えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

布陣を敷くトヨタ

2021-06-05 | 車関連
カローラが、これ程までに目につくのは、やはりあのスタイリングのせいなのだろう。
今までのカローラは、何台見ても営業車のそれであった様に思います。
地味な雰囲気で、目立ちすぎない様な配慮があっての開発にさえ感じたものです。
それをいきなり若返りさせ、扁平タイアを履かせたのですから、それはもうある意味カローラではなくなったのでしょう。
功を奏し、街に蔓延ります。

1.8LのCVTからモーターのプラスされたHV、更には1.2LのMTまで揃うのですが、193万から294万というプライスも魅力なのでしょう。
LEDヘッドライトにナビやトヨタセーフティ、バックモニターなども大方のモデルで標準装備とする。
確かに、これではシビックの出る幕はないのかもしれない。

そんなカローラに、派生車種が加わる。
カローラクロスといった名で米国で発表がありました。
つまり、ヤリスクロスとRAV4の間を埋める車種となります。
ガチンコで当たるのは、先日発売となったホンダヴェゼルなのでしょう。
ヴェゼルの立ち位置は微妙で、少し大きく立派になったせいで、いままでのクラスを半歩抜け出た様な出で立ちでした。
無論金額も上がったのですが、それを好意的にとった客へ待ったがかかったと言わざるを得ません。
ホンダから見れば、これ程までにきつい追撃は近年無かったのではないでしょうか。
セダンやワゴンの売れなくなった日本で、ライズ、ヤリスクロス、カローラクロス、RAV4、ハリアー、プラド、ランクルと布陣を敷き終えたのでしょう。
エクストレイルとキャシュカイで、もたつく日産
SUVとしてはフォレスター以外台数の稼げないスバル
CR-Vが売れず、実質ヴェゼル頼みのホンダ
デザインに少し飽きのみられるマツダ

この過渡期、どれだけ力を蓄えるかで10年後は全く違ってしまうのでしょう。
本気で畳みかけていると思われるトヨタ。
もはや敵は自動車メーカーではないのかもしれない。

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