えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

X6と帰り道

2018-11-14 | 118d (F20)
X6(50ⅰ)は、言わずと知れたV8(4.4L)を積むモデルである。
そのツインターボで武装したエンジンは、なんとM4コンペティションと同じ450馬力を絞り出すのでした。
僅か2千回転で66キロのトルクを手に入れるエンジンだけあって、少し前に乗った現行型のランクル(4.6LのV8)とは比べ物にならない。
何が違うかといえば、その鋭さを一番に挙げるだろう。

2.3tあるボディを、アメ車のマッスルカーの様に走らせる。
巡航速度から軽く踏むだけで、シートバックに押し付けられるがごとく怒涛の加速を始める。
馬鹿デカイEgを積むフロントを持ち上げるかのようにがむしゃらに前進するのでした。
これはもう贅沢以外の何物でもなく、ツインターボの恩恵かその踏み込みに対してのレスポンスがとてもシャープであるのです。
M4とは違った意味で「吠える」のは、さすがにBMWの作るSAVでありますが、この50ⅰはM4コンペティションよりも高価であるのは又驚きでした。
ランクルの名誉のために、この50ⅰはランクル2台分のプライスタグを付けています。
更には、どちらかをいただけるとしたらランクルを選ぶでしょう(笑)

それほど広くもない室内に、サーブ9-3ほどのトランクスペースを持つX6、ウィンドウに映るサイドシルエットも美しいとは思わない。
私には、こういったSUVからの派生車種のターゲット層が見えないのですが、X4だってラインナップしているのを見れば需要は小さくはないのでしょう。
X5などのトールモデルでないならば、Audiのオールロードモデルなどの方がよっぽど美しく合理的だと感じます。

さて1.5tほどのM4と、2.3tほどのX6でしたが、楽に操作できるのは圧倒的にX6なのは言うまでもありません。
どんなに豪華なエンジンを積もうが、Mモデルはやはり特別であるのでした。
その帰り道、118dで走り出した途端、この操作感こそ通常使いに過不足ないと感じ、そのウィンドウに映るサイドシルエットに満足したのでした。
そして首都高を走って戻ったのですが、118dをスポーツモードに入れっぱなしであったのは言うまでもありません。
450馬力モデルを続けざまに乗った後ですから意識してそうしたのですが、トルク感のあるディーゼルに助けられました。
これが以前に乗っていた120ⅰ(1.6Lターボ)であったなら、さぞ肩を落としたことでしょう。
あれらの無駄に思えるほどのトルクフルな車両の後に、小排気量のか細さを感じるのは今までの経験上辛いものでしたから。
その点、ナチュラルアスピレーションの3Lほどに感じる(と思い込む)2Lディーゼルターボは、十分なトルク感を見せるのでした。
軽く、トルクフルで、踏み切れる。首都高というシーンでは、もて余すことなくとても楽しいのは想像に難くないでしょう。
TJも首都高を楽しく走れるのだろうか?
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« M4とおまけのX6(50i) | トップ | 523iと西伊豆 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

118d (F20)」カテゴリの最新記事