けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

旅行先で仕事

2008-07-16 00:45:49 | football
皆で楽しく家族旅行中のレアル・マドリー。だと思っていたら、


さすが、真剣な顔でトレーニングしているカピタン・ラウル


のんびり遊ぶだけの合宿ではなく、きっちりトレーニングはしてあとは家族とリラックスしましょう、という主旨のようです。トレーニングなんて長くても1回1時間半~2時間くらいでしょうし、ただのんびりするだけよりも、メリハリがあっていいのかもしれません。いずれにしろ身体は動かしていかなければいけないでしょうし。

ところでさらに驚いたのは、


スネイデルとロッベン登場


昨日マドリーを出発する時点ではEURO組は見当たらなかったのでイルドゥニング辺りから合流なのかと思っていたのですが、既にトレーニングウェアです、この人たち。スネイデル、ロッベンに加えて、ファン・ニステルローイ、ペペも合流してプレシーズンをスタート。もう少し休ませてもいいような気もしますが、この5日間も半分バカンスのようなものだと思えば、クラブの目の届くところで休養させられるのはメリットともいえるかも。
ところで公式の記事内には、スネイデルの名前の横に但し書きで「ニュールック」と書いてありました。坊主に見えるので、その辺がニュールックだということなのでしょうか。坊主にしたところで以前とたいして変わらないんじゃないか、とか思っても言わない。

あなたの名前

2008-07-15 23:54:30 | football
El Confidentialという、一般紙でしょうか。サッカー選手のニックネームについてずらずらと並んでいた記事がちょっと面白かったので、適当に拾ってご紹介。

身体的な特徴から
○tarzan(ターザン)=セルヒオ・ラモス ○tiburon(サメ)=プジョル ○bestia(野獣)=バチスタ ○flaco(やせっぽち)=クライフ ○Baixinho(バイシーニョ、ちび)=ロマーリオ ○caño(カニョ、管?)=イバガサ ○pulga(蚤)=メッシ ○アスパラガス=クラウチ ○piojo(虱)=クラウディオ・ロペス

フラーコはバレロンにも使いますね。


身体的特徴にも少し関係があるね
○lo pelat(坊主)=デ・ラ・ペニャ ○conejo(ウサギ)=サビオラ ○Kun(クン)=アグエロ ○pumuki(プムックル)=デ・ラ・レー ○principito(プリンシピート、小さな王子様)=グアルダードが? ○niño(ニーニョ、子供)=フェルナンド・トーレス ○pato(パト、アヒル)=アボンダンシエリ ○mono(モノ、猿)=ブルゴス

もうおなじみになった「クン」はアグエロが子供の頃大好きだったアニメからきていますが、似てないこともない気がする。では、デ・ラ・レーのプムキ=プムックルは、デ・ラ・レーが好きなアニメだったのか、それとも見たとこ似ているからなのか。どっちでしょう。
しかしグアルダードが王子様か。私の知っている王子様は、エンツォ・フランチェスコリにレドンド、ジャンニーニ、トッティと……ま、ところ変われば品変わる、王子様も然りってことで勝手に納得。


参考資料1:クムクム



参考資料2:デ・ラ・レー


ゴレアドールたちはニックネームをもらうものだ
○bam bam(バンバン)=サモラーノ ○cobra(コブラ)=イリエ ○matador(マタドール)=ケンペス ○cañoncito(キャノン砲)=プスカシュ ○rifle(ライフル)=パンディアーニ ○la saeta rubia(黄金の矢)=ディ・ステファノ ○batigol(バティゴル)=バティストゥータ ○arquero(アルケーロ、射手)=グイサ ○toppo gigio(トッポ・ジージョ)=リケルメ

グイサはポーズそのままですね。


そういう人たちだから
○mago(マゴ、魔術師)=バレロン ○fiera(猛獣、気の強い)=マキシ・ロドリゲス ○bruja(ブルハ、魔法使い)=ベロン ○valdanito(小さなバルダーノ)=クレスポ ○locomotora(機関車)=イエロ

ベロンはブルヒートだと思いこんでましたが、一人前になったということでしょうか。


手っ取り早く名前でアレンジ
○moro(モロ)=モリエンテス ○zizou(ジズー)=ジダン ○buitre(ブイトーレ)=ブトラゲーニョ ○cañete(カニェテ)=カニサレス


讃えよ褒めよ
○kaiser(カイザー、皇帝)=ベッケンバウワー ○principe(プリンシペ)=フランチェスコリ ○o rey(王様)=ペレ ○san Iker(神様仏様イケル様)=カシージャス ○fenomeno(フェノメノ、怪物)=ロナウド ○golden boy=オーウェン


