ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

元気の源、なーんだ?その2

2019-12-23 22:31:00 | Weblog


高校の時の同級生が家に遊びに来た時に、言っていた。
「もっとこう、ドッシリとした重いマグで飲みたいんだよね、珈琲を」

ほんとか?ほんとだな?重くていいんだな?

このマグ、すごく重い。たぶん、430グラムくらい。650グラムの土を使って作った。乾燥して、焼かれて焼かれて、今はたぶん430グラムくらい。重いよ。

まぁ、気持ちは分からなくもない。ドッシリとしたマグで飲む珈琲は、きっと旨い。


ネジが折れて、ラジエターの液がダダ漏れになってしまったジムニー号の話。の続き。

もはや、素人の出る幕ではない。ボルトの穴に、途中で折れた固着したネジ。

・・・

車屋へ行こう。

馴染みじゃない、馴染みの車屋へ。近所の車屋へ。

蓋は、片側のネジしか締めていない。締めていないから、エンジンをかければ、液が噴き出す。その状態で車屋へ。3キロ。

馴染みじゃない、馴染みの車屋のにーさんは、いつも忙しい。でも、いつも親切だ。だから、困ったことがあると、いつも駆け込む。3回目。

車屋のにーさんは、ボンネットを開けたジムニーを覗き込み「あちゃー」と言った。

「これは、すぐには直せないよ」

「この台座は、ここと繋がってるでしょ?ほら、すうすると、これごと替えなきゃならないかもしれないよ」

これごとってのは、もう、エンジン丸ごとに近いみたいな感じなのである。

そう、ネジが折れた時点で、もう終わってしまっているのである。そんなことは知っている。オワコン。

なんかいい方法はないですかね?とかね。聞いてみる。

「うーん・・・」車屋のにーさんは唸る。

どちらにせよ、なににせ、車屋のにーさんは年末でとても忙しいので、何もしてやれないとのこと。

でも、ひとつ、ヒントをくれた。ヒントというか、唯一の答をくれた。

僕は、再び、ジムニー号のラジエターの液を噴き出させながら走らせるのである。

どこへ?

我が家へだよ。

まだあった。素人にも出来ることが、まだあった。

つづく。



元気の源は、なーんだ?

2019-12-23 22:08:00 | Weblog


可愛い花瓶が出来た。
家の周りをキョロキョロしながらウロウロと歩く。

「なんか、可愛い葉っぱはないかな?」

紅葉した可愛い葉っぱを発見。ポキっと折って、花瓶な挿してみる。

「うへぇ!めっちゃ可愛いじゃーん」

とかね。


ジムニー号が、我が家からいなくなってしまった。代わりの車が、ある。ジムニー号はいない。代わりの車が、ある。

ここ四、五日、元気がない。僕の元気がない。
旅を中止したため、それほど忙しくなくなったからなのかもしれない。
僕の元気がない・・・なんてことは、すごく珍しいことなのだと思う。元気をなくして初めて気付く。一年間、ずっと、元気に過ごして来たんだなぁ・・・とかね。

ジムニー号の水温計がグングンと上がり始めたのが、一週間ほど前のこと。
このままだと壊れる。エンジンがオーバーヒートして壊れる。

ちょこちょこと調べて、「これはサーモスタットがダメなんじやないか?サーモスタットを交換すれば直るんじゃないか?」という結論に達する。勝手に達する。素人が達しても、それはまったく正解ではなかったりするから怖い。すごく怖い。

インターネットで注文した。サーモスタットを注文した。

すぐに届いた。サーモスタットはすぐに届いた。

「よし、交換するぞ!直すぞ!ジムニー号!」

サーモスタットの交換は意外と簡単である。インターネットによるとね。ネジを2本外して、パカっと蓋を開けて、サーモスタットをササっと交換して、蓋を閉めて、終了。かーんたーん。

よし、ネジを外すぞ。

「固いなぁ」

「固いなぁ」

必殺潤滑剤ラスペネちゃんをプシューっとかけて、しばし待ったりして。

一本、回った。

もう一本。かーんたーん。

慎重に、少しずつ、少しずつ。おっ、少し回った。2ミリくらい回った。2ミリずつ、
少しずつ。

2ミリを回すこと、10回くらいか。

ネジが、ポキっと折れた。

そう、ネジは、2ミリずつ回っていたのではなく、2ミリずつ、千切れていたということだな。そういうことだな。そういうことなんだな。

なんでや!なんで折れるんや!ネジ!

ジムニー号、25歳くらいである。人間の25歳は若造だが、車の25歳は・・・もうおじいもおじい。おじーちゃんである。
25年間、一度も回されなかったボルトは、サビやらなんやらで固着して、絶対に回すことが不可能!みたいになってしまっているのである。

そう、ネジが折れたことにより、蓋は開いた。蓋は開いたが、ネジが折れたので、もう二度だ閉まることはない。わかるかい?蓋は、もう二度と閉まることはない。わかっているのかい?蓋が閉まらないんだよ。

ラジエターの水がさ、ビチョチョーっと漏れているのだよ。蓋が開いたところからね。

もう終わりだよ。こんなもの。もう終わりだよ。だって、ネジが折れちゃったんだもの。液がダダ漏れになっちゃったんだもの。蓋は、二度と閉まらないんだもの。

つづく。