閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

マイナンバー

2015-11-11 07:02:03 | 閃き
来年1月から使用開始される国民総背番号制であるマイナンバーについて、既に管理側の不手際や通知書を配達する郵便局員の不手際が発生し、導入前から不安を煽るような記事が紙面を飾っているが、個人的に違和感が拭えないでいる

個人情報としては他人に決して漏洩してはいけないと、とても大切なものである事を強調しているのだが、他人に知られて困るようなものを使用する事自体が間違っているように感じる


そもそもマイナンバーは個人を特定する為に使用する目的で導入される

産まれてから死ぬまで使用するもので、戸籍に関する情報がこの番号を通して記録される

しかし、自宅で死亡したまま放置して年金を不正に受給する事は判らないだろう


国民健康保険の加入についても明確にされる

アルバイトでも給料を支払う時は誰に支払ったかを明記しなければならなくなるので、扶養、被扶養の区別や、学生と社会人との区別も可能になる

これは、学生で扶養になっている時、バイト収入が高額になると扶養から外れる可能性も出てきそうな気がしている


通常給料を支払った場合は源泉徴収を10%行い、後に個人が修正申告して過払い分の所得税の還付を受ける手続きをしなければならない

夜の蝶のような高収入アルバイト達は、高額な給料を得た申告から逃れられずに個人事業主として青色申告などの手続きが必要になるだろう、その代わり衣装代、美容院代などの必要経費も控除できるかもしれない

詰まり、なりすまし等の不正が出来にくくなり、あらゆる収入の名寄せが可能になるので、収入を誤魔化す脱税は出来なくなる

昔のような、お妾さんの様に現金で毎月支払ってくれるお小遣いの様な収入は判らないが、雇用する方が人件費で計上するものについては隠せないだろう


外国映画などでは、身分証明書の提示をしているシーンを見かける

マイナンバーの先進国では免許証やパスポートの代わりとして使用されている程、有効に使用されている

買い物のポイントや割引の付与などにも活用される程、身の回りにはマイナンバーを使用する機会が多いと言う

顔写真付きなのだが、マイナンバーだけが一人歩きする事は起こっていないように感じた

人の身分証明書を盗み出しても、なりすましには利用出来ない事が推測できる

従って日本のマイナンバーは秘密を漏洩するなと言わざるを得ないのだ


簡単な事を言えば、日本以外のマイナンバーは他人の利益には絶対に利用できない仕組みになっていると思わざるを得ない

それに引き替え日本のそれは容易に他人の利益に利用できるものであると言える

その様な危険なマイナンバーを何故日本は使用するのだろうか不思議である


仕組みの不安を棚に上げて、個人の管理に任せようとする国の姿勢が気に入らない

制度は賛成だが、もっと準備をしてから初めてもらいたいものだ
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