ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

僕が大好きなあの娘は・・・。

2015-09-05 01:31:52 | Weblog
まだもう少し、ハローハロー!という感じでお届けするのである。

僕の大好きなあの娘は、こう言っていた。

「えっ、そうだよ、世の中ってバカばっかりなんだよ」

僕が「世の中ってさ、バカばっかりなんだよ」と愚痴をこぼした時のことである。

僕が敬愛する伊坂幸太郎はこう言っていた。

「アリは賢くないが、アリのコロニーは賢い」

今、僕たちが生きている世界は、人間もバカだが、国家もバカだ。これは、僕の言葉だ。

僕の新曲、「サムシャカスキーの秘かな反乱」の中に込めたありったけのメッセージは、今のこの社会への警鐘である。

僕はバカだが、考えるバカなので、色々と考えるのである。

近所のおっさんの話である。近所のおっさんの話ではあるが、一般の常識の話でもある。

「みんな、ちゃんとしてますかぁ?」と僕は問いたい。
本気で問いたい。天国だか地獄にいるセンセイにも問いたい。

ちゃんとって、なんだ?ということだ。

久しぶりに、怒っているのである。
おっさんに怒っているのではない。おっさんは無実だ。おっさんは、ただの象徴だ。

「みんな、ちゃんとしてますかぁ?」と僕は問いたい。

ちゃんとって、なんだと思いますかぁ?

僕が常々思うのは、みんな幸せになればいい、ということである。

だから、ちゃんとしてますかぁ?という問いの意味は、ちゃんと幸せに過ごしてますかぁ?ということになる。

実際、他のことなどどうでもいい。
仕事をしてようがしていまいが、お金持ちだろうがビンボーだろうが、大きな家を持っていようがボロい借家だろうがホームレスだろうが、税金を払っていようが払っていまいが、貯金があろうが借金まみれだろうが・・・等々。

そこに幸せがあれば、なんだっていい。つまり、そこに幸せがなければ、笑顔がなければ、楽しさがなければ、そんなものなんの価値もない。

僕の新曲、「不死身のライオン」に込めたのは「旅を続けなさい、まだ生きられるのであれば」というメッセージなのである。

旅とはなんだ?
旅とは、価値観を作り上げていくということだ。人生の話だよ。
他人の価値観ではなく、誰かに押し付けられた価値観でもなく、自分のオリジナルの価値観をちゃんと作り上げていくということである。

なんのために?
自分が、自分が生きているすべての瞬間に「幸せ」を感じるために、である。

僕の友達のマキちゃんはこう言った。
「今の自分を『幸せ』だと想える賢さを」と。

バカばっかりでも世界は回るが、バカばっかりだと世界は不幸だ。

みんな、ちゃんとしてますか?

僕はさ、意外に、ちゃんとしてるんだよ。

チャンリンシャン。

2015-09-05 00:36:27 | Weblog
ちょっとしつこめに、ハローハロー!って感じでお届けしているのである。

今日の夕方のことである。今日の夕方というのは、日付的にいうと昨日の夕方という意味なんだけど、細かいことは言いっこなしなのである。

現場は、我が家から30メートルほど離れた道端である。
僕は車を停めて、道端の草を集めていたのである。草を集めて大きな袋に詰めていたのである。もうすでに意味不明なことを言っている・・・とね。

草と言っても緑色の草じゃないよ。草刈りをした草が枯れて茶色くなったやつだよ。茶色い枯れ草を集めて袋に詰めていたんだよ。

なんで?って?

農民になったからだよ。農民に枯れ草はつきものでしょ?たぶん?でしょ?

「あぁ、腰がいてぇなぁ。。。」とぶつぶつ言いながら、アメリカンレーキっていう農具を使って、牧草集めをするカウボーイのごとく枯れ草を集めていたんだよ。

そしたら、向こうの方から犬の散歩のおじさんがやって来たんだよ。そして、通り過ぎた。

辺りはもう暗闇ね。

枯れ草を集め終わって、農具をジムニーに仕舞おうと思い、後ろに回ると、犬の散歩のおじさんが・・・まだいた。

あぁ、あれね、あれでしょ?不審に思ってるってやつでしょ?

そこで、僕は「こんばんは」と挨拶をする。

すると、おじさんはこう聞いてくる。

「何をしてんだ?」

めんどくせぇなぁと思いながら、僕は農民の事情を説明する。農民に枯れ草はつきものでしょ?とね。

すると、おじさんはこう聞いてくる。

「どこのもんだ?」

なんだか、聞き方が失礼なのである。中学生同士の決まり文句「おまえ、どこ中だよ?」を彷彿させるのである。

どこだっていいじゃねぇかクソオヤジ!と言いたい気持ちを抑えて、「そこだよ」とすぐ目の前の我が家を指差す。

すると、おっさんは再び聞いてくる。

「どこのもんだ?」

おいおい、同じ質問じゃねぇか・・・

二度も言わせるんじゃねぇ!この耄碌ジジイ!と言いたい気持ちをぐっと抑えて、「だから、そこだって」と目の前の我が家を指差す。

すると、おっさんは、手のひらを返したような表情になり言う。

「あれ?あぁぁぁ、えぇぇぇ、えぇぇぇと、しん・・・しん・・・えぇぇぇと」

僕は優しいから「しんぐですよ」と助け舟を出してあげる。


初めて会ったおじさんなんだけどね、隣の家のおじさんだった。
隣といっても、200メートルくらい離れた隣の家であって、曲がり角を曲がらないと行けない家なのであって、隣といっても隣じゃねぇよなぁくらいの隣の家のおっさんである。
引っ越してきた時に、地区の人の家には挨拶に回ったのだが、その時不在だった人とは会っていない。だから、初対面だったということ。

それから30分くらいかなぁ。おっさんの身の上話やら、近所の人の話やら、農民についての談義といった与太話をして、別れた。

まぁ、ご近所さんと仲良くなれて良かったという話・・・を書いているわけではない。

そのおっさんが、話の中で何度も言っていたキーワードがある。

「大丈夫、おれもちゃんとしてないから」

「おれの周りにもちゃんとしてないヤツがいっぱいいるから」

大丈夫?ちゃんとしてないから?おれも?

って話なのである。

おいおいおい、と。引っかかるじゃねぇか、と。

いやね、いいんだよ。別に。おれ、ちゃんとしてないし。自分のこと、ちゃんとしてると思ったことないし。ちゃんとしようと、思ったことないし。

でも、引っかかるじゃねぇか、と。

長くなったので、つづく。