よくわかりません
○payaso(パジャッソ、ピエロ)=アイマール ○pipita(ピピータ)=イグアイン) ○cholo(チョロ)=シメオネ ○muñeco(ムニェコ、お人形)=ガジャルド ○burrito(小さなロバ)=オルテガ

基本的に、アルゼンチンはよくわからんということです。

再会・再開

2008-07-14 20:48:08 | football
デポルやアトレチコなど既にプレシーズンに入ったクラブに加えて、本日14日からはマドリー、バルサ、ビジャレアル、バレンシア、レクレもプレシーズンをスタート。来る選手の噂、出て行かなければいけないのに行き先が決まらない選手、チーム役員の人事異動など、ゴタゴタしているところはありながらも、やっぱりシーズンインというのはわくわくするものです。

バレンシアの集合時間は本日9時。アスカルゴルタのスポーツ・ダイレクター就任の公報(ファン・サンチェスはどうなるんだろう)、選手集合にメディカルテスト、バラハのプレスカンファレンスなど、バレンシアのオフィシャルサイトでは、時間を追って次々に記事がアップされています。そんな中に、


ジギッチのお腹をつまんでみるビジャ。


EUROに参加していた選手たちは余分にお休みをもらっていて(ミゲルは21日まで、スペイン代表組は28日まで)今日は集合義務はないはずだったのですが、ビジャはロシア戦で負った負傷の経過チェックだったようです。もっともビジャの代理人がビジャロンガ氏と会うことになっているなんて話もあるので、そちらの兼ね合いもあったりなかったり…なんて邪推も。

ここしばらくのスケジュールは、

7月14日:集合、メディカルテスト、19時からトレーニング
7月15日:メディカルテスト、トレーニング
7月16日~19日:パテルナでトレーニング
7月20日:休み
7月23日~8月3日:オランダのエルメロで合宿

トレーニングマッチ等の予定も出ています。
7月26日:ボーフム戦
8月2日:ボルシア・メンヒェン・グラートバッハ戦
8月9日:ニューカッスル戦
8月12日:フィテッセ戦(選手お披露目、トロフェオ・ナランハ)
8月16日または17日:レアル・マドリー戦(スペイン・スーペルコパ、メスタージャ)
8月23日または24日:レアル・マドリー戦(スペイン・スーペルコパ、ベルナベウ)


ちなみに各クラブのプレシーズンスケジュールは、MARCAのこちらが便利。


追加:TVViの動画
TVViのニュースにてモリエンテスの存在を確認。バレンシアの選手たちはいくつかのグループに分かれて、パテルナ、Umivale、クリニカ・キロンでメディカルチェックを受けているようです。モレッティが視力検査を受け、モリエンテスが心電図をやってます。健康診断ですね。メタボ検診は必要なさそう。


先を見据えて
日本の五輪代表が発表されました。リストを上から見ていって、DFのところに「清水」の文字がないのに気づきました。目を疑いました。いくら見直しても、「青山直晃 清水エスパルス」の名前がなかった。苦労した五輪予選を通じて一貫してCBで出場し続けていた。例によってろくに点が取れない中で、セットプレーから得点を決めてチームの勝利に貢献していた。とにかく守り続けていた。でも、選ばれなかった。柏木も、梅崎も外れたんですか。青山敏も。
確かに今はチーム状態も相まって、青山の調子は良くないかもしれない。だけど、じゃあこれまで反町監督が作ってきたチームはなんだったのか。GKからCB、ボランチの真ん中、トップ下、いわゆるチームの背骨になる部分はできるだけ固定していくものだと思ってました。大会間近になって背骨を取り替えて、またチーム作りを始めるつもりなんでしょうか。出場権を取ったチームは、そんなに気に入らなかったのか。ハートがある選手を選んだ、というコメントにまでひっかかってしまいます。選ばれなかった選手はメンタルがダメだと言われたようで。
幸いなことは、これが五輪代表であったこと。選ばれなかったのであれば、フル代表を目指すだけです。既にフル代表に呼ばれたことのあるアオなら、また日本代表ユニを身にまとうことは可能なはず。今は、その先を見て。

清水からは、GKの海人、MFの本拓、FW岡崎が召集されました。がんばっておいで。


もっとあとから追加:さて、マドリー

夕方(というか夜)にはバレンシアがさっそく最初のトレーニングを始めている一方で、マドリーの皆さんはアルガルベに出発しました。最初のキャンプ地と言えばその通りですが、実態は皆で家族旅行。マドリーオフィシャルでは、久しぶりの選手たち(EURO組とオリンピック組を除く)が楽しそうに再会です。サルガド、カンナバーロ、エインセ、ディアラ、ラウル、ソルダード、デュデク、グティ、サビオラ、イグアイン、ミゲル・トーレス、コディナ、ハビ・ガルシア、と当面はこんなところでしょうか。動画は公式のものとMARCAにも

