閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

街道を歩く

2016-01-22 07:28:02 | 閃き
経済団体の賀詞交換会に出席した

国会議員の先生達は会期中という事もあり代理だったが県会、市会議員の先生方、市長や公官庁の役職者、金融機関の役員まで幅広い来賓と団体の主な役員などが一同に介して新年の挨拶を行うのだが、こういった集いは名前を変えて色々あるだろうが本人出席が多い事から重要視されているのだろうと思う

当然、懇談中は席を立って主だった方々にご挨拶を行うのだが、久し振りにお会いする方もいて楽しい懇談が出来たと思う

会の後、ある役員から2次会に出るように言われたので少しだけ参加することにした

2次会場の隅に座っていると近くの会社の社長さんと奥様がいらしたのでご一緒させて頂いた

今回はその奥様のお話である


奥様の趣味は街道を歩く事だそうで

家から遠く離れた中山道を実際に踏破し、今は東海道に挑戦中だとか

その方法とはお話しから想像するに、先ず新幹線に乗って東京駅から日本橋へ電車で行く

そこから旧東海道を京都に向かって実際に歩き、ある程度歩いたら、そこから電車に乗り東京駅から自宅へ帰る

そして、再び東京駅から前回中断した地点まで電車で行き実際に歩く、という方法をとっているようだ

これは四国八十八箇所のお遍路さんのやり方を真似ていると思う


何故最初は中山道だったのか訊ねなかったが、おそらく若い内に堅牢な街道を終えておきたかったのでは無いかと想像する

そして中山道の踏破に要した期間は何と3年半だとか

何とも早、根気の要る事だろう

体力と財力に気力も必要な異業であるという

現在は東京から静岡辺りを歩いていると爽やかな笑顔で話されたのが印象的だった


因みに奥様は毎朝3時半に起床し、旦那さんに4時に朝食を摂らせているという

社長は5時には会社に出社、社員は6時には会社に来て、勉強や掃除、仕事の段取りをしているそうな

最近はトイレ掃除に嵌まっているという


人生は1度きり、色んな人生があるが奥様のような趣味は聞いたことが無かった

勿論1人きりで歩いている事を付け加えておく

こういった会に参加しなければ知り得なかった事である


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