僕が尊敬する人ベスト10の中に、現存する人は数人しかいない。
その中の一人、エムケイの話をしよう。
ペンキ屋の仕事を辞めて、家へと帰ってきた昨日の夜。久しぶりにエムケイからの着信。
走行距離26万キロを超えたスカイラインのエンジン音が、嵐山の暗闇に響き渡る。シルバーのスカイラインの塗装は、年月とともに劣化し、剥げ落ち、それをエムケイが自分で塗装したものだから、車の車体というよりも、なんか、ねずみ色のボロいハコみたくなっている。
しばし、互いの近況報告。
近況といっても、春から会っていなかったので、盛りだくさんなのである。
エムケイに、自分の近況を聞いてもらいながら、春から今までに起きたことを振り返ったりする僕なのである。
僕の近況の中に、「パソコンが壊れた」という話題があった。
いや、正確にはまだ壊れていない。が、しかし、きっと壊れている。「きっと壊れている」「壊れているかもしれない」「壊れていると思われる」が、「壊れた」に変わるのが嫌だから、そのまま放置してるんだぁと、僕はエムケイに言った。
そんで、新しく入手しなければならないパソコンやら音楽ソフトなどなどの話を続けた。
すると、エムケイが言う。
「やってみようよ、今」
いや、だからね、九分九厘壊れてるわけ。だからね、いいんだよ、放置で。と僕。
すると、エムケイが話し始める。
エムケイの話はこんな感じだ。
最近、会社の食堂のテレビが点かなくなったそうだ。点かなくなったというか、変な表示のまま固まってしまったそうだ。
あれやこれやを試しても点かない。仕方がないので、メーカーに問い合わせてみた。
メーカーの人が言うには、電源プラグを一度抜いて、再度繋げると点く時がある、というもの。
エムケイは、食堂へ戻り、テレビの電源プラグを抜く。しばらく待って、再び差し込む。
そして、電源を入れる。
さっきまで、変な表示をしたまま固まっていたテレビが・・・なんと、なんと、完全に壊れたそうだ。変な表示さえもしなくなり、完全に御臨終になったそうな・・・。
・・・いったい、エムケイは、なんのために、この話をこのタイミングでしたのだろうか?
「完全に壊れてやんの!ガハハハ!」と笑いながら、エムケイが僕のパソコンを指差して言う。
「just do it!」
僕は嫌々、パソコンの電源プラグを差し込み、パワーボタンを押し込んだ。
なんと、なんと・・・起動・・・した。
懐かしの画面が、目の前に。
エムケイって、凄いと想う。
エムケイは魔法使いなのかもしれない。
エムケイが何をしたかって?
エムケイは、いつも僕にこう言ってくれるんだよ。
「just do it!」
そんで、パソコンを修復ツールにかけて、20時間後、修復検証中にまたクラッシュした。
現在も検証中なのである。
さて、とりあえず、何をするべきか。
バックアップを取るかなぁ?
それがいいかなぁ?
どうすっかなぁ?
その中の一人、エムケイの話をしよう。
ペンキ屋の仕事を辞めて、家へと帰ってきた昨日の夜。久しぶりにエムケイからの着信。
走行距離26万キロを超えたスカイラインのエンジン音が、嵐山の暗闇に響き渡る。シルバーのスカイラインの塗装は、年月とともに劣化し、剥げ落ち、それをエムケイが自分で塗装したものだから、車の車体というよりも、なんか、ねずみ色のボロいハコみたくなっている。
しばし、互いの近況報告。
近況といっても、春から会っていなかったので、盛りだくさんなのである。
エムケイに、自分の近況を聞いてもらいながら、春から今までに起きたことを振り返ったりする僕なのである。
僕の近況の中に、「パソコンが壊れた」という話題があった。
いや、正確にはまだ壊れていない。が、しかし、きっと壊れている。「きっと壊れている」「壊れているかもしれない」「壊れていると思われる」が、「壊れた」に変わるのが嫌だから、そのまま放置してるんだぁと、僕はエムケイに言った。
そんで、新しく入手しなければならないパソコンやら音楽ソフトなどなどの話を続けた。
すると、エムケイが言う。
「やってみようよ、今」
いや、だからね、九分九厘壊れてるわけ。だからね、いいんだよ、放置で。と僕。
すると、エムケイが話し始める。
エムケイの話はこんな感じだ。
最近、会社の食堂のテレビが点かなくなったそうだ。点かなくなったというか、変な表示のまま固まってしまったそうだ。
あれやこれやを試しても点かない。仕方がないので、メーカーに問い合わせてみた。
メーカーの人が言うには、電源プラグを一度抜いて、再度繋げると点く時がある、というもの。
エムケイは、食堂へ戻り、テレビの電源プラグを抜く。しばらく待って、再び差し込む。
そして、電源を入れる。
さっきまで、変な表示をしたまま固まっていたテレビが・・・なんと、なんと、完全に壊れたそうだ。変な表示さえもしなくなり、完全に御臨終になったそうな・・・。
・・・いったい、エムケイは、なんのために、この話をこのタイミングでしたのだろうか?
「完全に壊れてやんの!ガハハハ!」と笑いながら、エムケイが僕のパソコンを指差して言う。
「just do it!」
僕は嫌々、パソコンの電源プラグを差し込み、パワーボタンを押し込んだ。
なんと、なんと・・・起動・・・した。
懐かしの画面が、目の前に。
エムケイって、凄いと想う。
エムケイは魔法使いなのかもしれない。
エムケイが何をしたかって?
エムケイは、いつも僕にこう言ってくれるんだよ。
「just do it!」
そんで、パソコンを修復ツールにかけて、20時間後、修復検証中にまたクラッシュした。
現在も検証中なのである。
さて、とりあえず、何をするべきか。
バックアップを取るかなぁ?
それがいいかなぁ?
どうすっかなぁ?