閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

呆けの兆候

2015-10-22 06:08:42 | 閃き
実母を伴って定期健診に出掛けた

2ヶ月に1度の親孝行と、実母と一緒の病院で治療を受けている

実母を迎えに行き、病院に到着すると立体駐車場は満車に近い

母を1階で下ろし先に受付を済ませるように言って送り出した

駐車場に車を止めた後、母を追った

自動受付機の前で母は案内の女性と操作をしていたので、知らぬ顔で隣の受付機で受付しようとするが受け付けてくれない

仕方なく窓口へ行き、診療用紙を受け取って内科の受付へ向かった

内科の受付に母の姿が無いが、先に診療用紙を提出すると、本当に今日が診察日かと聞かれたので、予約券を見せると、担当医が急遽学会で本日は診療できないという

そんな突然なと考えたが薬だけ出して頂くようにお願いして改めて診察日を予約した


母を見つけて、同じ手続きを行わねばならない

母に診療用紙を出すように言うと、既に出したというが、内科受付には出されていないという

仕方なく、もう一度自動受付機へ行って受付をしようとすると受け付けてくれない

確かに受け付けしていたように思うが、仕方なく受け付け窓口で診療用紙を受け取り、再び内科受付に行き手続きを行った

母は自動受付機で診療用紙を受け取ったのか疑問が残った

長い時間待たされて薬を受け取ったが、、母は受付が送れた分だけ遅くなっている様子

仕方無く一緒に待つ事にした


すると、「あの人○○さんだ」と呟いた途端1人の女性に声を掛けていた

相手の女性は、母が誰だか判らない様子、これは人違いなのでは?と様子をみていたが、暫くしてその女性が母の事を思い出し、懐かしげに話し出した

母の記憶力は素晴らしいと感心した

ようやく処方箋を受け取り会計窓口へ向かったので、先に表で待つ事にした

出口から出た母は左右を見回すと、駐車場と反対方向へ向かって歩いて行くので、携帯電話をかけて車の場所へ誘導した

車に乗り、駐車場を出発した時、どうして反対方向へ歩いて行ったのか尋ねると、駐車場が判らなくなったと言う

更に、随分早く出てきたが薬はもらったのかと尋ねるともらっていないという

母は薬の引換券を持っていた

支払を済ませ、薬を受け取らないまま出てきてしまったようだ


お昼時になったので、母の好きな回転寿司へゆく事にした

未だ、客足は伸びていなかったので、直ぐにカウンター席に腰を下ろすことが出来た

回転寿司のカウンターには1人に1つずつのタッチパネルが設置してある

回転寿司が好きな母はよく妹と来ているようで、説明しなくても勝手に注文していた

最初はマグロを2枚?、エンガワも2枚?、ローストビーフを2枚?

これは確実におかしい、間違っているのでは?と考えた


私は注文した皿が届いた時、少々意地悪に「僕は食べないよ」と伝えた

母は心配する私を余所に2枚の皿を次々と平らげていく

その他にも幾つか注文していたので、大凡8皿近く平らげた

その光景を見て、これは呆けているのでは無い事を確信した


一日の母の行動をみるとちょっとおかしいと思う行動があったが違うようだ

それより、自分の方が呆けてるのではと心配になった

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