聖域

大げさだなぁ、このタイトル。
その昔、男の聖域と云われていた「吉野家」についてである。

20年も前には、吉野家といえば、店員も客も男と相場は決まっていた。
何時ごろからか、女性の店員さんがチョビっと入り始めた。
その時に、男の聖域だからと反対する声が上がったのを覚えている。

それは、女性の目を気にすることに対する非難であった。
つまり吉野家ってのは、寝起きであろうが、うだうだした日の昼下がりだとか、さみしん坊な夕飯だったりを誰の目も気にせず
早い、安い、美味いを堪能できるものであった。
あのムチムチしたTシャツ姿の男どもの中に、女性一人でも入ろうものならば店の雰囲気はガラッと違ってきたのであった。
私も当初は落ち着かない気分になったものだ。
そして、随分と時間をかけて女性店員の比率を増やしてきた。

昨日の昼に入った吉野家で、自身初めてとなる「女性店員のみの吉野家」に遭遇した。
もう、全く違和感はない。
いや、敢えて言うならば、清潔感が漂う。
そう、女性店員さんが増えて、きっと衛生的にも改善された部分は多いのだろう。
ありがとう、女性スタッフ。。

私、かなりヨシギュウ好きですが、Air 吉野家は要らないな。
更には、後ろの人に食べたりされたら鼻につくだろうなぁ。