最新型MINI(F66型)のベーシックモデル、クーパーCを100㎞ほど使いました。
その印象をお伝えします。
何だかかしこまった書き出し、そうあまり書きたい事が多くないと感じています。
車が良くなかったわけでも、期待を裏切られたわけでもないのです。
いや、期待通りだったから正常進化として受け入れるという自然の流れだったのかもしれない。
一つ言えるのは、代車で借りる程度だとインフォテイメントシステム化されたナビ画面に集約された操作が難しい。
今まで、i driveに慣れてきた方であれば全く問題なかった先代までとは違い、とにかく戸惑う。
目的地設定からつまづく有様です。
それはそれとして、シートの出来、1.5Lターボの躾け具合など十分満足の出来るものです。
ベーシックグレードでありながら剛性感のあるボディは頼もしく、ちょっとその気なって曲がっても粘りは十分。
料金所ゲートからのフル加速も156馬力に嘘はなく、ちょっとフロントが暴れたりするところが懐かしい。
これに次のグレードである4発の204馬力モデルが載れば、5型のGTIほどに走るのでしょう。
F20型最終モデルの118iがそうであった様に、このかわいいキャラクターを1.5Lでさらりと乗るのが似合う様な気もします。
どの回転域からもトルクが乗ってくるのは3発の恩恵もあるでしょうし、ターボの改良によるものでしょう。
ボディサイズの割にフロントを意識させられるハンドリングは健在で、VWとは全く違うもの。
これは正直なところ好き好きの範疇なのかと思います。
私が今強いてあげるならば、ゴルフの感覚を取るというのが本心です。
嫌ではないが、一体感としてはゴルフの方が自然に感じます。
キャラクターが立っており、特色のある走りも健在であった最新型MINI。
インフォテイメントシステムに慣れさえすれば、良き相棒となるのでしょう。