7月25日(木)晴れ。
朝食は、抜いた。昼は、メンチカツ、ロースハム、シジミの味噌汁。夜は、ナスと舞茸と豚肉のオイスターソース炒め、蒸し鶏、ところてん。お供は、「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。
『週刊新潮』で百田尚樹氏が連載している「モンゴル人の物語」が面白くて毎週楽しみにしている。その百田氏の連載に影響されて、確か産経新聞の書評だったと思うが、『元朝秘史』(白石典之著・中公新書)を買って読んでいる。百田氏も書いているがチンギス・カンが活躍した時代、彼等は多くの国や都市を征服、そして破壊した。その残虐性は人類史上稀にみるものだったそうだ。その残虐性が失われたのは、仏教という信仰を持ったせいだったという。百田氏の連載と『元朝秘史』を読んでモンゴル人の歴史のすべてを理解することなど不可能だが、研究者ではないので、楽しく学ばさせて貰っている。
もう一冊買ったのは、やはり産経新聞の書評で知った『地球上の中華料理店をめぐる冒険』(関卓中著・斉藤栄一郎訳・講談社刊)。「中華料理店は今や、世界中のどこにでもあると言っていい。本書は、そんな地球上に散らばる名店を、カナダ在住の華人ドキュメンタリー作家がめぐった探訪記である。その範囲はアマゾンから北極圏まで5大陸15カ国に及ぶ。最北は白夜の国、ノルウェー北部にある人口5万人の町だ。そこで店を構えるには、食材や調理器具を1700キロも離れた首都オスロから運ばなければならない。高温多湿のブラジル南部アマゾンの店は、麻婆豆腐に欠かせない中国原産のスパイスが手に入らないため、現地の唐辛子で代用していた。トルコの店では、宗教的な理由から豚肉が使えないため、焼き餃子の中身は牛肉だ。その土地の特性や文化、人々の味覚に合わせた「中華料理」が円卓に並べられ、著者は舌鼓を打ちながら、経営者たちまルーツを探る」(書評・水谷竹秀、ノンフィクションライター)
旅と食に関する本が好きだ。近いうちに、事務所の書棚にある沢木耕太郎さんの『深夜特急』を読み返してみるつもり。