DHCが運営しているDHCテレビ制作のNET番組ニュース女子が放送した沖縄県高江のヘリパッド埋め立て反対の実態についての番組は実際に取材もせず実態と著しく異なった内容であり名誉を侵害されたとして活動団体「のりこえネット」と在日韓国人女性から損害賠償等を求めて訴えていた判決が東京地方裁判所において下された
判決は原告側の申立を指示しDHCテレビのホームページでの謝罪文の掲載と慰謝料550万円の支払いを命じた
この判決について被告側は控訴する模様だ
私は個人的にこの番組を観ていたし、現在でも観る事が可能である
辺野古の反対運動に関する取材報道はこの番組以外にも多くあり、それらも観た
個人的見解では番組の内容が活動団体や在日韓国人女性を著しく名誉を毀損しているようには感じなかったし、差別や偏見によるものでも、傷つく被害者を嘲笑する内容でもないと感じた
こういった内容の報道は地上波のテレビでは報道されていないと考えているし、ネットによる報道番組の勇気ある番組だとも感じた
3年前に私は沖縄に行った時、観光の途中でこれらの地域へ車でゆき遠くから眺めた経験がある
埋立のトラックが出入りする交差点にお年寄りも含んだ男女が数人埋立反対のプラカードをトラックに向けてアピールする姿を見た
テントが張り巡らされている場所には恐ろしくて行かなかった
ニュース女子という番組は普段ニュースなど見ない女子でも理解できる報道番組というコンセプトでできたと理解している
問題の番組以外も観たことはあるが決して偏向的でもなく地上波では決して報じられない情報として興味深い番組だった
ある意味、放送業界のタブーに挑戦した感もあった
裁判の判決については訴状の内容を詳細に知らないので触れられないが、この番組の内容でも原告の名誉を毀損しているのならば、もっとひどい偏向報道によって傷ついている善良な国民が多く存在する実態を裁判所はどう考えているのだろうか
報道では視聴者に対して知らせたいテーマがある
しかし、放送法によって偏向報道にならないように示している
ニュース女子では多少過激な表現を用いたり、推測である事をつなげる内容もあったが、地上波テレビのワイドショーで気軽に発言して傷つける言葉を発する芸能人の司会者やコメンテーターを野放しにしておいて良いのだろうか
是非控訴してとことん報道の内容や放送の仕方、表現の方法、
司会者やコメンテーターの発言の影響力について議論して欲しいものだ
偏向報道する地上波テレビからネットの報道番組に視聴者が移っている事実はこの点にあると実感している
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