1月26日に、長男が新しいノートPCを購入しました。今までのWindowsXP機に替わるもので、彼自身としては初めてのPC購入です。携帯電話との2台持ちでのスマートタブレットも勧めてみましたが、使途からPCがいいとのことでした。購入に先駆けて、販売店でどれがいいか選んでおくようにと言ったのですが、何を基準に選べばいいか分からないとのことで、いくつかの選択ポイントを伝えました。
<PC選択ポイント>
(1) 価格:購入可能な、予算内であること
(2) OS :Windowsかそれ以外か: Windowsであれば、最新のOS(今なら8.1)
(3) CPU:Intelかそれ以外か : IntelならCeleron より上位、Core i3以上が望ましい
(4) メインメモリ:4GB以上が望ましい
(5) HDD:500GB以上が望ましい
以上の5ポイントを説明すると、他のことは大体分かる気がするが、CPUについてはチンプンカンプン。どういうことなのかと更なる説明を求められました。
これを話し始めると長くなりそうなので、齟齬を恐れず、出来るだけ手短に説明してみることにしました。
CPU とはCentral Processing Unit(セントラル・プロセッシング・ユニット)の略で中央演算処理装置などと訳されます。
PCの中心的な処理装置としての電子回路です。
各装置の制御やデータの計算・加工を行う装置です。
メモリに記憶されたプログラムを実行する装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算・加工した上で、出力装置や記憶装置に出力するなど、PC全体の処理・計算を行います。
正にPCの「頭脳」と言える部分です。
したがって、このパーツの良し悪しが、PCの性能に直結すると言っても過言ではありません。それほど重要なパーツです。
それでは、現在主流となっているIntelのCPUについて、メーカーの売り文句も含めながら少し見てみましょう。
①Core i7(最高機能&最高価格)
マルチメディアの作成や本格的なマルチタスクに対応。究極のスマートなパフォーマンス
②Core i5 (一般向けの高機能CPU )
ビデオや写真、電子メール、インターネットの利用で、スピードアップをもたらすインテリジェントな高性能を発揮
③Core i3 (価格も性能も標準のCPU )
音楽を楽しむなど一般的な作業をこなせるスマートなパフォーマンス。
④Pentium (i3より低機能&低価格)
信頼性の高い PC パフォーマンスにより、家族や友人とのコミュニケーションやオンライン・エンターテインメントのほか、音楽や写真も最大限に楽しめる。インテルならではの優れた性能と確かな品質を備えている。
ギリシア語の"5"を意味するPentaとラテン語の要素を表すiumを合成した造語。
コンシューマ(最終使用者)向けハイエンドプロセッサのブランドとして長く用いられたが、2006年初頭に新たなブランドとしてCoreが発表され、それと同時にPentiumブランドの廃止が一旦発表されたが、Pentium Dual-Coreという名称でPentiumブランドの存続を決定。Coreブランドと、ローエンドのCeleronブランドの中間に位置付けされた。後に名称が単なるPentiumへと戻された。
⑤Celeron (かなり機能を抑えた最廉価版 )
エントリーレベルのコンピューティングに最適な品質、信頼性、パフォーマンスを提供。 ソーシャルメディアの利用や文書作成、ビデオの視聴など、基本的なニーズに予算内で対応できる。PC 初心者に最適。
インテルの x86 アーキテクチャの マイクロプロセッサ のうち、低価格(エントリー、ローエンド)PC向けの マイクロプロセッサ。
低価格Basic PC用CPUの分野で多く採用されていたCyrix(サイリックス)の Media GXやAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ、Advanced Micro Devices, Inc. )のK6など、ライバルに対抗するために開発された。
・・・・・・≪余談≫Core iシリーズの世代・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Core iシリーズでは、プロセッサー・ナンバーの頭の数値で世代管理が行えるようになっています。但し、第1世代には世代管理番号がありません。
例えばi7 processer なら、
第4世代:i7 4600U
第3世代:i7 3687U
第2世代:i7 2677M
第1世代:i7 640M
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CPUを選ぶポイントとして、(1)クロック数〔動作周波数〕(2)コア数(3)キャッシュ(4)ターボブースト(5)GPU〔Graphics Processing Unit〕(6)TDP〔Thermal Design Power;省電力〕(7)マイクロアーキテクチャーの7ポイントがあると言われています。
しかし、少し専門的な内容をチェックするとなると一般人には大変なことです。せめて、上記CPU比較の①~⑤の順位で、できるだけ上位のCPUが入っているPCを選ぶように心掛けることだろうと思います。
長男は予算と相談し、Celeronより上位のCPU、Windows 8.1、メモリ4GB以上、HDD500GB以上、DVDスーパーマルチが実装され、MS-Officeが同梱されていることを条件に、次のPCを選びました。
機種:Fujitsu LIFEBOOK AH42/M FMVA42MW(2013年秋冬モデル)
OS:Windows8.1 64bit Operating system
CPU:Intel Pentium 3556U @1.70GHz x64 base Processer
HDD:750GB
実装メモリ(RAM):4.00GB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
ペン・タッチ入力:不可
オフィスソフト:Office Home and Business 2013
・・・≪プロセッサー・ナンバーの確認方法≫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1-1.Windows 8の場合
[PC]アイコン→「システムのプロパティ」の順にクリック
1-2.Windows 7の場合
〔スタート〕ボタンをクリック→「コンピュータ」を右クリック→「プロパティ」をクリック
2.システムのプロパティ中のプロセッサーの記述を確認
・・・・・≪Intel Processor Roadmap≫・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【関係サイト】
○ Intel HP「インテルのプロセッサー・ナンバーとは」
【関連記事】
○ 新しいPCを買ってしまった
○ WindowsXPのPCはOSのサポート終了後どうなる?
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