「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

質問攻め

2021年11月10日 | 今日のお仕事 
定期テスト対策期間中の居残り自習教室では
自習監督をしている講師が担当する教科以外の勉強をする生徒も
当然いるわけで、生徒からの質問は多岐にわたります。

「テスト範囲はどこですか」とか「銅の元素記号は何ですか」とか
「鎌倉幕府ってこの地図のどの辺ですか」とか
「サツマ藩を漢字で書いてください」とか
そういった初歩的な問題や、記述問題の解答の解説だったら
答えられるけど、もっと内容に関する細かいところは難しくなってきました。
問題を読んで理解するスピードも思い出せる可能性も低下の一途・・・。

理科・社会は私が習ったときと変わっていないところならわかるけど
いろいろ変わったし、わかりやすく説明できる気がしないから
担当の先生(を呼んでくるから)に質問して。
と言うことが多くなりました。
生徒たちも察して、私が自習監督だとわかると
英語や国語のワークを広げて質問攻めにしてくる生徒が増えた気がするなあ。
逆に、私に咎められるのを恐れて
私の前では決して英語国語のワークを出さない生徒もいますが。

今期は、数学担当の新人さんより私の方が数学の説明がわかりやすい
(もともと数学は得意教科だし、ベテランなので当然です!)
ということがバレて、数学の質問がたくさん来ました。

今後、入試が近づくと、中3から数学・理科の質問が圧倒的に増えるので
少しでも戦力になれるように腕を磨いておきたいなあ。

次の準備

2021年11月09日 | 今日のお仕事 
定期テスト対策授業が終わりに近づく今、
中3クラスの「秋の特別特訓授業パート2」の準備をしています。
今までは9月に実施(←パート1)していたのですが
今年は9月もやって今月もやることになりました。
・・・まあ、ボスの思い付きなんですけどね。

定期テスト対策用のプリントが一段落したとはいえ
まだ新教科書用のプリントを作り終えていないため
新規のプリントを準備する余裕なんてないんですけど・・・。

この時期に短期特訓というのは
月末の模擬テストを見据えてのことだと思うけど
模擬テストのための対策って、なんだか本末転倒。
そんな付け焼刃、意味ないと思うんだけどなあ。

なんか釈然としない感じで準備をしていますが
やるからには生徒にとってためになるような授業をしなければ。

直前なのに!

2021年11月08日 | 今日のお仕事 
定期テストを翌日または翌々日に控えているというのに
「テスト範囲が短くなりました!」の報告には驚かされます。
あまりにも直前過ぎて・・・。

ほとんどの生徒が「範囲が短くなった!」と喜んでいたけど
中には、「まだ学校で習ってないけど、テスト範囲だからワークを3回繰り返して
勉強したのに、範囲じゃなくなって時間を無駄にした感じ。」と
複雑な顔をしている生徒も。
それに、範囲が短くなると、その分、マニアックな問題が出題されがちなので
手放しで喜べないと思うんですよね。

学校にもいろいろ事情はあるのでしょうが
もうちょっと計画的に、そして変更は早めに決定するようにお願いしたいです。
努力が報われないと、数少ないやる気のある生徒のやる気を削ぐことになってしまうので。
やる気のない生徒はますますやらなくなるし、悪循環なんだよな~。

ももざけ

2021年11月07日 | 今日の1品 
今日も昼間から定期テスト対策授業でした。
いい天気だったのにな~。

天気がいいから、生徒たちは休憩時間に外で鬼ごっこをしたりして
息抜きしていたけど、それがたたって後半はバテ気味でした。
鬼ごっこなんてしなくても、我々大人はバテてましたけど。

そして、あんまり疲れたので今夜は秘蔵のお酒を開けました。
それがコチラ。
柏露酒造「はくろさんちのももざけ」
濃厚で甘い。疲れがほぐれる気がしました。

定期テスト対策授業終了まで、あともう少し。
がんばろう!

体力の限界

2021年11月06日 | 今日のお仕事 
今日は久しぶりに定期テスト対策で長時間授業でした。
ほんっと~に疲れた!!
前はもうちょっと長い日もあったし
2日連続とかもあったのに
今日1日だけで、もうムリ! となりました。

それはボスも同様だったようで。
「疲れたな~。予定より2コマ減らしたけど、それでもキツかったよな~。
と同意を求められ
「今年度は冬期講習会の日程ちょっと考えるわ。」とのこと。
例年、冬期講習会がほぼ毎日こんな感じの日程なのです。

ボスはここ数年、講習会のときは自分の担当教科にバイトさんを投入して
自分だけ空きコマを作っていたけど
私だって(たぶん他の講師も)もう8コマ授業とかムリだと思う・・・。

とりあえず、明日も長時間授業です。
まず朝起きられるかどうか心配。

反抗期はこれから

2021年11月05日 | 今日のお仕事 
今年度の小学生クラスは例年以上に少人数。
そして全員塾生の弟妹。
常日頃、兄姉の様子を見ているせいか
どの生徒も口が達者で要領もいい。

国語の授業で漢字テキストに取り組んでいても
「知らない言葉」が少ないようだし
わからないときの対処の仕方(調べる/私に聞くetc)も
要領がよくてスムーズに進んでいます。

その生徒の中の1人が
「級が進んだら急に難しくなった!」というので
何年生の漢字に入ったのか一緒に確認したら「3年生」でした。
すると「ああ、オレ、3年生のときは全然勉強しなかったもんな!
宿題もほとんどやってなかったし!」と暴露。
いったい何があったの?反抗期?
と聞いたら
「反抗期だとしたら早すぎじゃないですか?」という
冷静な答えが返ってきました。
そ、そうね。

どうやら他に夢中になっていたことがあったようで
そっちに集中していたみたい。
今は「ちゃんとやっている!」ということなので
覚えていない漢字は今年度のうちにしっかり覚えてしまいましょう!

