今から39年前の1975年、カナダのスーパー・アイドルだったルネ・シマールのセミ・ドキュメンタリー映画「普通の子供-Un Enfant Comme Les Autres-」が「ルネ・オン・メロディ」として日本で公開されました。
今回はその大型ポスターの裏面に印刷されていたルネの紹介とプロフィールについてです。
ルネの4回目の来日は、スプリング・コンサートとこの映画の公開のために計画されました。しかし、次回紹介するインタビューも同様に、書かれている内容はケイブンシャのニュー・ソング・ブック臨時増刊号「スーパーアイドル ルネ」に掲載されたものでした。ルネのデータは、家族の年齢がプラス1歳で書かれている以外はそのままです。身長は初来日当時の137cmからではずいぶん伸びたでしょう。紹介文も「ルネ・シマール物語」に第3回東京音楽祭世界大会のことを加えてまとめたものです。比較していただくとよくわかります。プロフィールは「スーパーアイドル ルネ」に掲載されたものをアップしましたので、少々小さいですがご覧下さい。また、紹介文については、記事カテゴリ「ルネ・シマール物語」をクリックして確認してくださいね。
▲「ルネ・オン・メロディ」の大型ポスターとその裏面
カナダで…日本で、そして世界へ
私たちとルネとの初めての出会い---おそらく、それは、1974年6月30日に開かれた第3回東京音楽祭でのあの感動的なできごとであったことでしょう。20ヶ国から選ばれた世界のアーティストたちのなかから予選を通過した12人のなかにルネはいました。ソウル界の人気グループ"スリーディグリーズ"、フォークの元"PPM"マリー・トラバース、日本の布施明もグランプリの最有力候補です。
6番目にステージに上がった天使のような少年ルネが、「ミドリ色の屋根」を歌い始めました。白いライトを浴びて、ルネの声は、どんな楽器よりも美しく響きます。そして、30分後、グランプリの発表とともに、割れるような拍手と歓声が湧き上がったのです。大賞は、わずか13才のルネに与えられ、特別ゲストのフランク・シナトラもシナトラ賞をルネに与えました。シナトラに肩を抱かれて、ルネの瞳は涙でいっぱいでした。カナダでは既に大スターであったルネの初めての海外での成功だったのです。「ミドリ色の屋根」は、翌日の午前中に、3万枚を売りつくしたことでも、一躍、日本でもアイドルになったルネの人気のほどがうかがえます。
ルネのデビュー・レコードは、この映画のタイトル・バックに流れている「鳥」という曲で、'71年9月に発売され、同時に発売されたLPは、18万枚を売り切るという記録的なヒットとなったのです。カナダでは、人口密度の小さな、文化的には進んでいてもマスコミは日本ほど圧倒的な影響力はもっていません。また、ヨーロッパからの移民による建国の歴史から云って、英語を話す地域と、フランス語を話す地域とに分かれ、新聞もテレビも英語系、フランス系と分かれています。ですから、そのカナダでのデビュー・アルバムが、18万枚ということは、ビートルズやプレスリーを合わせたよりも大きなヒットだったのです。
ルネは、この年、日本のレコード大賞新人賞とも言うべき2つの賞を得ました。そして、現在まで7枚のLPを出して、合計70万枚以上のレコードを売っています。驚かないでください。ルネが、今日まで稼いだお金は、なんと2億5千万円以上にのぼります。カナダの生んだスーパー・アイドル、ルネは、これからは、日本だけでなく、ヨーロッパでも活躍が約束されている小さなミリオネアなのです。
'74年、'75年と数回にわたる来日で、今後ますます多くの人気と讃辞を浴びることに違いありません。
●名前------------ルネ・シマール
●誕生日----------1961年2月28日
●誕生地----------カナダ・ケベック州チクーティミ
●好きなスポーツ--アイスホッケー
●好きな歌手------エルビス・プレスリー
ビートルズ/キャット・スティーブンス
ミレイユ・マチュー/ジョニー・ハリディ
●愛読書--アステリ(カナダの雑誌)
タンタン(カナダの雑誌)
●家族(1975年現在)
ジャン・ロック(父)-----44才
ガブリエル(母)--------40才
オデット(姉)-----------22才
リン(姉)----------------20才
マルタン(兄)-----------19才
レジス(兄)-------------15才
ジャン・ロジェ(弟)-----11才
ナタリー(妹)------------6才
身 長:137cm
胸 囲: 75cm
ウエスト: 60cm
