えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

矢の如く

2022-07-01 | 車関連
親戚の乗る「レンジローバースポーツ」を長時間走らせました。
ちょっと頼まれごとがあって、約一日乗り回し仕事をしたのです。
試乗と、ほんの数キロ乗ったことはありましたが、インプレができるほど乗った事はありませんでした。

パワートレーンが豊富なランドローバーですが、親戚の車は3LのV6ディーゼルターボとなります。
258馬力と60キロのトルクを誇り、0-100キロ加速を7.6Sで走り抜けるものです。
7.6秒か、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、2.4tを超える車両を矢の如く走らせると感じます。
ひとたび踏み込めば、爆発的なトルクで前を持ち上げるように怒涛の加速体制に入ります。
こういった激しさって必要なのだろうかと思うほどに、トルクでかきむしるのです。
当然、どんなペースで走ろうが、ちょっと足を乗せただけで戦闘態勢に入ります。

しかし、なぜか古さを感じます。
エアサスですが、スポーツという名の通り、足回りは固く感じます。
モードがどう変化するのか分からなかったので、デフォルトで走っています。
約70キロほどの下道を、幹線道路を含め走りましたが、ここまでの締め上げは必要ないのではないかと感じます。
もちろん、交差点を踏んで曲がる、緩いカーブを踏み込むなんて場面ではそのしまった脚がいい仕事をします。
しかしですよ、この車を買う人は常にそんな運転はしないのでしょう。
もう少し角の取れた懐の深い脚があればと思ったものです。
私の好みなのかもしれませんが、レンジローバーと名の付くモデルならば、今少し落ち着きが欲しい。
アルファロメオのステルヴィオとまでは言いませんが、あの貴族の雰囲気さえ漂うボディにはロード寄り過ぎると思いました。
そのバランス感、私の中では現代的に見えないものでした。
ステアリングフィールも悪くはないが、秀逸と思うようなものではなく、ただ正確に快適に仕事をする。
時代は違うが、E70型X3の35dも4年前に乗った際、アクセルの反応が今どきでないと感じたのに似ているのかもしれません。
もちろん新しいレンジローバースポーツの方が敏感ではありませんが、もう少し落ち着いたセッティングで、きれいに回ることに主眼を置いてほしいと感じます。

結論として、私が欲しいと思うような車ではありませんでした。
きっとこの手の車ならば、ヴェラールやランドクルーザー300の方が好みなのだろうと予想します。
万が一譲ってくれると話があったとしても、買いません。(その額も用意できませんけれど)

タイトル画は、レンスポのPHEV

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