「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

6年後

2014年05月17日 |   中3 
このところ、土曜日は部活動がハードらしく、ヘトヘト状態で塾に現れる中3生が多いです。
6時前なのに睡魔と闘っている生徒もいたし…。
とにかく、ちょっとでも疲れること、面倒くさいことはできるだけやりたくない というのが態度でわかります。
そして、そういう空気は周りの生徒に移るもので
今日は部活が休みだったという生徒まで英単語練習を嫌がるそぶりを見せて手を焼きました。

「英語なんてどうせ使わないし、勉強しても意味ないよ!」と言い出したので
「なに言ってるの!2020年にはオリンピックが来るじゃないですか!」と言ったら
「どうせ新潟は関係ないじゃん!
そりゃあ、そうかも…と思ったけれど
「6年後ってことは、みなさん20歳くらいでしょ。仕事や学校で東京にいるかもしれないでしょー。」
と言ったら急に生徒たちの目の色が変わりました。

外国人観光客に道を聞かれたりする可能性も高くなるだろうし
ボランティアで関わることがあるかもしれないよ!
などと、いろいろ具体的な話をしたら、俄然やる気が出てきたようです。
中には「ひょっとしたら選手として参加してるかもー!」なんて言い出す生徒もいました。
それもアリ。

単純だなあ、と微笑ましく思う反面
未来のビジョンが見えてくると、勉強への取り組み方がガラッと変わるものなんだなあと感心しました。

さて、私は6年後、どうなっているのかな…。