週末が山

2021年11月04日 | 今日のお仕事 
いよいよ定期テストまで約1週間。
準備もピークを迎えています。

今期は授業時間よりも自習時間を多めに設定したため
作るプリントの量はそれほどではないのですが
自習監督は授業以上に体力を消耗するので
なかなかしんどいです。

今年度は講師陣の新人率が高いので
(正社員1人バイト2人←昨年度はどちらも0)
生徒の質問にスマートに解答したり
リクエストに臨機応変に対応したり、ということに関して
昨年度よりも格段にクオリティが低いのよね。
若さでカバーできるかビミョーなところなのがなあ。

こればかりは経験を積まないとレベルアップは難しいと思うので
見守りたいと思います。
が、実質的にフォロー役がほとんど回ってくるので
終わったあと、どっと疲れる・・・。年齢を感じるわ~。

「東北」だってば!

2021年11月03日 | 今日のお仕事 
中3国語では『おくのほそ道』が定期テストの範囲。
教科書には「冒頭」の他に「平泉」「立石寺」が掲載されています。

ひととおり学校でも塾でも授業が終わっていて
今日は仕上げのつもりで問題に取り組んでいました。

その中の1つで、ちょっとした豆知識=サービス問題として
「平泉」「立石寺」の所在地を現在の都道府県名で答えなさい
というのがあったのですが。

ひょっとしたら知らないかもなあ・・・と思ったので
「『おくのほそ道』は芭蕉が江戸から東北地方に向かって旅したときのもの。
 冒頭にも白河の関(福島県)、松島の月(宮城県)が出てきたでしょ。
と、さりげなくヒントを言ったつもりが
「センセー、東北ってどのあたりですか?
という、まさかの質問。

モノによっては東北地方に入ってしまう新潟県民なのに
(東北電力のサービスエリア内である)
ナニを言っているの!?

それに、「東北」って名前が場所を表しているんですけど・・・。

いちばん上が北海道=北でしょ。そこから下、新潟県の辺りまでよ。
と説明しなおしてから、まず「平泉」は何県か?と聞いたら
第一声が「山梨!!
オイ!富士山がある県だぞ!東北違うだろ!
という、私より早く仲間からのツッコミが入りました。

「じゃあ群馬
群馬の人に怒られると思います。
それに、群馬は新潟の隣だから、位置関係を知っていると思っていたんだけどなあ。

正解は「岩手県」です。
・・・と発表したけど反応が薄かったです。
ひょっとして岩手県を知らないのか・・・?

つづいて「立石寺」。今までの様子を見て難しそうと思ったので
新潟県の隣の県です!と大ヒントを出しました。
東北地方で新潟県の隣の県は2つしかありません。
しかし、生徒の第一声は「富山?
そっちじゃない!!
東北地方って言ってるんだから、反対側でしょ!

それでも2人目が「山形」と正解を答えてくれて
ちょっとホッとしました。
そして、「山形と言ったらサクランボ」と知識を披露する生徒も。
さすがに知っているようだ。ヨカッタ

ウチの塾生がこんなレベルばかりと思われたら困りますが(賢い生徒は奥ゆかしい)
世の中学生の都道府県認識レベルは大人が思うよりずっと低いのは間違いなさそうです。

第5文型

2021年11月02日 | 今日のお仕事 
昨日の記事の続きです。
今日は中2英語の定期テストの1つである「第5文型」。
call A B「AをBと呼ぶ」name A B「AをBと名付ける」はともかく
make A B「AをBにする」は日本語に訳すときに
使役「~(さ)せる」が出てくるので厄介です。
英文が表す状況がわかったとしても、日本語にできない生徒がけっこういます。

たとえば…
次の英文を日本語に直しなさい。

ん?ん?もう1回読んでみて?


手紙が主語ではなく手段になっているのが敗因か?


逆!逆!彼女が手紙を驚かせるってどういうこと!?

正解例は「この手紙彼女驚かせるだろう。」

そもそも、無生物主語はイマドキの中学生には難しそうです。
うまく訳せた生徒でも、実は状況がわかっていないということもありそう。

英文法が理解できたって、日本語の力が伴ってなければ意味ないな~と
生徒たちを見ていてつくづく思います。

第4文型

2021年11月01日 | 今日のお仕事 
中2英語は「第4文型」「第5文型」が定期テストの範囲に入っています。
単語を並べる順番がポイントなわけですが、あんまりピンときていない様子。
日本語はそのあたりがそこまで厳密ではないですからね~。

単語の並べ替え問題では苦戦するかもしれないけど
和訳の問題は楽勝だな と思っていたのですが。

次の英文を日本語に直しなさい。

日本語がオカシイ。
これが学年順位1ケタの、かなり優秀な生徒の解答用紙だったので
だいぶ衝撃を受けました。


ネクタイ= tie ですよ。
どういうシチュエーションを想像したのかなあ。

正解例は「私に(いくらか)お茶をください。」

「第5文型」の問題でもヘンな日本語を書く生徒がいっぱいいて頭を抱えています。
英語の勉強以前に日本語の勉強が必要なような・・・。