えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

雷様

2011-08-08 | Weblog
昨日、友人宅へチャリで出向いた。
日中であったが、久しぶりに夏空の下漕げると、意気揚々出かけた。
到着して小一時間もする頃には、雲の色が怪しくなった。
まぁ平気だろうと高をくくって、話に夢中になる。

気が付けば、雨が降っていた。
電車で帰ろうかと真剣に考えたが、クリート付きのロードシューズで来ている。
友人の靴は小さくて入らない。
天気をチェックし、雷雲が接近していることを知る。
そこいらが雨雲バンドに大してかかっていないからと、流れは違う方向へ行くものと想像する。
帰宅までの所要時間を考えて逆算し、日没までぎりぎりの時間まで空と睨めっこ。
路面が乾き始めたのをGOサインとみて出発した。

走り出して、今の時期の日没は18時40分ころのはずだが、こんな天気では暗くなってしまうのはもっと早いはずであることに気付く。
しかもヘッドライトを忘れている。(テールのLEDのみ)
ペースを上げるが、空の上では雷雲が光る。
正直、初めての体験であった。
雷様の下、多摩川の土手をクロモリで走る恐怖感といったらない。(怖いのはカーボンでも一緒だろうけど)
光るたびに縮み上がった。
雨雲に近づいたらしく、狛江あたりで雨を感じた。
何とか、大して濡れずに調布の親戚宅まで無事に辿り着いた。
顔を洗って飲んだビールは格別の味だったのである。

アウトドアに久しい生活をしているので、久しぶりに自然の脅威におののいた。
その昔、登山道の無い小さな夏山で遭難しかけた事を思い出した。

どちらも、私の様に自然と向き合うことのない人間には大変怖い体験であったが、それでもその
脅威をやり過ごした後の達成感を味わえる。
これが登山家のスピリットに通ずるものなのだろうか。
コメント
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