもなくとても快適なものではないと気づくだろうが、我々はロッカールームの壁を塗り直したんだ。まるで新品のようになった! それにピッチも、マドリーのものと同じほどの素晴らしさだし、照明はフランスでも最もパワフルなものだ。ところで、オセールにもっとチャンスを増やすために、ピッチに穴を掘っておくと良いと、フェルナンデスにアドバイスするつもりだ。ただの冗談だよ!
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ただの昔話とお国自慢みたいなインタビューですが、オセールへの誇らしさとか伝わってきますね。ベンゼマよ、ギィ爺ちゃんが、レイモン・コパ&ジダンと並べて重要な選手だと言ってくださっているよ。


2010-09-27 06:52:25 | football
初得点後
シャルケ公式に、ラウルの、試合後のものらしいコメントがあったのでざっと抜書き。

「これが僕のブンデスリーガでの初ゴール、僕が切望していたものだ。このゴールで、僕のチームを助けることができた、嬉しいし誇らしく思うよ。」
「後半を考えると、僕たちは勝利に値しただろう。」(そういう試合展開だった。付け加えると、後半頭から出てきた内田、良かったです)
これはチームを代弁してだけど、僕たちは今、ここから立て直せるはずだ。」

なんか最後の辺りの訳怪しい…。ついでにドイツ語goal.comからも。

「もちろん、僕の出した結果には本当に嬉しく思っているよ。でも残念なのは、最終的に勝利できなかったことだ。チームとして、僕たちは後半本当に素晴らしく戦った、僕たちは立て直せるよ。」




マドリーの話でもしよう
火曜日、すぐにCLなので、日曜日もトレーニングでした。非公開で、出場した選手たちはリカバリートレーニング、さらに、レバンテ戦での過ちを正今後成長していくための話し合いが行われました。と、ASが書いています。非公開のはずですが。
非公開トレーニングだと本当に情報が少ないので、これもASの推測だろうと思われますが、5試合で6ゴールという攻撃の機能のしなさから、ペドロ・レオンやカリム・ベンゼマが、先発となる選択肢も、とのこと。あとはセントラルにペペが復帰する模様。

チームは、月曜日も11時30分からバルデベバスでトレーニングを実施した後、16時頃にバラハス空港からフランスに向かう予定だそうです。普通、試合前日は、試合を行うスタジアムで公開練習を行うのが一般的ですが、今回はそれをしない様子。公開練習って義務だと思っていたんですが(最低でも15分は公開とか)、場所はどこでも良いんですね。考えたら前節も、ベルナベウの芝をいたわって、マドリーはバルデベバスで最終調整したんでした。


10/11 Liga Espanola 1a divicion Jornada 5
Levante 0-0 Real Madrid


結果だけ書いとけばいいか…とか思いつつ、とりあえず思ったこと。取りとめもない内容で長くなりそうなのを、これでもできるだけおさえた感じで。

眠かった…のは置いておいて、でもとにかくレバンテが、何でも良いからマドリーにサッカーをさせないようにしようという感じで、苦しい試合でした。でもこういうのはどこもやってくることなので、それに嫌味を言うのもいいのですが、どうにか乗り越える方法をみつけないと、今期フエラで勝点落としまくりということになってしまう。0-0の引き分けが既に2試合とか、マドリーが得点不足とか、ありえない。はずなんだけど。

精神論的なことを言うと、前線に大人というかベテランがいないのが、辛いなと思う。平均年齢が若いとかで喜んでる場合ではないですね。焦って周りが見えないでいる選手に、声かけて落ち着かせるとか。誰もがボール持ったら即突っ込んでいきたがるところで、ボール持ってテンポを落ち着かせるとか。たとえばラウルとかグティとか。ルートとか。
カピタネスや経験のあるスペイン人たちがディフェンスの選手ばかりで、カピタネスだし大人だからそんなことはないはずだけど、ディフェンスはちゃんとやってるのに前線のお前らは……的な空気になりませんように。変な気まで回してしまう。

役割が上手く分担できていない感じがするのがなあ。2試合ほどもてはやされたエジルも、それ以降は存在が薄い感じ。先発で出ている前の3人とエジル、水と油というか、おそろしく混ざり合ってないような。
モウリーニョがクリスチアーノ中心で行くとか言っていたせいか、ボールがクリスチアーノに集まることが多くて、試合開始後しばらくは、クリスチアーノも周りが見えて良いパスとか気遣いとか感じられていた、ように思うのですが、時間がたって手詰まり感が出てくると……。
見事な速攻にも盛り上がるけど、結局マドリディスタが見たいのはパスで崩していくサッカーだろうと思います。リーガのビッグクラブである以上、そういうものだろうと。エジルなり、元気ならカナレスとか、ケディラやアロンソ、マルセロ辺りと絡んで、前を動かすようなサッカーになれば…っていうか前の人たちの動きにも問題があるのか。連携とかシュートの質とか、そのうち良くなってゴールが入るもの、なのかなあ。ま、連携とかパス回しとか言い出したら、なにしろ構築中のチームなので、待つしかないところもありますね。できるだけ勝点落とさないようにして。

あとは疲労かなあ。ここのところ試合がたて続いているし、W杯に出ていた選手も多い。モウリーニョはローテーションしないとか言ってた気もしますが、もう少し選手の入れ替えをしても良いのでは。試合内容から言っても。

早く手のひら返して「すごいすごい」言いたいです。次のオセール戦に期待。


おまけ
エルクレス、強いね。