私は結構リサイクル本(古本)を利用(購入)しています。
大手中古本販売店では、買い取りした本を売り場に出す前にクリーニングをしています。
・表紙は表面活性剤を水で薄めたものでふき取り、
・本の横や上や下(小口や天や地)を書籍研磨機で削って手垢や日焼けした部分を削ります。
書籍研磨機は高価です。手動式の安価なものでも40数万円します。でももっと廉価に、家庭で遣る方法があります。
自宅でも、食器洗剤のマジックリンや裁断機ルーター式の研磨機などがあれば
同じことが手軽に出来ます。
表紙はビニールコーティングしているものならば水を吸わないので、マジックリンを水でかなり薄めたもので拭けば綺麗になります。
マジックリンのニオイが苦手ならば電解水やパソコン用のウエットティッシュを使うのもいいです。一番のお勧めは「洗剤能力PRO」と言う天然植物原料を使用したキッチン用洗剤です。
この洗剤はニオイもほとんどないのですが、原液ならばガソリンですらさっぱり落とせるので、水で薄めて使えば表紙を傷める事も無く綺麗になります。
本の横の手垢や日焼けした部分は、表紙のカバーを外した後、裁断機で薄く切れば見違えるほど綺麗になります。
残念ながら、評判のbook40は現在販売されていません。代わりに掲載した自炊裁断機はデューロデックスのブラック200DXです。
コツは、なるべく薄く切るように、削ぐようにすることで、切り過ぎないことです。 サンドペーパーで擦ることも有効です。
自炊裁断機で本の小口を削る際はガイドスケールを用いずに、「端を少し削ぎ落とす」感覚でやっていくのがコツです。
切りすぎると、表紙のカバー(ジャケット)をかけなおした際に大きさが違ってしまうからです。
本をクリーニングすることで新たな気持ちで、気持ちよく本を読むことができます。
(へぇ~! こんなことをして古本を綺麗にしているんだ!)
<知識の泉…自炊とは>
食事をつくること以外のシチュエーションで「自炊」と言うときは、“自分でやること”を指しているようで、「外食せずに、自分で食事をつくること」から転じた用語のようです。
自ら所有する書籍や雑誌を イメージスキャナ等を使ってデジタルデータに変換する行為(デジタイズ)を指す俗語です。
デジタル化(スキャン)の効率化のために、書籍や雑誌を裁断機やホットプレートなどで分解する行為をも含みます。
一方で自身では器材を揃えず、書籍のデータ化作業を他人である業者に依頼することを「スキャン代行」、「自炊代行」と呼びます。
この「自炊」という言葉は便利にその使用範囲を拡張してきているようです。
【関係先】
〇 大阪府立図書館 「本」の部分の名称
【関係記事】
〇 「BOOK」データベース