終われない

2008-07-11 20:28:07 | football
負傷と闘う
昨年7月に膝蓋骨を負傷して以来ピッチに戻ることができないでいるセビージャのカピタン、ハビ・ナバーロ。プレイの荒っぽさではリーガトップクラスなだけにお好きではない方もいらっしゃるかもしれませんが、自身の現状を語るインタビューがとても心に重く響くものでした。既にgoal.comにも出てますが、自分なりに、El Paisの記事の訳を。

-----------------------------------
セビージャのカピタン、ハビ・ナバーロは、自身を苦しめる長引く膝の怪我からの回復を目指してトレーニングを続けている。いかなる事態であっても、彼はこの状況を乗り越えられると信じて言う。「こんな形で私のキャリアを終わらせたくはない」。しかし実際は、望んでいたほどの回復がないことを彼は認めている。

「この状況から回復するためにトレーニングを行っている。私がチームに合流できるように皆で努力を続けているが、膝は私が望んでいたほどの回復はしていない。今は、クガット医師(バルセロナにいる膝負傷の権威。靭帯など膝に重傷を負った多くの選手がこの医師の診療を受けている)に会って、私たちが他の手段をとったほうが良いのかコメントをもらうつもりでいる。今までと同じように、忍耐強くトレーニングを続けていくことになると思ってはいるのだが。私の負傷は骨の問題で、骨にダメージを与えないようにする必要がある。骨は再生している。手術に戻る必要があるとは思っていない。」

いずれにしても、ハビ・ナバーロは諦めない。
「時間の制限は設けない。私には1年間の契約が残っていて、トレーニングを続けていくのはここだ。あるいは、そうでないか。自分がフットボールプレイヤーだと感じられるように戻りたい。こんな形で私のキャリアを終わりたくはないんだ……。時間が私にとって逆風になっていることは確かだ。それでも私の場合は同じこと、時間の期限を置かずに闘い続けていくつもりでいる。もし時間の期限を置いてそれが達成できなければ、さらに悪い状態に落ち込んでしまうだろうから。一番良いのは、トレーニングを続けていくこと、そして具体的な日を決めないことだ。」

だから、ハビ・ナバーロは現実的に将来を見つめてはいるが、腕を下げることもしない。
「充実感など存在しない。なぜなら私は、トレーニングはしているにしても1年に渡って負傷しているからだ。重要なのは、同じ望みを持ち続けていくこと、そして油断しないこと。気持ちをコントロールするのはすぐに難しくなる。良い時と悪い時があるのに、外面では尋ねられたことに毎日同じことを繰り返す、これは厳しいことだ。でも事実そういうものだ。」

それでも、ハビ・ナバーロは、復帰し活動できるようになる日を思い描く。
「できる限り早くプレイに復帰すること、今シーズンのうちにフットボールプレイヤーとしての感触を得ること、という想定をしている。4ヶ月以内なのか、5ヶ月、6ヶ月かかるのか、今シーズンいっぱいかかって翌シーズンプレイできるのか、私にはわからない。私が望むのは、復帰すること、良い感触を得られること、膝の状態が良くなること。それをここでやりたい。ここで引退したい。今シーズン何試合かプレイして。あるいは外へ行く場合には、それでもフットボールをするのであって、背後のドアからいなくなるようなことはしたくない。」
-----------------------------------

ハビ・ナバーロは現在34歳。キャリアの終わりをできる限り理想の形で迎えることを考える年齢なのに、思ったとおりに物事が進まないまま1年が過ぎてしまった。先行きが不安なまま日々のリハビリトレーニングをこなしていかなければいけない。「こんな状態でキャリアを終われるか」といういかにも彼らしい強い気持ちと、「フットボールプレイヤーだと感じていたい」というささやかな希望。普通に活動できている選手にとっては当たり前のことかもしれないのに、今のハビ・ナバーロはそれを望んでいるだけの状態。強い選手であっても心が揺れてしまうこともあり、でもそんな自分を奮い立たせている。プロフットボーラーとしての強さと脆さ、両面が見えるインタビューだったように思います。

そして、昨シーズンの、3ヶ月に渡って負傷→リハビリ→再発→リハビリ→別の負傷…の悪夢のスパイラル(しかもシーズン終わりには腹痛で入院)に陥っていたモリエンテスはどうだったんだろう、とそんなことも思ったのでした。時にキャリアの終わりを匂わせるようになってきて、現役を続けていくことに強烈に執着しているわけではないように見えることもある。でも、負傷から回復し、どん底のチームに復帰してゴールできない数試合を経た後に、国王杯ファイナルで決めたゴールへの狂喜。ああいった時が「フットボールプレイヤーであること」を強烈に感じられた瞬間だったのではと思うし、それがプロフェッショナル生活を続けていく原動力になってくれれば……と、要するに長く現役でいてくれ、という話でした。だいぶずれた。


