スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

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「おはぎ」、「ぼたもち」、「あんころもち」の違い

2018-09-29 11:49:17 | 日記・エッセイ・コラム

 彼岸(ひがん)とは雑節の一つで、春分・秋分を中日とした前後各3日を合わせた各7日間を指していいます。
  2018年は春分の日が3月21日なので、3月18日~24日、秋分の日が9月23日なので、9月20日~26日が彼岸となります。

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 「おはぎ」と「ぼたもち」は基本的に同じ食べ物で、どちらか一方で呼ばれることの方が多いのですが、季節・大きさ・材料によって呼び分けられることもあります。

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1.春と秋で・・・

 ぼたもちは漢字で「牡丹餅」と書き、春の彼岸の頃に咲く“牡丹の花”に似ていることから付いた名です。
 おはぎは漢字で「御萩」と書き、これも秋の彼岸の頃に咲く“萩の花”が咲き乱れるさまに似ていることから付いた名です。

 このことから、春に作るものを「ぼたもち」、秋に作るものを「おはぎ」と呼び分ける地域も多くありましたが、現在は、季節によってよび分けられることは少なくなりました。

 ちなみに、夏は「夜船(よいふね)」、冬は「北窓(きたまど)」ということもあります。
 ともに、同じ言葉遊びから生まれた名で、おはぎ(ぼたもち)は、杵を使って餅をつかずに作れるため、音がせず、何時ついたかわからないことから「搗き知らず」と言われることがあります。
 また、夜は暗くて船が何時着いたか分からないことから「着き知らずと考え、それを「搗き知らず」と掛けて、「夜船」といったようです。
 更に、北向きの窓からは月が見えないことからこの窓を「月知らず」と考え、それを「搗き知らず」と掛けて、「北窓」と言ったとも考えられています。

 2.大きさで・・・

 大きさによって「おはぎ」と「ぼたもち」を呼び分ける地域もあります。
 これも牡丹と萩に通じるもので、それぞれの花の大きさの違いから、ぼたもちは大き目に作り、おはぎは小さ目に作られます。

3.餡子(あんこ)で・・・

 おはぎには「粒餡」、ぼたもちには「漉し餡」を使い、餡子の違いによって呼び分けることもあります。
 収穫時期となる)秋の小豆は皮まで軟らかいことから、秋のおはぎには粒餡を使い、一方、春の小豆は冬を越して皮が硬くなっていることから、春のぼたもちには「漉し餡」を使ったためといわれています。

4.その他・・・

 そのほか、“もち米”を主に使ったものを「ぼたもち」、“うるち米”を主に使ったものを「おはぎ」と呼び分けたり、小豆餡を使ったものを「ぼたもち」、きな粉をつかったものを「おはぎ」と呼んだり、餅の状態になるまで搗いたものを「ぼたもち」、米粒が残ったものを「おはぎ」と呼んだり、)多くの呼び分け方があります。


 春と秋の季節も含め、これらの違いは地域やメーカー、販売店によって、逆転するなど違っており、全国共通ではありません。


 「あんころもち」は「餡衣餅」が転じた言葉で、外側を餡で包んだ餅を指します。

 「おはぎ」(「ぼたもち」)も餡で包むため、「あんころもち」の一種と考えられます。

 「あんころもち」は米の粒が無くなるまで完全に潰した餅を使い、米粒が残る程度に搗いた餅を使う「おはぎ」(或いは「ぼたもち」)と区別されます。
 このことから、「あんころもち」を別名「全殺し」とか「皆殺し」と言い、おはぎ(ぼたもち)を別名「半殺し」ともいいます。

 また、外側が餡ではなく餅で、餡を餅でくるんだ大福餅のようなものを「あんころもち」と呼ぶ地域もあります。


 やはり、私としては、1番の説が「風情があっていいな」と思います。




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