ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

#72 ジョバンニからの手紙

2014-02-24 23:32:28 | Weblog
アップルパイみたいな昨日と
くるみパンみたいな今日の色
ペパロニピッツァを齧って
アイスクリームはマカダミアの味
優しく撫でて少し泣いたら 風が吹いて口づけた

恋人よボクは行く キミへの愛を確かめるため
まだ知らない世界の中で キミが喜ぶ顔を浮かべて
旅の途中手紙を書くよ 色んな切手を貼ってキミの壁を飾るのさ

青白く燃える夜と
赤茶色舞い上がる砂
ユニコーンが空を駆けて
トロールの群れが横切る
キミの温もり柔らかな色 眠る姿思い出した

恋人よ泣かないで もしもボクがいなくなっても
深い谷で眠る夕陽を キミのために獲って戻るよ
キミがくれた白い三日月 この腕に握りしめて 君への愛のために

断崖の果て 翼ひろげて 空を飛べないんだ
奪い去られるイノチの行方 手を伸ばすキミのスマイルに
溶けない雪の結晶を 散らばめて染める瑠璃色の世界
約束の代わりに ボクの涙をひとしずく

恋人よさようなら キミと過ごした日々が素敵さ
探してた宝物は いつも胸の中にいるキミだ
深い谷でボクは眠るよ キミへ摘んだ花束を この胸に握りしめて

恋人よ愛してる ずっとそばにいたかったけど
深い谷は少し寒いよ だからボクは眠りに就くよ
だけどいつか思い出してね キミを愛してたボクを その胸で抱きしめてね
・・・その胸で抱きしめてね