濃縮
湿っぽい話になったので、明るい(?)話をMARCAから。タイトルは「クンがディエゴ・アルマンド・マラドーナをお爺ちゃんにする」。

そうです。マラドーナの娘かつクン・アグエロの彼女であるジャンニーナさんが妊娠6ヶ月であるのだそうであります。マラドーナの血1/4にクン・アグエロの血を1/2混ぜた、フットボールの申し子が産まれてくる…かもしれません。


この画像見てると、クンとマラドーナが結婚するように見えかねませんが、違います

こちらの事情

2008-07-09 21:12:51 | football

エインセ、ロビーニョ、ガゴ

拒否
7月3日の記事で、エインセはアルゼンチン五輪代表にOA枠で入るはずだったのでは、ということを書きました。ところが今になって、インテルがブルディッソ(OA)の召集を拒否したので、エインセを連れて行ってもいいでしょうか?とマドリーに打診が来たそうです。そしてマドリーはこれを拒否するだろう、とのこと。MARCAから。

--------------------
レアル・マドリーは、ガブリエル・エインセのアルゼンチンオリンピック代表への参加を許可しないだろう。エインセを、スペインスーペルコパ、リーガ第1節での「キー」だと考えているからだ。アルゼンチン代表監督のセルヒオ・バチスタは、ニコラス・ブルディッソが召集に応じないため、ラモン・カルデロンにエインセを3人目のオーバーエイジ選手として召集したいと求めてきた。レアル・マドリーは、インテルがブルディッソについて行ったのと同じ理論で、マドリー側の決断を正当なものとする。つまり、ファビオ・カンナバーロが負傷した今、エインセは不可欠な選手であり、シュスターはCBにエインセとペペ、メツェルダーしか使えないのだ。
レアル・マドリーはFIFAに対して、OA枠選手の召集はクラブが拒否できるという権利を行使する。バイエルン・ミュンヘンがデミチェリスに対して、バルサがロナウジーニョに対して、デポルがコロッチーニに対して、ミランがカカに対して、ヴェルダー・ブレーメンがヂエゴに対して、インテルがブルディッソに対して行ったのと同じように。(以下略
-------------------

ということです。スケジュールを簡単に整理します。オリンピックは8月8日に開幕し24日に閉幕。サッカー男子は7日に予選がスタートして決勝は23日です。一方でマドリーの事情。スペインスーペルコパ(リーガ優勝のレアル・マドリーとコパ・デル・レイ優勝のバレンシアがH&Aで対戦)は8月16/17日と8月23/24日、リーガ08/09シーズンは8月30/31日開幕です。

マドリーが召集を拒否するの、わかりますね。確かにエインセを供出してしまって、CBがペペとメツェだけっていうのは危険です。負傷の心配もあるし、2人ともEUROに出ていたから、プレシーズンの仕上がりは少し遅れがちになる可能性もある。いざとなったらセルヒオ・ラモスやミゲル・トーレス、もしくは伝家の宝刀ディアラのCB(絶対に抜いてはいけないの意)とか考えられないこともありませんが、やはり少し無理がある。ラシンに対価を払ってガライを1シーズン早めに連れてくれば…と書いた瞬間、そもそもガライはU-23でしっかり五輪代表になっていたことを思い出しました。しかもマドリーからはさらに、ロビーニョとマルセロがブラジル五輪代表に、ドレンテがオランダ五輪代表に召集されています。マルセロもいないということは、マドリーは左SBも厳しいってことですね。やっぱりエインセを行かせるわけにはいかない状況です。

プレシーズンの重要な試合とオリンピックのスケジュールがかぶるということ以上に、真夏の大会で連戦をこなしてきた選手がまともなコンディションに戻るのに相当の時間が必要だろうという危惧があるのではないかと思います。ましてW杯予選を6月中旬まで戦ったフル代表にも入っていた選手たちが、まともに休養がとれているとは思えない。クラブに戻ってくる前にもう少し休みを与えるとか、時間をかけてコンディションを調整させるか……となると、ガゴやロビーニョのコンディションも心配になってきました。シーズン初め9月~10月頃、マドリーはチームの調整に苦労する羽目になるのかもしれません。