腰 囲: 74cm
股 下: 71cm
▲「スーパーアイドル ルネ」より
次回はルネのインタビューを紹介いたします。
今回はその大型ポスターの裏面に印刷されていたルネの紹介とプロフィールについてです。
ルネの4回目の来日は、スプリング・コンサートとこの映画の公開のために計画されました。しかし、次回紹介するインタビューも同様に、書かれている内容はケイブンシャのニュー・ソング・ブック臨時増刊号「スーパーアイドル ルネ」に掲載されたものでした。ルネのデータは、家族の年齢がプラス1歳で書かれている以外はそのままです。身長は初来日当時の137cmからではずいぶん伸びたでしょう。紹介文も「ルネ・シマール物語」に第3回東京音楽祭世界大会のことを加えてまとめたものです。比較していただくとよくわかります。プロフィールは「スーパーアイドル ルネ」に掲載されたものをアップしましたので、少々小さいですがご覧下さい。また、紹介文については、記事カテゴリ「ルネ・シマール物語」をクリックして確認してくださいね。
▲「ルネ・オン・メロディ」の大型ポスターとその裏面
カナダで…日本で、そして世界へ
私たちとルネとの初めての出会い---おそらく、それは、1974年6月30日に開かれた第3回東京音楽祭でのあの感動的なできごとであったことでしょう。20ヶ国から選ばれた世界のアーティストたちのなかから予選を通過した12人のなかにルネはいました。ソウル界の人気グループ"スリーディグリーズ"、フォークの元"PPM"マリー・トラバース、日本の布施明もグランプリの最有力候補です。
6番目にステージに上がった天使のような少年ルネが、「ミドリ色の屋根」を歌い始めました。白いライトを浴びて、ルネの声は、どんな楽器よりも美しく響きます。そして、30分後、グランプリの発表とともに、割れるような拍手と歓声が湧き上がったのです。大賞は、わずか13才のルネに与えられ、特別ゲストのフランク・シナトラもシナトラ賞をルネに与えました。シナトラに肩を抱かれて、ルネの瞳は涙でいっぱいでした。カナダでは既に大スターであったルネの初めての海外での成功だったのです。「ミドリ色の屋根」は、翌日の午前中に、3万枚を売りつくしたことでも、一躍、日本でもアイドルになったルネの人気のほどがうかがえます。
ルネのデビュー・レコードは、この映画のタイトル・バックに流れている「鳥」という曲で、'71年9月に発売され、同時に発売されたLPは、18万枚を売り切るという記録的なヒットとなったのです。カナダでは、人口密度の小さな、文化的には進んでいてもマスコミは日本ほど圧倒的な影響力はもっていません。また、ヨーロッパからの移民による建国の歴史から云って、英語を話す地域と、フランス語を話す地域とに分かれ、新聞もテレビも英語系、フランス系と分かれています。ですから、そのカナダでのデビュー・アルバムが、18万枚ということは、ビートルズやプレスリーを合わせたよりも大きなヒットだったのです。
ルネは、この年、日本のレコード大賞新人賞とも言うべき2つの賞を得ました。そして、現在まで7枚のLPを出して、合計70万枚以上のレコードを売っています。驚かないでください。ルネが、今日まで稼いだお金は、なんと2億5千万円以上にのぼります。カナダの生んだスーパー・アイドル、ルネは、これからは、日本だけでなく、ヨーロッパでも活躍が約束されている小さなミリオネアなのです。
'74年、'75年と数回にわたる来日で、今後ますます多くの人気と讃辞を浴びることに違いありません。
●名前------------ルネ・シマール
●誕生日----------1961年2月28日
●誕生地----------カナダ・ケベック州チクーティミ
●好きなスポーツ--アイスホッケー
●好きな歌手------エルビス・プレスリー
ビートルズ/キャット・スティーブンス
ミレイユ・マチュー/ジョニー・ハリディ
●愛読書--アステリ(カナダの雑誌)
タンタン(カナダの雑誌)
●家族(1975年現在)
ジャン・ロック(父)-----44才
ガブリエル(母)--------40才
オデット(姉)-----------22才
リン(姉)----------------20才
マルタン(兄)-----------19才
レジス(兄)-------------15才
ジャン・ロジェ(弟)-----11才
ナタリー(妹)------------6才
身 長:137cm
胸 囲: 75cm
ウエスト: 60cm
腰 囲: 74cm
股 下: 71cm
▲「スーパーアイドル ルネ」より
次回はルネのインタビューを紹介いたします。