春の桜前線は良く追いますが、秋にも開花日を司る植物がありました。
すすき(芒、薄)はイネ科ススキ属の植物です。尾花ともいい秋の七草の一つです。 また茅(萱)と呼ばれる有用植物の主要な一種です。普通に見られる多年性草木です。
暑かった夏。人によって印象はさまざまでしょうが、いつの間にか、朝夕の冷え込みが話題になる秋になりました。
地上では、すすきが人びとの心をとらえます。少し郊外へでると、僅かの空き地でもススキが穂をだしています。里山のまわりや山の斜面では群落となったすすきが一斉に穂を出し、絨毯のように一面を覆い風に靡きます。
すすきの開花日とは、「葉鞘(ようしょう)から抜きでた穂の数が、穂が出ると予想される全体の20%に達した日」とされています。
すすきの見頃
例年、すすきの見頃は10月から11月半ばとされています。
旧暦8月15日の十五夜の月見には、はぎ(萩)とともにすすきを飾ることが多いといわれています。
気象庁では、全国の気象官署で統一した基準により、すすきが開花した日などの植物季節観測(生物季節観測)を行っています。
【関係サイト】
〇 気象庁 各種データ・資料
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