候補
マドリー公式によると、最新のレキップ紙で5人のバロンドール候補の名前が挙げられていて、その中にイケルが入ったとのこと。他はフェルナンド・トーレス、クリスチアーノ・ロナウド、アルシャフィン、メッシ。直近のCLで成績が良くないのがマイナスポイントになりそうでイケルには申し訳ないのですが、でも獲ってくれるといいなー。

白いつながり

2008-07-07 22:39:20 | football
ラファエル・ナダルの試合にはしょっちゅう顔を出している気がするマドリーのカルデロン会長、昨夜の激闘終了後は、ロッカールームにまで行ってラファをお祝いしたそうです。
マドリー公式には、「おめでとう、ラファ!」の記事、さらに「マドリディスタが歴史を変える」という別の記事では、42年前にウィンブルドンを初めて制したスペイン人、マノロ・サンターナ氏もマドリディスタであったということや、EUROを制したイケルとナダル(2人のナンバー1)の友情、共にチャリティ活動に取り組んでいることなんかが書かれています。

同じ記事の中にはこんな一節がありました。
「ラファエル・ナダルとレアル・マドリーの関係はとても近しい。スケジュールが許せばナダルはサンチアゴ・ベルナベウのパルコを訪れ、彼のチームの勝利に感動する。機会があったときは、フェデラーまで伴ってきたほどだ」

…そういえば。マドリーの試合をフェデラーが観戦しているところは記憶にないのですが(たぶん)、確かに2006年には練習場訪問までしてくれていたのでした。



マドリー公式には、カンナバーロのインタビューも出ていました。最悪のタイミングでの負傷から回復するべく、トレーニングを続けているようです。
------------------------------
フィジカルトレーナーと一緒にトレーニングを続けている。回復具合は良いよ。アルガルヴェ(7月14日~19日。ポルトガル。キャンプインと見せかけて、家族同伴のバカンス延長みたいなものらしい)では皆と一緒にいられるだろうし、すぐにプレシーズンにも合流できるだろう。他の皆と同じペースでスタートできるかはわからないけれど、本当のことを言うと思ったよりいい感じなんだ。僕はラッキーだったね。
スペインがEUROを獲得できて、僕は大きな夢が現実になったと感じた。スペインは高いレベルでプレイしたし、優勝に値するチームだ。ただ、ここイタリアでは、スペインはイタリア戦以外の試合には全部勝ったって言ってるけどね。でも本当のことを言うと、彼らは非常にすばらしい戦いをしたし、僕のチームメイトたちのことが嬉しい。これからは僕たちはヨーロッパのチャンピオン、世界1のチームの選手たちと共に戦っていくんだ。これはレアル・マドリーの誇りだよ。
僕たちは2シーズン続けてリーガタイトルを手にしてきた。つまり僕たちは良い練習をしてきたということだ。そして今、僕たちはチャンピオンズを獲ることを考えなければならない。これは選手全員の夢だと僕は信じている。僕たちはチャンピオンズのタイトルを手に入れられるように、少なくともできるだけ高い位置まで行けるように、一生懸命トレーニングを積んでいくつもりだ。僕はチャンピオンズを手にした事がない。本当に、これは僕にとって大きな夢なんだ。
僕たちには素晴らしいチームがあり、昨シーズンの優勝でそれを示してきた。僕たちは非常に素晴らしい秩序に到達し、なおも成長を続けていくことだろう。僕たちはヨーロッパでの最高峰に到達するというテーマを先延ばしにしている。運とトレーニングとを積むこととで、そこに到達できるはずだ。
ボールに触れなくて寂しいよ。僕はEUROでプレイできなかった。リーグ戦の開始が待ち遠しい。
僕の唯一の考えは、レアル・マドリーとの契約を全うすること。このチームにいて、僕は嬉しいんだ。この街にいられて幸せだよ。子供たちはマドリードで勉強し、満足している。このクラブが掲げるプロジェクトは野望に満ちていて、僕はファンに愛されていると感じている。将来、ファンの皆は僕がどこかでキャリアを終えるところを見るかもしれない。でも今は、レアル・マドリーでやっていく。僕にあるもの、それは勝つことだ。
------------------------------


プレシーズンのこと、新しい目標、チャンピオンズの夢。マドリーは予備予選もないのでのんびりですが、リーガのクラブでもインタートトのあるデポルを初め、キャンプインしたチームが出てきました。息つく暇もなく、新シーズンがすぐそこまで来ている気がしてきます。



イケルはNGOの活動でペルーにいます

雨の中で

2008-07-07 06:43:06 | 

まさかこんな試合を見ることになるとは思いませんでした。4時間48分+降雨中断2回(1時間10分と30分)。長いことも長かったけど、何より内容がすごすぎた。


2セット先取したけれど追いつかれて、3セット目の途中からはサービスゲームキープがずっと続き、4セット目のタイブレーク中に一旦は手にしたマッチポイントを失ってしまい、それでもフェデラーのサーブを拾って返して、ファイナルセットの15ゲーム目でようやくブレイク。何時間戦っていても、動きにも気持ちにもブレがないのがすごい。


