けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

サン・マメス攻略

2017-03-19 11:44:13 | football






16/17 Liga Española 1a division Jornada 27
Athletic Bilbao 1-2 Real Madrid C.F.

マドリーのゴール:カリム・ベンゼマ、カゼミロ

難しいタフな試合でしたし、マドリーの良さが出せているか(そもそもマドリーの良さって何だろう?)もわからないような試合でしたが、勝てるだけの得点を決めどうにか守りきり、無事にサン・マメスを攻略。勝ち点3を持ち帰りました。ビルバオの攻撃が優っていたようにも思いましたが、カウンターなど攻撃の回数もそれなりにあり、チャンスをうまく生かしたとも言えるかと思います。
今日のベストは、ベンゼマかカゼミロか。どちらでしょうか。個人的にはベンゼマの働きが目覚しかったなあと。ちょっと驚きました。ジダンから言われていたのか何かのスイッチが入ったのか…。ビルバオのプレッシャーが、マドリーのDFがボールを持つ位置からかけられ、中盤も全体的に下がり気味。こういう試合の常で、マドリーは守備に手一杯、まともに前線にボールをつなぐのが難しくなっていました。この状況でベンゼマは中盤まで下がり、あちこちで守備をサポート。ちょっと気まぐれにというのでもなく、献身的に常に広く気を配っている感じ。攻撃でも、前でボールを収めようと(苦労してましたが)本来の役割もこなし、しかもカウンターからのチャンスでしっかり先制点。一時期批判を受けがちでしたが、こんな働きはマドリディスタも見直すのではないでしょうか。
もう1人のこの試合のヒーローはカゼミロ。守る時間が長くなった試合でしたが、だからこそカゼミロの活躍は光りました。ズタズタにやられていたマルセロサイドをサポートし、危険な芽は早めにタックル&ボール奪取。しかもこの試合では、先制点につながるロングキックに決勝点! リーグ戦でシーズン2ゴールは、カゼミロにとって初めてのことだとか。努力が報われて良かったと思います。

試合としては目覚ましいものではなかったかもしれないですが、難しい相手に我慢強く耐えているマドリーという、ある意味正しいチームの姿が見られたように思います。ナバスを盛り立てようとしてか、GKにとって難しい場面で積極的にカバーに行くディフェンス陣(逆にちょっと怖い)。カルバハルのサイドのカバーやアドゥリス、Rガルシアの面倒臭い相手にも淡々と立ち向かうナチョ。ラモスは、胃腸炎で木曜には病院で点滴を受けたほどだったそうですが、そんな気配はかけらも感じさせない気迫のプレイ。クリスチアーノも、ゴールこそなかったですが2アシスト。ベンゼマ同様、下がって守備に回ることもあり、献身的な面がまた見られた試合だったと思います。ベイルは攻撃ではさっぱりでしたが(さっぱりすぎて心配になる)終盤はディフェンスでマルセロの後ろをカバー。これ以上難しい相手にもこうなるのか?かどうかはわかりませんが、チーム一丸の勝利でした。