Supercopa de Espana-Vuelta
Real Madrid C.F. 2-0 (agg. 5-1) Barcelona
マドリーのゴール:マルコ・アセンシオ、カリム・ベンゼマ
第1戦の内容と結果を思えば不安になることもなかった試合ですが…その予想をはるかに上回り、再び素晴らしい試合をしてくれました。しかもクリスチアーノがいなかったり、カゼミロやイスコが先発でなかったりとメンバーの入れ替わりがあったにもかかわらず。誰がイマイチだったとか、そういうのも一切ありません。出た選手みんな良かったと思うし、もう勝敗が決したと思われる終盤でも、守備にも攻撃にも手を抜かない真剣な姿勢は、良い競争感がチームにあるためではないかとも感じました。
まずは前半のゴールを決めたシーン。1点目はアセンシオ、開始4分で前回以上のスーペルゴラッソでした。もう…すごい。なんと賞賛したらいいのかわかりません。すごすぎます。ただゴールを決めるだけでも素晴らしいですが、さらにあの相手の意気を一気にくじいてしまうタイミングとゴールの質。あの距離からあのキックができるとなると、できたらFKにもチャレンジしてほしい気もします。
その後、特に前半は試合を支配、チームとしての強さが示せていたのではないかと思います。アセンシオ、バスケスとベンゼマ、そこに両サイドバックのカルバハルとマルセロが連携し、コバチッチがメッシを担当してくれた分余裕ができたモドリッチとクロースが絡んでくるという。惜しい!というチャンスがいくつか作れてくる中で、35分過ぎでしたか、マルセロのクロスから一旦ファーに流れたベンゼマが、ターンしながらバルサDFをかわしつつゴール。今日のベンゼマは、何か吹っ切れたかのような印象で、楽しかったです。クリスチアーノがしばらくサスペンションだから何か自覚が芽生えたのか何かわかりませんが、無欲にパスを出す場面も自らシュートを打ちに行く積極的な場面もあり、しかも後半の残り少ない時間でも自陣深くまで戻ってバルサからボールを奪うという献身さも。色々なベンゼマらしさがよく出ていたように思います。いつもこうだといいな。
守備の方も、もう文句なしです。試合自体はマドリーが優勢だったと思いますが、実際は前半にも後半にもピンチがあり、ポスト直撃シュートもあったりしたわけですが、的確に跳ね返して行くCBと、思い切り体を投げ出してくれるナバスと。クラシコでのクリーンシートは久しぶりだそうです(言われてみれば、確かに)。
ということで、スーペルコパ・デ・エスパーニャの「デシマ(10回目)」です。
クリスチアーノの件は未だ消化しきれないことではありますが、欠員を補うチームの力があることを楽しみに、リーガ開幕を迎えることができそうです。