ラファエル・ナダル、新しい芝の王。とにかくおめでとう。

困ったな

2008-07-06 19:31:04 | 
どっちにしよう。

07/06(日) 20:50~23:40 Ch.721 フジテレビ721
2008 F1グランプリ 第9戦 イギリスグランプリ 決勝 


07/06(日) 21:36~26:00 Ch.330 WOWOW
ウィンブルドンテニス 最終日男子シングルス決勝


サッカースペイン代表が優勝し、幸せなスペイン人をさらに幸せにするべく、この2人にはぜひとも頂点に立ってほしい今週末です。
先週のファイナルは生観戦でトーレスのゴールに狂喜していたフェルナンド・アロンソ、昨日の予選は6位で終了。今シーズンは苦労してますが、いい結果になるといいなあ。
ちなみに今日はスカパー開放デーなので、スカパー加入済みの方であれば契約していなくてもフジ721は見ることができます。

ラファ・ナダルは結局EUROは生観戦できなかったようですね。フェデラーはフランスvsイタリア戦に来ていましたが。今年で3回目の、ウィンブルドンファイナルでのフェデラーとの対戦。力の差がはっきりしていた2年前、確実に差が縮まったと思った昨年。今年はどうなるんでしょうか。

しかし困ったな、どっち見よう。

ひきずる

2008-07-04 06:57:09 | football
オフらしい話題。しばらく前の記事で、モリエンテスがドミニカ共和国のサッカー教室に参加するらしい、という定かでない噂を載せましたが、どうやら本当だったようです。カロル・モルガン・スクールという組織(?)の主催するサマーキャンプに参加しているようで、いくつかインタビューに答えております。

こちらでは、
「ここではスポーツの主流が野球とバスケットボールだということは知っているけれど、ドミニカの若い人たちの間にフットボールも重要な位置を占めてほしいと願っている」

こちらでは、
「スペインのスポーツ界は最高の時を迎えている。この空気がスペインの誇りを高めてくれる。スペインのスポーツ全体にとって良いことだ」

と、スペイン代表のEUROでの活躍に触れ、テニスのラファ・ナダルやF1のフェルナンド・アロンソ、2006年のバスケットボールチームの活躍に、フットボールも顔を出したということを喜んでいるようです。
この2つ目の記事が7月2日付けで、火曜日水曜日とキャンプ活動に参加し「木曜日に戻る」と書いてありました。スペインに戻るということだろうと思います。というのは、


こちら。イビサでカニサレスの結婚式が行われる、のだそうです。
かなり大きな子供がいたはずのカニサレスがいったい誰と結婚式を挙げるのか(今までのパートナーと正式に式を挙げるのかそれとも…なのか)はとりあえず置いておきまして、この記事の内容がちょっと「怖い」。

「サンティアゴ・カニサレスの結婚式の準備が進められている。カニサレスは、GKのライバルであったティモ・ヒルデブラントとファン・モラ、キャプテンのルベン・バラハとマルコ・カネイラを除くバレンシアの元チームメイト全員を招待した」

カニサレスがチーム内のGKたちと親しんでいなかったのは見てればわかったのでそれほど驚きませんが、それでもやはり昨シーズンのバレンシアの中の人間関係がどうなっていたか、あるいはカニサレスから見て例の事件で許せなかった存在、というのが見えているな、と。3選手をチームから弾き出しチームをガタガタに壊してしまった昨シーズンは、時間がたっても過ぎたことにはならないのかもしれません。一度壊れたものはもう戻らない。
それでも自分の結婚式に苦手な人や曰くのある人を呼ぶ必要はまったくないので、別にいいんではないかとも思います。招待された人たちも全員が来るわけではないでしょうし。
ちなみに他に呼ばれているらしい人を見ると、カニサレスの交友関係がよくわかります。

