今日はね、天気が良かったから「出雲大社を造ろう!」と思ったわけ。
何?って、出雲大社が庭にあったらいい感じだなぁって思ったわけ。
まぁ、出雲大社はさすがに無理だから、出雲大社みたいなやつね。
なんで?って、そんなの決まってるじゃないか。出雲大社って、なんだかとてもいい感じだったからだよ。
出雲大社を造るったって、それはちょっと大変な作業だよ。丁度よい木を、山に拾いに行くところから始めるんだからさ。
山を登って、背負って下りてきたよ。丁度良さそうな木を拾ってね。
伐ったり打ったり削ったりトントンしたりグイグイしたりしてね、日がな一日中精を出してさ。骨組みが出来たから、屋根を葺こうと思ってね。おれ、元屋根屋だからさ。屋根、葺いたことないけど。
出雲大社は檜皮葺(ひわだぶき)なんだよね。まぁ、檜皮葺は無理だよ。檜の皮なんてないし。
だから、あれだよ。庭に放置されている葦簀の残骸を使ってさ、葦皮葺だよ。よしだぶきって読むよ。これ、オリジナルね。
せっせせっせと、組み立てた屋根の骨に葦を編んで行くわけ。3/4くらい編んだところで決断したね。
「やーめた」
辞めちゃったね、途中で。
だってね、なんでか知らないけどね、予定より大きくなってしまったんだよ。2倍くらい。大きすぎるんだよ。
そうなんだよ。骨組みが出来た時点で気づいていたんだよ。でも、ちょっと屋根を乗せてみたくてね。進めてしまったのが間違いだった。
なんで大きくなっちゃったのかなぁ?
て、なんの話ってね。そんな話なんだよ。
そうだよ、そうだよ。そんなことをして、遊んで暮らしてるんだよ、僕はね。ははは。