えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

ラストクリスマス

2019-12-19 | お気に入り
陳腐なラブストーリーと思っていた、何せ余った時間に1番都合の良かっただけの映画であったのだから。
あらすじを見ても、その考えに疑問を挟む余地はないので暇つぶし程度に寄らせていただいたのです。

ドラマを見ている様な始まりに、その物語に自身が入り込むのに時間はかからないものでした。
ワムのラストクリスマスがモチーフの映画はテンポよく、キャスティングも色が邪魔をしない良いものと感じました。
エマトンプソンが原案・脚本・出演の三役をこなしていたとは驚きでしたが。

途中までは単なるラブコメと変わりませんが、少しばかり映画としての色が暗いのがいい塩梅なのです。
当所、主人公(ケイト)の荒れた心は意味深で、その家族はどこか仄暗い。
しかし、その出自などを知ると少し見えてくる雰囲気は暗すぎることもなく、ラブコメ色でもないのがいい。
そしてケイトの抱える悩みや秘密をトムが受けとめて親密になる、というパターンにもっていかない驚きの真実が隠されている。
泣きましたね、ティッシュ出しちゃいました。
期待をしていなかったからというのもありますが、とてもいい色した作品でした。
私の個人的な主観ですが、この映画は恋人と見るのもいいでしょうし、私の様に一人で観るのもおススメです。更にクリスマス付近に観るのも良いでしょうけれど、一つ提案するならば、空いている映画館をお勧めします。
8割方も埋まる様なシアターで、ウキウキと見るよりも、どちらかと言えばもの寂しいような雰囲気がいいです。

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