「レアル・マドリーのラウル・ゴンサレスとグティ、元バレンシアのアジャラ、現アヤックスのウルサイス、元選手のカランカ、闘牛士のエンリケ・ポンセ……」

式は金曜日、今日ですね。

なまなま

2008-07-03 20:09:19 | football
アルゼンチン五輪代表が発表されました。

GK:オスカル・ウスタリ(ヘタフェ)、セルヒオ・ロメロ(AZ)
DF:パブロ・サバレタ(エスパニョール)、ルシアノ・モンソン(ボカ)、エセキエル・ガライ(レアル・マドリー)、ニコラス・ブルディッソ(インテル)、フェデリコ・ファシオ(セビージャ)、ラウタロ・アコスタ(セビージャ)
MF:フェルナンド・ガゴ(レアル・マドリー)、ファン・ロマン・リケルメ(ボカ)、エベル・バネガ(バレンシア)、ハビエル・マスチェラーノ(リバプール)、ホセ・ソサ(バイエルン)
FW:ディエゴ・ボナノッテ(リーベル)、セルヒオ・アグエロ(アトレチコ)、リオネル・メッシ(バルサ)、エセキエル・ラベシ(ナポリ)、アンヘル・ディ・マリア(ベンフィカ)
補欠:(ニコラス・ナバーロ(ナポリ)、ルーカス・ビヒリア(アンデルレヒト)、ニコラス・パレハ(アンデルレヒト)、エミリアノ・インスア(リバプール)

なぜ突然アルゼンチン五輪代表の話題なのかといいますと、



これです。
ファミマ先行発売の初日でチケット取りました。何事もなければ、たぶん行けるはず。はずだ。なでしこの試合はさすがに無理ですが……。

まずは生ガゴが楽しみです。ガライは既にマドリーの選手として登録されているんですね。それから……あれ。エインセがオーバーエイジで入るというニュースがあったはずなのに。っていうかイグアインは? なんでイグアインがいないんですか? 生イグも見たかったのに。
とちょっと気になるところはありますが、生サバレタとか生バネガとか生アグエロとか、もちろん生メッシとか、リーガ好きにはかなり楽しみなメンバーであることも確かです。


で、一応言い訳のように付け加えておきますが、U-23日本代表も、とっても気にしているんですよ。うち(=清水)からは、GKのカイト、DFのアオ、MFのホンタク、FWのオカちゃんと、全ポジションにしっかり入っているのです、今のところ。正式発表は14日らしいので、まだ不安ですが。オカちゃんが怪我明けなのがちょっと心配。全員残れるといいなあ。

しばしの余韻

2008-07-02 06:56:19 | football
報告
もう少しスペイン代表のその後を。

フィエスタの夜はやっぱりまだフィエスタで、祝勝ディナーにディスコテカで遊んで、とだいぶ遅くまで楽しんだであろうスペイン代表。その翌日、7月1日には、もう少し真面目に優勝報告が行われました。


まずは午前のうちにサルスエラ王宮で王室ファミリーにご挨拶。今大会でほとんど目にした記憶がない公式スーツ着用です。
ちなみにファイナル観戦に行けなかった皇太子とレティシア妃ですが、ガッツポーズにハグにと試合を満喫していたロシア戦の後で、現地紙では「王室らしい落ち着きがあるべきである」という意見と「自然体が好ましい」という意見が戦わされていました。わりと何でもありな感じのするスペインですけど、この辺りはコンサバティブなところもあるんだな、と思った次第。


王室の後は首相官邸、モンクロア宮にサパテロ首相を訪問。


チームはここで解散だったのだろうと思いますが、選手によってはもう少し報告の仕事が残っていました。バレンシアでは、ビジャ、シルバ、マルチェナ、アルビオルがクラブに優勝報告。それからバレンシア自治州政府のバルコニーで市民の皆さんにご報告。バレンシア州でくくっているので、ここではビジャレアルのカプデビラ、セナ、カソルラも一緒の賑やかなお披露目になってます。これで一区切り、といったところでしょうか。




おまけ:パフォーマー
ちょっと話が戻ります。コロン広場での優勝報告では、レイナがマイク片手に大活躍した…のは映像をご覧いただければ十分納得できるかと思います。そんなレイナなりのチームメイトの紹介は、20 minutosMARCAに載っていました。映像を見ているとテキストよりもいろいろなことを言っているのですが、もちろん聞き取れません…。おまけにテキストの方もよく意味がわからないところもありやや微妙な表現もあり…なのでかなり適当ですが、一応載せておきたいと思います。面白かったから。

-------------------------------------
1番、手がない正真正銘の男(sin manosと言っているのですが…)、QFでペナルティを止めて夢を可能にした男、イケル・カシージャス。
2番、本物だ、世界で最も偉大なチョリソ。アルビオル。

アルビオルがバレンシアで「チョリ」って呼ばれてるのは「チョリッソ(赤っぽいソーセージ。よくあるチョリソーとは違います。非常に美味)から来てる…んですね、たぶん。

3番、正真正銘の野生のイノシシ、フェルナンド・ナバーロ。
4番、エリアの司令官、ディフェンスのリーダー、無敵のマルチェナ。
5番、ターザン! パイナップルを食べる男、プジョル。
6番、太陽と問題ありの男、太陽の光を見られない男、イニエスタ。

