
11月21日(月)晴れ。
朝食は抜いた。昼は、伊豆高原の「山幸」という干物屋で買った「サバの文化干し」、あんかけ焼きそば、玉ねぎの味噌汁。夜は、銀座のおでん屋の「お多幸」にて盟友らと食事を兼ねた一献会。
「おでん」が好きだが、横浜では美味しい店を知らない。老舗というおでん屋に行ったことはあるが、残念ながら、黒い醤油出汁の「関東炊き」で、私は、この味付けが好きではなく、関西風のかつおだしの澄んだスープで炊いたものの方が好きだ。私のリクエストで行ったのにもかかわらず、残念だった。
夕方に、半蔵門のJCIIフォトサロンにて今月の26日迄開催して「不肖・宮嶋茂樹」さんの作品展「硫黄島・北海道国後島」へ行ってきた。今から29年前に、かつての激戦地「硫黄島」を宮嶋さんが訪れた時に撮った写真や、翌年に行われた日米合同慰霊祭の席での、栗林忠道中将夫人の栗林義井婦人(当時91歳)の凛としたお姿などを宮嶋さんの写真で見ることが出来た。日本側の出席者の殆どが喪服を着ているにもかかわらず、米軍側の参列者は皆、軽装である。ナメンナヨ。と思うのは私だけではあるまい。
国後島は言うまでもなく、終戦時にソ連(現ロシア)に奪われたままの北方領土の一つである。我が国の領土であるにも関わらず、自由に往来が出来ない。「寸土を失えば千土も失う」と言うことを日本人は、肝に銘ずべきである。