閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

隠すと目立つ

2019-05-19 10:48:00 | 閃き
人間誰でも人に対して見られたくない、知られたくない部分があると、それを隠したいと思うものだ

隠すという行為は意識を伴うので、常に隠そうとし続ける必要がある

そうしないと気を抜いた途端、ボロが出る羽目になる


先般の高校の同窓会の時に偶然にも私と同じ傷を負った輩がいた

彼とは話していないが、おそらく同じ原因に違いない

彼は終始その傷を手で覆うように隠しながら談笑していた

それを遠目で観ていた私は、かえって目立っているのにと考えていた


色の白いは七難隠す、と言われる

肌の色が透き通るような白さであれば、その他の難点には気付かないという事だ

詰まりは隠そうとしないで、他に注目させれば必然的に隠すことと同じだということだ

しかもこの場合は終始気を使う必要がないという利点がある

私は後者を選んでいるから気になどしたことが無い

ふとした瞬間に相手が傷に気付くかもしれないが、気にしていないし、相手も傷に付いて訊ねてこない

ただ、ごく稀に訊いてくる輩がいるが、その時は笑って説明すればそれで終わりである

自分が気にしているよりも遥かに相手は気にしていないものなのだ

だからといって傷を全面的にアピールする必要もない

それこそ余計な行動であろう

隠さないほど見つかりにくいのかもしれないが、保証はしないよ


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