「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

『舟を編む』

2014年01月08日 | 今日の1作 
今日は日曜日分の代休だったので、観たかったDVDを観て過ごしました。
そのうちの1つがこれ。『舟を編む』

三浦しをん原作で、2012年の本屋大賞1位を受賞していて
映画もまたいろいろな賞を受賞していて
面白そうだなあと思っていたんですが、やはり面白かったです。
まだ原作を読んでいないけど、きっと原作通りのイメージに
できあがっているんじゃないかなあとなんとなく思いました。

1冊の辞書ができあがるまでの約15年という長い時間の中で
それぞれが年を取って状況に変化があることを
登場人物の見た目からはもちろん
ちょっとしたシーンや会話の中から察することができ
説明セリフ・字幕が最小限なのが好感が持てました。
マーくんはきっといいお父さんになったんだろうなあ、とか。
登場人物がどういうキャラなのかわかりやすいのも
作品の世界に入りやすくて良かったです。

ジーンとくるシーンが何カ所もありましたが、観終わって
大勢で1つのものを作り上げるということ
一生をかけられる仕事に出会えること、うらやましく感じました。

あと、本だらけでネコが出入りする主人公みっちゃんの部屋は
原作者の部屋に通ずるものがあるのではないか、と思いました。
あの本の量…。床が抜けないか心配な感じが。