「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

可算不可算

2022年12月05日 | 今日のお仕事 
今日の中3英語の授業中、生徒から
foodは複数形になるのかならないのか」という質問を受けました。
これは場合によって複数形になったりならなかったりする、ちょっと厄介なヤツ。

私もまだ使い方に自信がない単語なんですが
1つの形あるものとしてイメージできるかどうか、だと思っています。

黒板に Japanese food と書いて
「日本の食べ物(和食)」という大雑把な概念的なものを指しているので
foodは複数形にならない。
ただ、「和食3つください」という台詞が不自然ではないシーンがあれば
複数形になりえるかも。あんまりないと思うけど。

と言ったら「和食3つ」に反応して
「じゃあ、『マグロ』『サーモン』『イクラ』だったら複数形になりますか?
という声が。えっと・・・お寿司の注文ですか?
私がツッコむ前に、仲間から
「それ、『和食』じゃなくて『魚』だろ!」という指摘がありました。
まあ、その『魚(fish)』も複数形にするかどうか問題があるんですけどね・・・
そして、sushi は複数形になりません。

すると、他の生徒が
「わかった!『ナポリタン』『コーヒー』『パンケーキ』だったら?
と言ってきて
「それ『和食』が1つも入ってないぞ!」と総方向からツッコまれてました。
これらの単語も、お店のメニューだったらそれぞれ可算名詞になるかもだけど
基本的には皿の数やコップの数など単位とした容器が複数形になるパターンだと思うなあ。

Japanese food もfoodが複数形になるんじゃなくて
「3皿の」とか「3種類の」とか、単位になるような可算名詞が
複数形になるんじゃないかな。

日本人は可算不可算をほとんど意識せずに暮らしているから
改めて考えると難しいなあ。