百田尚樹の著書「幻庵」上中下の3巻が同時に発刊されたので購入して読み始めた
囲碁好きを自称する百田氏ならではの内容で、物語というよりは歴史書を読んでいる如くに読み進む事が出来る
内容についてはネタバレになるので書かないが
江戸時代、士農工商という身分制度にあって、田舎の百姓の末っ子であっても碁が強ければ頂点に登り詰める事が出来るというアメリカンドリーム的な特殊な世界があった
そんな囲碁が日本で大きく発展した時代に生き、囲碁の頂点、極みを目指す男達の様を通して封建的な社会の特殊な世界を観せてくれている
夏休みには退屈しないで済みそうだ
話は変わるが子供の頃、漫画で囲碁を描いた物語があり、とても好きだった
主人公は貧しい百姓の倅で長男ではない男
幼い時怪我をして脚を悪くしたので肉体労働には向かない穀潰しの若者が寺の和尚に碁を習い始め
囲碁の世界に飛び込むが、学歴や家柄が無い為に賭け碁で腕を磨いた
強い者に勝ちたいという欲望に駆られ本因坊家の跡継ぎに挑戦するまでに至るが…
囲碁は社会人になり上司から教わるのだが、どうしても続かなかった
元来、じっとしている事が苦手だったのだ
しかし、将棋で藤井棋聖が話題になり、次は囲碁かもしれないと思うこの頃
又、始めてみようかと考えている
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