やっぱりそうなんですね。

7番、正真正銘スペインの7番、ピチチを取った、グアヘ、ビジャ。
8番、スペインフットボールのハンフリー・ボガート、チャビ。

ハードボイルドとかクールとか、そんな感じなんでしょうかチャビ。

9番、エル・ニーニョ! 俺のニーニョ! フェルナンド・トーレス。
10番、世界で一番ぼけっとした男、糞も見つけられないぞ、セスク。

失礼いたしました。文句がある方はレイナにどうぞ。

11番、ガリンシャ、ガリンシャ、ガリンシャ。カプデビラ。

ポジションもプレイも違うと思うのですが、なんでだろう。

12番、どこにいる? (探す) ここにいた、Paquirrin(顔が似てるらしいコメディアン)、カソルラ。
13番、ああ13番! ペナルティで500ユーロ取られたよ、アンドレス・パロップ。

ペナルティストップの勝負でもしたのか、それともイタリア戦で賭けでも……。

14番、クライフの息子、シャビ・アロンソ。
15番、アントニオ・プエルタに15番を捧げる、安らかな眠りを。セルヒオ・ラモス。

ここはさすがに真面目に。

16番、ファレテ(フラメンコ曲アーティスト。ポニーテール)、セルヒオ・ガルシア。
17番、正真正銘のヒターノ、チキクアルテ(スペインで流行したちょっと気持ち悪いパフォーマー)、グイサ。
18番、世界で2番目にぼけっとした男、アルベロア。
19番、チームのサンバ、スペインのサンバ、マルコス・セナ。
20番、ファニート、最高なやつ。
21番、とっても小さい、たった150cmだ。でも十分なクオリティを持っている、ダビド・シルバ。

見えてるだけカソルラよりいいかもしれない。

22番、ディエゴ・アルマンド・マラドーナ、なんという気品、クラック、デ・ラ・レー。
23番、皆のためのビッグ・スピーカー。ペペ・レイナ。
-------------------------------------
最後にはちゃんとアラゴネスの紹介もしてます。レイナ、素晴らしい。


ということで、現実世界に
EUROも終わって2007/08シーズン終了という気分にようやくなるわけですが、フットボール界は当然次のシーズンに向けて動き出しております。たとえばモナコなんて今日(2日)がバカンス明けの集合日。リーガも、デコのチェルシー移籍、かねてから噂だったウィファルシのアトレチコ加入、セビージャのダニエウ・アウベスのバルサ加入決定と、比較的大きな移籍の話題も出てきました。これからまた移籍がらみでやきもきさせられたり、切ない気分にさせられたり…が、あと2ヶ月ほど続きます。とりあえずおなじみ、MARCAのAltas y Bajas

そして壊れて

2008-07-01 06:47:03 | football
スペイン代表が帰国しました。すべてを拾い集めることなんてできないくらい、あちこちで画像や動画が見られるのはありがたいことです。おかげで朝から笑えます。

1.飛行機の中で

映像1:TVEより。なぜか踊るCAさん。踊りながら安全確認(非常の際は通路に明かりがつきマース。ベルトはこうやって締めマース)するCAさん。
映像2:el mundoより。レイナ、何事か叫ぶ。
映像3:MARCAより。「サビオ(賢者、アラゴネスのこと)」「シルバ」とか言っているように聞こえます。レイナ叫びすぎ。そしてなぜCAさんにマカレナを躍らせる……。

2.バラハス空港

映像4:マドリーがCLを取ったときもそうでしたけど、飛行機の窓から旗を見せながら入ってくるのが良いです。
映像5:el pais。パレードのバスに乗る。皆に遊ばれるカソルラ。そして人が上に乗っているのに、木の枝がもさもさしているところに突っ込んでいくバス。

3.コロン広場で大騒ぎ、パレード

映像6:MARCAから、コロン広場の舞台で祝勝披露。最後に見せているプラカードは、先頃亡くなったスペイン代表のヘナロ医師のためのもの。
映像7:TVE、イケルとトーレスがインタビューされてます。

で、もうこの辺に来ると映像があちこちありすぎて、入り混じりすぎてよくわかりません。

映像8:TVEと
映像9:MARCAから、コロン広場とパレードの中継。
映像10:el mundoから。
時系列がわからなくなってきた…。


ま、とにかくマドリードは祝勝ムードで大騒ぎです。後でまた何かあったら、自分ブックマーク代わりに追加しようと思います。



5.おまけ

普段はガードが固いイケルの貴重な黒パン映像をお楽しみください。ビジャは壊れました。
ほぼ同じもの?をcuatroより。


マドリーの2人。お疲れ様でした。