閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

大阪都構想の選択結果

2020-11-01 22:33:30 | 閃き
大阪都構想を巡る2度目の国民投票が実施され、僅か1万5千票の差で反対票が上回り、事実上廃案となった

大阪では橋本元府知事時代から提案され、大阪維新の会のメイン的旗印だった

松井府知事と吉村市長が同時に辞職し、立場を入れ替えて立候補を行い、当選することで再び大阪都構想の是非を問うという荒技にでて見事当選を果たし、再び国民投票に向けた準備が始まった


投票結果を見て松井市長は任期の満了で政治家を引退すると責任を取ったが、これは橋本前代表と同じ手法

吉村府知事は、今後大阪都構想を推進することはしないと発表した

私にはこの姿が、今話題になっているアメリカ大統領選挙にダブって見える


アメリカは2大政党制で、大統領を出した政党が全てを牛耳る構造だ

トランプ氏とバイデン氏は拮抗していると伝えられており、過半数を取った方が大統領となり政権を担当する

従って、今回の国民投票はそれによく似ていると思う

詰まり、投票結果が全てを決めてしまうので、いいとこ取りは存在しない

日本はアメリカのように2大政党制になるべきだと言われるが、実は大阪府の選択と同じになると言うことだ

専門家達は、5年の間に2度も国民投票を行うなど有ってはならないと口をそろえて発言したが

彼らには2大政党制は嫌な事なのだ

言い換えれば、現在の立場にしがみつきたいと考えていて、最も大切な国民の意思を反映する今回の様な取り組みは、結果によっては失職する可能性が恐ろしくて反対しているのと同じだ


かつて、日本の政治を変えようと道州制が提唱され、首都機能の移転も高らかに歌われたが、今は昔、何処かへ消えてしまった

管総理が今回の国民投票について一石を投じたを発言した意図が理解できる

今の日本には国民に真正面から問いかける今回の様な取り組みを排除させようとする力が働いている用にも見える

大阪府は、そんな日本の中にあって先進的な取り組みを行った事は大いに共感する

大阪都構想は無くなっても、こういった姿勢は是非残して欲しいと願っている




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