運転免許を更新するために“明石更新センター”に行きました。女房の同伴で行ったので、本人が手続き・講習をしている間、センター内を観察していました。
更新センター内に入ると、更新申請書を発行してもらう①受付の付近に、事務服を着用した女性が数名、何やらパンフレットらしきものを持って、①受付で手続きをしている人々をみつめていました。
受付手続きをした人が、申請書と質問書への記入をしようと記載台へと向かうと、これらの事務員さんが近づいていき、「交通安全協会に加入されれば、何も書かずに、すぐに3番窓口に行って手続きができますよ…」と誘っていました。①受付に設置してあるディスプレー(交通安全協会のものと思われるが…)にも、『交通安全協会員と本日ご入会の方・・・申請書の記載は必要ありません。』と表示されています。
申請書には、住所、氏名、氏名フリガナ、電話番号などを記入するのみです。もう一枚渡された質問状も、最近の体調や生活習慣について『はい』・『いいえ』のどちらか該当すると思うほうにチェックをいれるだけの非常に簡単なものです。何一つ難しいものはありません。
これらの書類は法令に基づいて記入が義務付けられているものと思われるので、最低限、氏名については自書が原則だと思いますが、「何も書かなくてよい」との言葉に絆されて入会する高齢者が多いように見受けられました。
更新手数料以外の交通安全協会加入の費用は、兵庫県では、入会手数料2,500円、会費(500円×免許証有効期間年数)となっています。免許証の有効期間が5年の場合、会費は2,500円となり、交通安全協会への支払いで5,000円が、免許証更新手数料及び講習料3,000円~以外に必要となります。
交通安全協会に入会したとしても、③窓口での手続きをすませると、本人が入会の勧誘をしている事務員に不明事項を質問しない限り、後は放置されます。
更新手続きは難しいものではありません。冒頭に表示した『免許更新の手続き順序』に従って、一つの窓口での手続き・処理が終われば、次に行くべき窓口番号を案内してくれます。
手続きの中で馴染が薄いのが④-1窓口の『登録番号』です。④-2窓口の『適性検査』は主に視力検査です。④-1窓口の『登録番号』とは何でしょうか。番号登録機の手前に説明書が掲示してありました。
『④-2適正検査』の手前に番号作成機が数台設置されていました。
この機械で作成した二種類の番号が、この後の更新免許証に紐付けられることとなります。
これは、偽造防止を目的とした、免許証のICカード化に基づくものです、ここで登録した番号がICチップ読み取りの暗証番号となります。
【関係サイト】
○ 警察庁HP-ICカード免許証
○ 警察庁HP-ICカード免許証の暗証番号の運用に係る留意事項